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2024/10/28(月)13:00 ~ 17:00
― セラミックス湿式成形からリチウムイオン電池電極製造まで ー
■スラリー中の粒子分散・凝集状態を的確に評価し適切に制御するためには?
本セミナーでは、スラリー中の粒子分散・凝集状態を適切に制御するために
必要な考え方の基礎を解説する。
その上で、セラミックス湿式成形プロセスや電池電極製造プロセスを例に、
制御したい製品特性と密接な関係を持つスラリー特性を明らかにし、
それらのスラリー特性を測るにはどのような方法があるのかを解説する。
本セミナーでは、CSVとCSAの相違点を分かりやすく解説いたします。
技術・市場の双方の視点から光学フィルムについて半日速習します。
受講可能な形式:【Live配信】のみ
セミナー趣旨
スラリー特性の多くはスラリー中の粒子分散・凝集状態に強く依存しているため、まずスラリー中でなぜ粒子が分散したり、凝集したりするのか、その基礎を知ることが重要である。そこで、本講座では、スラリー中の粒子分散・凝集状態を適切に制御するために必要な考え方の基礎を解説する。
その上で、セラミックス湿式成形プロセスや電池電極製造プロセスを例に、制御したい製品特性と密接な関係を持つスラリー特性を明らかにし、それらのスラリー特性を測るにはどのような方法があるのかを解説する。
受講対象・レベル
スラリーに関心がある方であればレベルは問わない。初心者向けの「スラリーとは?」「液中の粒子分散制御とは?」という話から中・上級者向けのスラリー評価方法の実プロセスへ応用までを扱います。
習得できる知識
・液中でなぜ粒子の分散状態が変化するのか、その基礎理論を知ることができる
・スラリー特性の様々な評価方法の基礎を知ることができる
・スラリー評価をプロセス制御に活かすためのノウハウを知ることができる
セミナープログラム
1.1 スラリー評価の前に知っておきたいこと
1.2 なぜスラリー評価が必要なのか?
2.液中粒子の分散・凝集を支配する因子
2.1 DLVO理論
2.2 分散剤による分散制御
2.2.1 分散剤の吸着量測定方法
2.2.2 分散剤の吸着に対する溶存イオンの影響
3.スラリーの流動性評価
3.1 流動挙動の種類
3.2 流動性評価法
3.3 流動性評価の実例
3.4 見かけ粘度の測定で注意すべきこと
4.スラリー中の粒子集合状態評価技術
4.1 重力沈降,遠心沈降試験
4.1.1 測定原理及び実験方法
4.1.2 測定結果の実例
4.2 静水圧測定法
4.2.1 測定原理及び実験方法
4.2.2 測定結果の実例
4.3 ナノ粒子の分散・凝集状態評価(浸透圧測定法)
4.3.1 測定原理及び実験方法
4.3.2 測定結果の実例
4.4 希薄系での直接観察
4.5 粒子の濡れ性評価と分散試験結果の比較
5.スラリー評価の実プロセスへの応用例
5.1 噴霧乾燥(スプレードライ)
・中実球形顆粒を作るにはスラリーはどう調製すればよいか?
5.2 チタン酸バリウム(シート成形)
・最も緻密な成形体は最も見かけ粘度が低いスラリーから得られるのか?
5.3 シート成形と鋳込み成形の比較
・同じ湿式成形、同じスラリーを使えばよい製品が得られるのか?
5.4 アルミナスラリーの経時変化
・なぜスラリー特性は経時変化するのか?
・なぜ原料が異なるとスラリーの経時変化の仕方が異なるのか?
5.5 リチウムイオン電池正極用スラリー
・多成分粒子スラリーの分散・凝集をどのように考えたらよいのか?
・電極膜の密度及び体積抵抗率と関係するスラリー特性は何か?
6.まとめ
□ 質疑応答 □
セミナー講師
法政大学 スラリー工学研究所・所長/生命科学部・教授 森 隆昌 氏
略歴
1997年3月 名古屋大学工学部分子化学工学科 卒業
1999年3月 名古屋大学工学研究科博士課程前期課程 修了
2002年3月 名古屋大学工学研究科博士課程後期課程 修了(博士(工学))
2002年4月 名古屋大学工学研究科物質制御工学専攻 助手
2013年4月 法政大学生命科学部環境応用化学科 准教授
2016年4月 法政大学生命科学部環境応用化学科 教授
現在に至る
2009年6月~10月
メルボルン大学客員研究員
2011年7月~ 9月
JSPS組織的な若手研究者等派遣プログラム ストックホルム大学客員研究員
2012年7月~ 9月
JSPS組織的な若手研究者等派遣プログラム シンガポール大学客員研究員
専門
化学工学・粉体工学
主な受賞
1. 第15回粉体工学会 研究奨励賞(2007年)
「固液分散系スラリーの圧密特性評価法の開発に関する研究」
2.東海化学工業会 学術賞(2012年)
「液中微粒子の分散・凝集状態制御及び評価に関する研究」
3.国際粉体工業展2012アカデミックコーナー研究奨励賞(2012年)
「液中ナノ粒子の分散・凝集状態評価技術の開発」
4.名古屋大学材料バックキャストテクノロジー研究センター 若手研究奨励賞(2013年)
5. ホソカワ粉体工学振興財団研究奨励賞(2013年)
「液中での微粒子集合状態評価及び制御に関する基礎研究
法政大学 スラリー工学研究所・所長/生命科学部・教授 森 隆昌 氏
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※他の割引は併用できません。
受講、配布資料などについて
ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
配布資料
- PDFテキスト(印刷可・編集不可)
- 『基礎スラリー工学』(著者:椿淳一郎・森隆昌・佐藤根大士 出版:丸善出版)
※サブテキストとして開催日の4~5日前にお申し込み時のご住所へ発送致します。
※間近でのお申込みの場合、セミナー資料の到着が開催日に間に合わないことがございます。
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