〜最新自動車のEMC(電磁両立性)の基礎から課題、解決方法まで徹底解説〜
セミナー趣旨
現在、電気自動車(EV)では数十kW以上の大電力モータやインバータが使用されており、自動運転車では数十GHz以上のミリ波レーダーや5G通信などの高速デジタル通信が導入されています。一方で、車両の設計・開発においてはEMC(電磁両立性)性能の確保が必須となっており、大電力パワーエレクトロニクスや高速情報通信機器の導入により、EMCに対する要求がますます厳しくなっています。
本セミナーでは、最新の自動車EMC対策について詳しく解説します。まず、正確な測定が必要であり、そのための適切な測定器の選定が重要です。各測定器の特徴や違い、使い分けについてわかりやすく説明します。また、相互干渉や混信の問題を避け、適切に電波を管理するためには、規格を正しく理解することが求められます。また、規格の概要や種類についても丁寧に解説します。さらに、EMC対策に関しては「カットアンドトライ」のアプローチではなく、問題点を特定し、効率的に解決する方法についても説明します。
セミナープログラム
1.EMCの構成要素と分類
2.EMCで使われている測定器
3.自動車EMC規格の概要
4.最新自動車のEMC課題
5.EMC対策の基本と応用
6.質疑応答
セミナー講師
(公社)自動車技術会 フェロー
クライソン トロンナムチャイ(くらいそん とろんなむちゃい) 氏
1986年 東京大学大学院工学系研究科電子工学博士課程修了。工学博士。
同年 日産自動車(株)入社。パワーエレクトロニクスやセンサ、高周波回路技術などの自動車への応用研究に従事。
2018年 日産自動車(株)退社。
同年、神奈川工科大学創造工学部自動車システム開発工学科の教授に就任。
2024年 神奈川工科大学を定年退社。技術士(電気電子部門、総合技術監理部門)、ソフトウェア開発技術者、第一級陸上無線技術士などの国家資格を保有。自動車技術会車載用パワーエレクトロニクス技術部門委員会やワイヤレス給電システム技術部門委員会の委員、タイ自動車技術会の技術顧問などを務める。
2009年に精密工学会画像応用技術専門委員会第15回小笠原賞、2013年に電気学会産業応用部門論文賞をそれぞれ受賞。
主な著書に、「ワイヤレス給電技術入門」(共著、2017年 日刊工業新聞社)、「トコトンやさしい自動運転の本(第2版)」(単著、2022年 日刊工業新聞社)、「自動車用パワーエレクトロニクス-盤技術から電気自動車での実践まで-(単著、2022年 科学情報出版株式会社)、「きちんと知りたい!自動車EMC対策の必須知識」(単著、2024年 日刊工業新聞社)。
セミナー受講料
1名につき 33,770円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。
■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。
■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。
※ライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
1名につき 追加料金11,000円(税込)で承ります。
ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」とご記入ください。
複数名でお申込の際は、アーカイブ配信追加受講者様の各ご芳名を備考欄に
追記をお願い致します。
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