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第一原理計算と機械学習を用いた材料設計 ~基礎原理から機械学習力場活用の最新動向まで~
全国41,8002024-05-29
Googleの量子優位性実証発表などで更に注目増す“量子コンピュータ”
技術的基礎から、国内外トピックスと最新研究開発動向、
開発環境やプログラム言語、実用化への課題、ビジネス展開の可能性まで!
量子コンピュータのプログラミングや動作について簡単なデモも行います
今知っておきたい知識を1日で学べます
セミナー趣旨
Googleが超伝導量子コンピュータを利用して量子優位性実証に成功したとの報道が2019年10月になされました。そのため、最近量子コンピュータに過剰なまでの大きな注目が集められています。
量子コンピュータとは、量子力学原理を情報処理に積極的に利用したコンピュータのことです。量子コンピュータを用いると、因数分解、機械学習、量子化学計算等の特定の数学的問題を高速に解くことが可能となります。そのため、Google, Intel, IBM, Microsoftといった国際的大企業が量子コンピュータハードウェアの開発とビジネス展開に向けた取り組みを行っています。また、Rigetti ComputingやIon Qなどの量子スタートアップ企業もぞくぞく創業しています。しかしながら、誤り耐性機能を搭載した大規模量子コンピュータを実現するためには、少なくとも20〜30年以上の長い時間が必要であると考えられています。
本セミナーにおいては、量子コンピュータの基礎から最新研究開発動向までわかりやすく解説を行います。また、Googleの量子優位性実証、近未来に実現可能なノイジーな中規模量子コンピュータ(NISQ)、実用化に向けた多くの技術課題、ビジネス展開の可能性についても紹介を行います。さらに、IBM Q Experienceを用いた量子コンピュータクラウドサービスのデモも利用し、量子コンピュータのプログラミングや動作について簡単に紹介致します。
受講対象・レベル
・量子コンピュータの基礎について学びたい方。
・量子コンピュータのビジネス活用を検討されている方。
・量子コンピュータに関する情報収集・市場調査を行われている方。
・量子コンピュータの産学官共同研究を検討されている企業の方。
ほか、量子コンピュータに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
必要な予備知識
・数学(微積分、線形代数)の基礎知識。
・物理学(電磁気学、量子力学)の基礎知識。
・計算機科学(プログラミング、論理回路)の基礎知識。
等があると望ましいが、必須ではありません。可能な限り平易に解説を行います。
習得できる知識
・量子コンピュータの基礎知識
・量子コンピュータの最新研究開発動向
・量子コンピュータのビジネス動向
セミナープログラム
1.今何が起こっているのか?
1)超伝導量子コンピュータ集積度の驚異的な増大
2)アメリカと中国の動き
3)Googleによる量子優位性実証とIBMによる反論
2.量子コンピュータ入門:初級編
1)量子力学
2)量子コンピュータの歴史
3)量子ビット
4)量子チューリング機械
5)量子論理回路
6)量子アルゴリズム
7)量子コンピュータハードウェア
3.量子コンピュータ入門:中級編
1)量子誤り訂正とトポロジカル表面符号
2)量子超越性とGoogleの実証実験
3)NISQ(ノイジーな中規模量子コンピュータ)
4)NISQ向け量子/古典ハイブリッドアルゴリズム
5)IBM Q量子クラウドサービスを利用した量子コンピュータプログラミング
4.最新研究開発動向とトピックス
1)世界の国家プロジェクト
2)国内の国家プロジェクト(Q-LEAP、量子技術イノベーション戦略)
3)量子コンピュータ開発に取り組む国内外企業
4)超伝導量子コンピュータ
5)シリコン量子コンピュータ
6)イオントラップ量子コンピュータ
7)光量子コンピュータ
8)量子クラウドサービス(IBM Q, Rigetti QCS, Alibaba Quantum Cloudなど)
9)量子コンピュータソフトウェア開発環境・プログラム言語
5.課題と展望
1)実用的量子コンピュータ実現のための技術課題
2)ビジネス展開の可能性
3)今後の展望
<質疑応答・個別質問・講師との名刺交換>
セミナー講師
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
ナノエレクトロニクス研究部門 研究グループ長 川畑 史郎 先生
■ご略歴:
1995年 名古屋大学工学研究科結晶材料工学専攻修士課程修了
1998年 大阪市立大学工学研究科応用物理学専攻博士課程修了(工学博士)
1998年- 通産省電子技術総合研究所 研究員
2001年- 産業技術総合研究所 研究員
2005年- 同 主任研究員
2017年- 同 研究グループ長
その間、オランダTwente大学、スウェーデンChalmers工科大学、フランスCNRS-CPT、フランスILL、フランスLPMMC、ロシアHSE、NTT物性研、広島大学等にて客員研究員や客員教授を併任。2018年より文科省光・量子飛躍フラッグシッププログラムQ-LEAP 量子情報処理領域 サブプログラムディレクタ。
■ご専門および得意な分野・研究:
理論物理(量子情報処理、物性理論、非線形物理、デバイス物理)
■本テーマ関連学協会でのご活動:
日本物理学会、米国物理学会、応用物理学会、電子情報通信学会
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
※ご連絡
当セミナーの会場では、現金による受講料支払いを休止させていただくこととなりました。
現金にてお支払い希望の方は、コンビニエンスストアにてお支払いできる用紙をご送付申し上げますので、お近くの店舗にてお支払い頂けましたら幸いです。尚、領収証をご希望の方は、コンビニ支払い時に発行される振込受領書と引き換えにて発行させて頂きます。
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