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マイクロバブル・ナノバブル=ファインバブルの今がわかる!
何に使えるか? どう使うか?
第一人者が、近年の事例もまじえて徹底解説する!
講師
東北大学 未来科学技術共同研究センター 客員教授 博士(工学) 高橋 正好 先生
【講師紹介】
昭和60年3月 九州大学大学院資源工学専攻修士課程修了 / 同年4月 通産省工業技術院公害資源研究所 入所 (組織改革を経て現:産業技術総合研究所)
入所後、閉鎖循環式酸素呼吸器の人体への影響について研究。同研究で博士号(工学)。その後、気泡核の研究から、現在のマイクロバブル、ナノバブルの研究に移る。
平成30年4月より現職。
受講料
1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■ 講師より
マイクロバブルやナノバブルは、ファインバブルなどとも呼ばれており、医療、環境、農業、化学工学など非常に幅広い分野での応用が期待されているが、その反面、認識不足による誤解も多く招いている。
本講座ではこれらの微小気泡の基礎特性について紹介するとともに、その計測評価法や各種応用技術について正確なデータをベースに説明を行う。尚、可能な範囲で受講者それぞれの質問にも応じる予定である。
■ 受講対象者
微小気泡(マイクロバブル・ナノバブル)についての情報を求めている方
※ 化学、半導体、機械、水処理・環境・リサイクル、食品、医療など分野・業界は不問です。
また大学等研究機関の方ももちろん受講可能です。
■ 受講して得られる知見、情報
・マイクロバブル、ナノバブルの特徴やメカニズム
・マイクロバブル、ナノバブルの計測評価方法
・マイクロバブル、ナノバブルの各種応用事例とその効果
・マイクロバブル、ナノバブルの将来展望、今後の可能性
▽ 過去の同講師セミナー受講者の声(アンケートより)
「わかりやすく説明していただき、理解しやすかったです」(自動車・設計)
「フリーラジカル生成に関しての考察が特に興味深かったです」(化学プロセス開発)
「大変参考になりました。今後の業務に活用できそうです」(洗浄/研究開発)
「わかりやすかったです。質問にも回答頂き感謝します」(設計開発/試作)
「医療分野の話がきけたのがよかった」(眼科医)
セミナー内容
1.はじめに
1-1 「小さな泡」で何ができるのか
2.マイクロバブルとは?
2-1 マイクロバブルの定義
2-2 マイクロバブルの発生方法
2-3 マイクロバブルの発生原理
2-4 マイクロバブルの発生装置
・二相流旋回方式
・加圧溶解方式
・キャビテーション方式
・それぞれの特徴と適した用途
2-5 水質の違いによるマイクロバブルの発生状況の変化
2-6 マイクロバブルの電気的特性・測定方法
2-7 マイクロバブルの帯電とそのメカニズム
2-8 マイクロバブルの圧壊を利用した有機化学物質の分解
2-9 フリーラジカルの発生とそのメカニズム
3.マイクロバブルの応用事例
3-1 PVA(ポリビニルアルコール)の分解
3-2 半導体ウエハーの洗浄
・マイクロバブルによるフォトレジストの分解メカニズム
・半導体ウエハーの洗浄試験
・レジストの種類による除去性能の違い
・従来の洗浄技術との比較
・その他の電子部品や各種工場配管の洗浄への可能性
3-3 水処理技術
・オゾンマイクロバブルを利用した新しい促進酸化法
・うどん排水の処理
・パーム油工場排水からのパーム油回収
・石油随伴水処理技術
4.ナノバブルとは?
4-1 ナノバブルの定義
4-2 ナノバブルの生成方法
4-3 気泡の電荷が持っている工学的な意味合い
4-4 ナノバブルの安定化メカニズム
4-5 産総研におけるナノバブルの測定法の検討
・光学的な方法(レーザー散乱や動的光散乱光度計など)
・物性による方法(フリーラジカルの測定方法など)
・直接観察(AFMなど)
5.ナノバブルの応用事例
5-1 機械切削への応用
・切削加工の改善と臭気対策(切削水にナノバブル水を適用)
5-2 農業への応用
・植物工場でのレタス栽培
・イチゴ栽培
・小松菜の土耕栽培
5-3 水産業への応用
・チョウザメ養殖におけるマイクロバブルの効果
・エビの養殖への適応
5-4 医療分野での応用
・動脈硬化の予防
・臓器保存
・院内感染対策
・オゾンナノバブルの殺菌効果の判定
・新たなる消化管洗浄法
5-5 その他の応用
・発電所における迷惑生物対策(導水管経路内の貝付着防止)
・オゾンナノバブルの特徴と研究課題
6.今後の展開
技術開発のポイント・指針
<質疑応答・名刺交換・個別相談>
受講料
41,040円(税込)/人
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