開催日時 2025年03月12日(水) 09:30 - 11:30
セミナー趣旨
欧州ELV規則案の提案下において、自動車製造に対し、再生プラスチックの供給・利用はほとんどなく、グローバルなサプライチェーンを有する我が国企業への影響が懸念されている。自動車製造において再生材を活用していくためには、高品質な再生材の流通量を拡大する必要があり、我が国において未だ十分に発展していない再生材市場の構築が喫緊の課題である。こうした中、当面の欧州規制対応に留まることなく、自動車リサイクル分野における循環経済への移行を強力に推進するため、再資源化の高度化に向けた実効性のある取り組みを打ち出していく必要がある。
本講演では、環境省の産官学の連携を軸とした本課題への取り組み状況と今後の対応について詳説する。
セミナープログラム
1. 自動車向け再生プラスチックに関する現状
(1) 国内自動車における再生プラスチック活用の状況
(2) 欧州ELV規則案と日本へのインパクト
2. 自動車向け再生プラスチック市場構築における課題
(1) 再生材の量の確保
(2) 再生材の質の確保
(3) 再生材の市場拡大
3. 産官学の連携による取り組み状況と今後の対応
(1) 第五次循環型社会形成推進基本計画等
(2) 動静脈連携を通じて目指す姿
(3) 課題解決に向けた対応策
セミナー講師
環境省
環境再生・資源循環局 総務課
資源循環ビジネス推進室長
河田 陽平 氏
2005年 北海道大学大学院卒業後、自動車関連下請け会社へ入社し、その後自動車メーカーへ転職し、経営企画本部にて燃費戦略等を担当。
2015年 自動車メーカーから環境省へ社会人経験者採用枠にて入省。
2017年 地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室にて主にエネルギー特別会計予算事業を担当。
2019年 水・大気環境局自動車環境対策課にて自動車の環境政策を担当。
2020年 同課自動車環境戦略企画官。
2024年 資源循環ビジネス推進室長となり、各種リサイクル制度(自動車、家電、小型家電)や資源循環の拠点づくりを担当し、現在に至る。
セミナー受講料
1名:35,470円(税込) 特典:受講1名につき、同社より1名同行無料(要登録)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。
<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
受講料
35,470円(税込)/人
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