★ 膜の細孔、構造、材質が油水分離性能にどう影響するか?

 

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナープログラム

    【10:00-11:10】
     1.有機-無機ハイブリッド油水分離膜の作製とその特性、評価
      神戸大学 大学院海事科学研究科 教授 博士(工学) 蔵岡 孝治 氏
     
    【習得できる知識】
    ゾル-ゲル法の基礎、有機-無機ハイブリッド材料の基礎、油水分離膜の基礎、ポリエチレンイミンを用いた有機?無機ハイブリッド油水分離膜、ポリビニルピロリドンを用いた有機?無機ハイブリッド油水分離膜

    【講座の趣旨】
    本講座は、ゾル-ゲル法の基礎、有機-無機ハイブリッド材料の基礎、油水分離膜の基礎を学び、親水性高分子(ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン)を用いた有機-無機ハイブリッド油水分離膜の作製とその特性について理解することを趣旨としている。世界中で、様々な油水分離膜が研究・開発されているが、ここでは、ゾル-ゲル法による親水性高分子(ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン)を用いた有機-無機ハイブリッド油水分離膜にしぼり、解説することを主題としている。

    1.ゾル-ゲル法の基礎
     1.1 ゾル-ゲル法とは
     1.2 ゾル-ゲル法の反応
     1.3 触媒の影響
     1.4 ゾル-ゲル法の特徴

    2.有機-無機ハイブリッド材料の基礎
     2.1 有機-無機ハイブリッド材料とは
     2.2 有機-無機ハイブリッド材料の種類
     2.3 有機-無機ハイブリッド材料の特徴

    3.油水分離膜の基礎
     3.1 油水分離膜とは
     3.2 主な油水分離膜
     3.3 油水分離能評価方法

    4.ポリエチレンイミンを用いた有機-無機ハイブリッド油水分離膜
     4.1 研究概要
     4.2 目的
     4.3 実験方法
     4.4 結果と考察
     4.5 まとめ

    5.ポリビニルピロリドンを用いた有機?無機ハイブリッド油水分離膜
     5.1 研究概要
     5.2 目的
     5.3 実験方法
     5.4 結果と考察
     5.5 まとめ

    【質疑応答】



    【11:20-12:30】
    2.高分子ハニカム状多孔質膜の作製とその油水分離への応用
    東北大学 材料科学高等研究所 教授,主任研究者 博士(理学) 藪 浩 氏
     
    【講座の趣旨】
    水滴を鋳型として形成されるミクロンサイズの孔が蜂の巣(ハニカム)状に空いた厚さ数ミクロンの「ハニカムフィルム」の濡れ性を精密に制御することにより、水と油を効率的に分離できる分離膜の作製とその特性について紹介する。

    1.水滴を鋳型としたハニカムフィルムの作製

    2.超撥水・撥油表面

    3.滑液性表面

    4.超親水性表面

    5.油水分離膜の作製
     5.1 プラストロンの様な性質を持つハニカムフィルム
     5.2 選択的分離性能の評価

    【質疑応答】



    【13:10-14:20】
     3.親油性ナノファイバー膜によるマイクロ油滴の合一分離特性とその評価
      信州大学 繊維科学研究所 教授 博士(工学) 向井 康人 氏
     
    【習得できる知識】
    ナノファイバーの特徴、合一分離の原理、機能化ナノファイバー膜の製造方法、マイクロ油滴の合一分離特性、ナノファイバー膜の優位性など

    【講座の趣旨】
    従来のコアレッサーでは合一分離困難なマイクロ油滴に適用できるナノファイバー膜の基本的な合一分離特性と高性能化のための表面改質方法を紹介する。

    1.ナノファイバーの基礎
     1.1 ナノファイバーの製法
     1.2 ナノファイバーの特徴
     1.3 ナノファイバーの適用分野
     1.4 ナノファイバーの液系処理への応用

    2.油滴合一分離の基礎
     2.1 合一分離と濾過分離
     2.2 油滴の合一メカニズム
     2.3 合一分離装置(コアレッサー)

    3.ナノファイバー膜による油滴の合一分離
     3.1 マイクロ油滴分散液作製方法と合一分離実験方法
     3.2 ナノファイバー膜の基本的な油滴合一分離特性
     3.3 階層構造ナノファイバー膜の製造とキャラクタリゼーション
     3.4 階層構造ナノファイバー膜による油滴合一分離特性
     3.5 ZIF-8担持ナノファイバー膜の製造とキャラクタリゼーション
     3.6 ZIF-8担持ナノファイバー膜による油滴合一分離特性
     3.7 他の研究事例および本研究との性能比較

    【質疑応答】



    【14:30-15:40】
     4.メッシュ積層型コアレッサーを用いた油水分離技術
      鹿児島大学 工学専攻 化学工学プログラム 准教授 博士(工学) 水田 敬 氏
     
