
半導体関連企業の羅針盤シリーズ【2025年5月版】
破壊的なトランプ関税とDeepSeekショックに震撼する世界半導体産業への羅針盤
半導体産業を含む世界経済への打撃と自由貿易の終焉
― トランプ関税による半導体や電機産業へのインパクト ―
― DeepSeekは世界半導体産業に何をもたらすか ―
― 生成AIによる世界半導体市場とウエハ需要への影響(~2035年までの予測) ―
― 最先端2nmロジック半導体を巡る攻防 ―
日時
【会場】 2025年5月15日(木) 13:00~16:30
【Live配信】 2025年5月15日(木) 13:00~16:30
受講可能な形式:【会場受講】or【会場受講(アーカイブ配信付)】or【Live配信(アーカイブ配信付)】
セミナー趣旨
まず、本セミナーでは、トランプ関税とDeepSeekによる、半導体および電機産業へのインパクトを論じる。次に、生成AIブームの到来により、世界半導体市場とウエハ需要が今後10年間、どのように推移するかを予測する。加えて、生成AIによって明暗が分かれた半導体メーカーについて解説する。さらに、今年2025年にはTSMC、Samsung、Intel、Rapidusの4社が最先端2nmロジック半導体市場に参入しようとしている。そこで、その競争の構図を詳しく説明する。そして、生成AIの爆発的な普及によりウエハ需要が拡大するDRAMと、逆に縮小するNAND市場の動向、およびメモリの企業別の売上高(シェア)について説明する。最後に、世界半導体産業のリスク要因を明確にするとともに、2052年までの市場予測を示す。私見としては、短期的なリスクがあるとしても、長期的には世界半導体市場は成長を続けると考える。
セミナープログラム
1.はじめに
1.1 自己紹介
1.2 本セミナーの概要と結論
2.破壊的なトランプ関税とそのインパクト(4/9 大幅更新)
2.1 壊滅的なトランプ関税の発表と発動の実態
2.2 トランプ関税による世界半導体産業への悪影響
2.3 トランプ関税で日本の製造装置や材料はどうなるのか
2.4 トランプ関税によるTSMCおよびTSMCアリゾナ工場への影響
2.5 トランプ関税のケーススタディ①―AppleのiPhoneのケース―
2.6 トランプ関税のケーススタディ②―NVIDIAのGPUのケース―
2.7 トランプ政権による中国への圧力と中国半導体産業への影響
2.8 中国の半導体市場および製造装置市場とその自給率の変化
3.DeepSeekショックと世界半導体市場およびウエハ需要動向(2025~2035年) (4/9,3/17一部更新)
3.1 パラダイムシフトとイノベーションの定義
3.2 イノベーション理論から見たChatGPTとDeepSeek
3.3 DeepSeekはAI半導体(特にGPU)市場にどのような影響を及ぼすか
3.4 各種電子機器用の半導体市場および世界市場予測(2025~2035年)
3.5 各種半導体向けのウエハ需要の予測(2025~2035年)
3.6 生成AIによって急成長するDRAMと低成長になるNAND
3.7 各国・各地域が半導体製造能力を抱え込む悪影響の分析
4.生成AIブームによる半導体メーカーの栄枯盛衰
4.1 生成AIの寵児となったNVIDIAの王座はいつまで続くか
4.2 NVIDIAの強敵はAMDではなくBroadcom
4.3 FoundryではTSMCの1強体制が鮮明に
4.4 広帯域メモリ(HBM)ではSK hynixが先端を独占
4.5 凋落する米IntelとSamsung
5.最先端2nmロジック半導体を巡る攻防
5.1 開発とは何か、量産とは何か、歩留りとは何か
5.2 Foundry王者のTSMCの2nmは計画通り
5.3 Foundryの売上高シェアを半減させたSamsungの2nmは低歩留り
5.4 経営難に陥っている米Intelの18Aは顧客がいない
5.5 TSMCがIntelのFabを運営することについて
5.6 Rapidusの2nmの現在地はどこか
6.メモリメーカーの攻防(3/17一部更新)
