二酸化炭素(CO2)、二硫化炭素(CS2)を原料とする高分子材料の合成技術と応用

~豊富な天然資源を用いたポリマー材料の合成、機能化と応用~

■豊富な天然資源である二酸化炭素とイオウを活用し新規の機能性材料を生み出そう
■二酸化炭素の化学変換の方法、二酸化炭素の利用方法、新規高分子材料の設計
■CO2、CS2を用いた新規高分子合成技術、ポリウレタン、カーボネート、イオウ、、、
■二酸化炭素・二硫化炭素の活用方法、ポリウレタン類の合成法と機能、金属と有機構造の複合化、、、

 

日時

【ライブ配信】 2024年5月31日(金)  13:00~16:30
【アーカイブ配信】 2024年6月13日(木)  まで受付(視聴期間:6/13~6/26)
  受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ 

セミナー趣旨

豊富な炭素資源である二酸化炭素と、その酸素を同じ16族元素であり同じく豊富な資源であるイオウに置き換えた二硫化炭素を用いた高分子の合成法および応用について紹介する。
まず、豊富な資源を用いる材料の設計法について概説する。続いて、講演者の研究を中心に各論に映る。二酸化炭素の反応としては、比較的温和な条件で進行する五員環カーボネートの合成をもととした高分子材料の合成について述べる。五員環カーボネート構造を持つポリマーの合成では、エポキシ基をもつ汎用モノマーであるグリシジルメタクリレートと二酸化炭素による、五員環カーボネート構造をもつポリメタクリレートの合成法と機能を紹介する。
また、五員環カーボネートとアミンの反応を利用したポリウレタンの合成法および得られるポリウレタンの機能と応用について、一般的なポリウレタンとの比較も含めて紹介する。本法は、有毒で不安定なイソシアネートを用いないという利点がある。二硫化炭素を用いた様々な含イオウポリマーの合成法と、その応用について紹介する。
二硫化炭素はそれ自身が重合する他、多様なモノマーの原料となる。イオウの原子屈折の高さに由来する高屈折率材料への応用、ならびにイオウの金属との親和性を利用した有機―イオウー無機ハイブリッド材料と貴金属捕集ポリマーなどの合成と応用について述べる。

習得できる知識

二酸化炭素の化学変換の方法、二酸化炭素の利用方法、新規高分子材料の設計

セミナープログラム

1.豊富な資源を用いる材料の設計
 1.1 非石油資源を用いる材料の設計
 1.2 様々な二酸化炭素を用いる材料の設計

2.二酸化炭素を用いる五員環カーボネート構造を持つポリマーの合成
 2.1 二酸化炭素とエポキシドの反応による五員環カーボネートの合成
 2.2 環状カーボネートの特性
 2.3 五員環カーボネート構造を持つポリマーの合成法と機能

3.五員環カーボネートとアミンの反応を利用するポリヒドロキシウレタンの合成とその応用
 3.1 ポリウレタンの性質と合成法
 3.2 五員環カーボネートとアミンの反応を利用する脂肪族ポリウレタンの合成
 3.3 ポリヒドロキシウレタンの合成
 3.4 様々なポリヒドロキシウレタンの合成とその応用

4.二硫化炭素を利用する含硫黄ポリマーの合成と応用
 4.1 二硫化炭素の重合
 4.2 二硫化炭素とエポキシドの反応による五員環ジチオカーボネートの合成とアミンとの反応
 4.3 ポリメルカプトチオウレタンの合成とグラフトポリマー合成への応用
 4.4 貴金属捕集性ポリマー
 4.5 イオウを仲立ちとする有機―イオウ―金属ハイブリッド材料の合成と機能

5.まとめ

質疑応答

セミナー講師

山形大学 大学院理工学研究科 化学・バイオ工学専攻 教授 博士(工学) 落合 文吾 氏
略歴
1998年~2001年 日本学術振興会 特別研究員
2001年~2003年 住商バイオサイエンス株式会社 研究員
2003年~2008年 山形大学 工学部 機能高分子工学科 助手
2008年~2013年 山形大学 大学院 理工学研究科 物質化学工学専攻 准教授
2013年 山形大学 大学院 理工学研究科 物質化学工学専攻 教授

専門
高分子科学・有機化学

研究テーマ
・二酸化炭素・二硫化炭素を用いる高分子合成
・天然由来の化合物を用いる高分子合成
・環化重合による大環状構造を持つ高分子の合成

セミナー受講料

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配布資料
PDFテキスト(印刷可・編集不可)

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※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。


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開催日時


13:00

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   高分子・樹脂材料

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