    【習得できる知識】
    鹿児島大学で開発したメッシュ積層型コアレッサーの特徴と性能評価実験の結果、想定される用途など

    【講座の趣旨】
    従来と異なるメカニズムで高い分離性能を実現するメッシュ積層型コアレッサーに関する基本構成や特性、好適な用途に関する情報を共有することを目的とする

    1.油水分離におけるコアレッサーの基礎知識
     1.1 油水分離におけるコアレッサーの歴史
     1.2 コアレッサーによる分離メカニズム
     1.3 従来型コアレッサーの基本構成と特徴
     1.4 従来型コアレッサーが活躍しているアプリケーション例
     1.5 従来型コアレッサーの伸びしろ

    2.新規開発されたメッシュ積層型コアレッサー
     2.1 メッシュ積層型コアレッサーとは? ―開発経緯と基本構成
     2.2 メッシュ積層型コアレッサーによる分離メカニズム
     2.3 メッシュ積層型コアレッサーの特長
     2.4 メッシュ積層型コアレッサーによる油水分離特性評価モデル
     2.5 メッシュ積層型コアレッサーによる油水分離性能評価法
     2.6 メッシュ積層型コアレッサーによる油水分離特性評価結果
     2.7 メッシュ積層型コアレッサーを構成するパラメーターと分離特性

    3.メッシュ積層型コアレッサーの社会実装にむけた取り組み
     3.1 メッシュ積層型コアレッサーに好適なアプリケーション
     3.2 メッシュ積層型コアレッサーの研究開発ロードマップ

    【質疑応答】



    【15:50-17:00】
     5.画像解析を連携した数値シミュレーションによる油水分離膜性能の解析
      広島大学 大学院先進理工系科学研究科 化学工学プログラム 准教授 博士(工学) 石神 徹 氏
     
    【習得できる知識】
    ・油水分離膜におけるエマルションの数値解析の理論と方法
    ・孔内部のエマルション挙動
    ・油水性能に対する細孔径、微細構造、材質の影響

    【講座の趣旨】
    膜・フィルターによる油水分離プロセス(精密ろ過・コアレッサー)における数値シミュレーションについて解説します。数値シミュレーションの理論や方法、従来から最新のシミュレーションの活用事例、膜性能に対する膜物性の影響について、わかりやすく説明します。

    1.油水分離プロセスにおけるシミュレーション利用の概要や歴史
     1.1 精密ろ過
     1.2 コアレッサー
     1.3 従来の油水分離に関するシミュレーションの活用事例
     1.4 膜微細構造の画像解析

    2.油水分離プロセスに用いるシミュレーション方法およびその原理
     2.1 界面追跡法と界面捕獲法
     2.2 VOF法
     2.3 フェースフィールド法
     2.4 汎用ソフトウェアでの解析例

    3.油水分離プロセスのシミュレーション活用の事例紹介
     3.1 膜微細構造の画像解析
     3.2 壁境界モデル
     3.3 コアレッサーのシミュレーション
     3.4 精密ろ過のシミュレーション

    【質疑応答】

    セミナー講師

    1.神戸大学 大学院海事科学研究科 教授 博士(工学) 蔵岡 孝治 氏 
    2.東北大学 材料科学高等研究所 教授,主任研究者 博士(理学) 藪 浩 氏
    3. 信州大学 繊維科学研究所 教授 博士(工学) 向井 康人 氏
    4. 鹿児島大学 工学専攻 化学工学プログラム 准教授 博士(工学) 水田 敬 氏
    5. 広島大学 大学院先進理工系科学研究科 化学工学プログラム 准教授 博士(工学) 石神 徹 氏

    セミナー受講料

      1名につき 66,000円(消費税込、資料付)
    〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

    受講について

    ■ Live配信セミナーの視聴環境について

    • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
    • 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
       → https://zoom.us/test
    • 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
    • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
    • Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
    • Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
    • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
    • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
      お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
    • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
    • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
      録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
    • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    • 複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
    • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    • 部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
      万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

    ■Live配信・アーカイブ配信セミナーの受講について

    • 開催前日または配信開始日までに視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
      セミナー開催日時またはアーカイブ配信開始日に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。  
    • 出席確認のため、視聴サイトへのログインの際にお名前、ご所属、メールアドレスをご入力ください。
      ご入力いただいた情報は他の受講者には表示されません。
    • 開催前日または配信開始日までに、製本したセミナー資料をお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
      お申込みが直前の場合には、開催日または配信開始日までに資料の到着が間に合わないことがあります。
    • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
    • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    • 複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
    • アーカイブ配信セミナーの視聴期間は延長しませんので、視聴期間内にご視聴ください。

     

    受講料

    66,000円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:00

    受講料

    66,000円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    高分子・樹脂材料   ナノ構造化学   化学反応・プロセス

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:00

    受講料

    66,000円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    高分子・樹脂材料   ナノ構造化学   化学反応・プロセス

    関連記事

    もっと見る