6.1 急成長が期待されるDRAM市場
6.2 DRAMの企業別シェア(SK hynixがSamsungを抜く?)
6.3 3次元DRAMはいつ頃登場するか
6.4 NANDの企業別シェア
6.5 SSDの企業別シェア
6.6 再編が予想されるNAND業界
7.まとめと今後の展望
7.1 まとめ
7.2 不確実性が高まった世界半導体産業
7.3 2052年までの世界半導体市場予測
□質疑応答・名刺交換(会場受講限定)□
講演プログラムは、第2次トランプ政権の関税政策などにより、内容が大きく変わる可能性があります。
また、新たに報じられる情報など、その時々のホットトピックスを加味し、より深刻・重大な内容に講演内容を変更する可能性がございますので、予めご了承ください。
セミナー講師
【専門】
半導体技術(特に微細加工技術)、半導体産業論、経営学、イノベーション論 1987年3月、京都大学大学院工学研究科修士課程原子核工学専攻を卒業。
1987年4月〜2002年10月、16年間に渡り、日立製作所・中央研究所、半導体事業部、デバイス開発センター、エルピーダメモリ(出向)、半導体先端テクノロジーズ(出向)にて、半導体の微細加工技術開発に従事。
2000年1月、京都大学より、工学博士。学位論文は、「半導体素子の微細化の課題に関する研究開発」。
2002年10月〜2003年3月、株式会社半導体エネルギー研究所。
2003年4月〜2009年3月、長岡技術科学大学・極限エネルギー密度工学研究センターにて、客員教授として、高密度プラズマを用いた新材料の創生に関する工学研究に従事。
2003年10月〜2008年3月、同志社大学にて、専任フェローとして、技術者の視点から、半導体産業の社会科学研究に従事。
2007年7月〜9月、「半導体の微細化が止まった世界」の研究のため、世界一周調査。
2009年8月、光文社より『日本半導体敗戦』を出版。
2009年年末、株式会社メデイアタブレット 取締役。
2010年夏~現在、微細加工研究所を設立、所長(主たる業務はコンサルタント、調査・研究、講演、原稿執筆)。
2011年8月 界面ナノ電子化学研究会の公認アドバイザー
2012年、日本文芸社より『電機半導体大崩壊の教訓』出版。
2013年、文春新書より、『日本型モノづくりの敗北』出版。
その他、東北大学工学部、京大原子核工学の非常勤講師。
2020年、『東アジアの優位産業』(中央経済社)の半導体の章を分担執筆。
2023年、文春新書より『半導体有事』出版。
以下の連載記事を執筆中(HPまたはFacebookにリンクがあります)
・メルマガ『内側から見た「半導体村」今まで書けなかった業界秘話』(隔週で配信)
・EE Times Japan 『湯之上隆のナノフォーカス』(1ヶ月に1回)
・日本ビジネスプレス『日本半導体・敗戦から復興へ』(1ヶ月に1回)
・ビジネスジャーナル『半導体こぼれ話』(1ヶ月に1回)
・伊勢新聞『半導体漫遊記』(隔週)
(HP) (Facebook) (LinkedIn)
セミナー受講料
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
※上記はLive配信受講(アーカイブ配信付)の定価受講料です。
各種割引による受講料や会場受講の定価受講料などの詳細は以下をご覧ください。
●会場受講料:49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 )
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
※テレワーク応援キャンペーン対象外
●会場受講料(アーカイブ配信付):59,400円 ( E-Mail案内登録価格 56,100円 )
定価:本体54,000円+税5,400円
E-Mail案内登録価格:本体51,000円+税5,100円
※テレワーク応援キャンペーン対象外
●Live配信(アーカイブ配信付)受講料:55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】 1名申込みの場合:受講料( 定価:49,500円/E-Mail案内登録価格:46,970円 ) 定価:本体45,000円+税4,500円 E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円 ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※他の割引は併用できません。 |
受講について
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- 会場受講:製本テキスト(会場にて直接お渡しします)+PDFテキスト(印刷可・編集不可)
- Live配信受講:PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※PDFテキストは、開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
受講料
55,000円(税込)/人