【中止】トライボロジーの基礎と摩擦制御・耐摩耗技術およびAI・機械学習の活用

~ 複雑なトライボロジー現象を基礎の基礎からわかりやすく解説 ~
~ DLC膜・潤滑油添加剤・摩擦の能動的制御などの最新動向 ~ 

摩擦・摩耗の基礎と最新研究動向から、潤滑油・添加剤に関する最新研究動向、
 変形表面を用いた能動的摩擦制御やDLC膜などの摩擦制御・耐摩耗技術、
 摩擦安定化・制御・摩擦推定等のトライボロジー分野へのAI・機械学習の活用事例など、
 基礎から最新動向までを解説します。

 

日時

Live配信】2024年4月23日(火)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】終了翌営業日から7日間[4/24~4/30中]を予定
  受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

セミナー趣旨

トライボロジーは、摩擦・摩耗に関する現象を研究する研究分野です。もともとトライボロジーという概念がエンジニア側から提言されたという歴史的背景からみましても、この分野の知見は工業において非常に重要なものとなります。特に、近年はカーボンニュートラルの重要性が認識され、省エネルギーや長寿命な機械が求められています。ここにおいては、“機能性を失わず”摩擦損失や摩耗を低減させる技術や材料の開発が非常に重要です。摩擦・摩耗は必ず2面がお互いに接触しあう面で生じますので、お互いの材料の相性、間に介在する潤滑油の種類、環境湿度、摩擦速度、支える荷重など様々な要因が影響し合う複雑な現象となります。これがトライボロジーに関する研究を難しくしている要因です。
本講演では産業側からの参加者に、複雑なトライボロジー現象をわかりやすく理解いただき、かつ、最新のトライボロジー研究の動向を知っていただくことを一つの目的としています。ここでは、近年注目を集めているDLC膜(ダイヤモンドライクカーボン)や潤滑油中添加剤に関する研究動向もご紹介いたします。

第2に、AI・機械学習のトライボロジー分野における最新動向をご紹介いたします。近年、様々な産業・研究分野で機械学習が活用されており、注目はますます高まっております。そこで先ずは、AI・機械学習の基礎を解説いたします。トライボロジー分野においては機械学習の活用が進んでおりませんでした。そこで、トライボロジー分野における機械学習活用の難しさなどを次にご紹介いたします。一方で近年は、徐々にトライボロジー分野においても機械学習の活用事例が見られ始めており、これらの最新研究動向を解説します。最後に、実際にトライボロジー研究に機械学習の技術を導入した講演者の知見から,機械学習の活用において気を付けるべき点などを解説させていただきます。

受講対象・レベル

・摩擦・摩耗に起因する何かの技術的トラブルを抱えている方。
・トライボロジー分野におけるAI・機械学習活用に興味のある方。
・包括的にトライボロジー分野の知見を得たい方。
・基礎の基礎から解説いたしますので,予備知識なくご参加いただけます。

習得できる知識

・トライボロジーに関する基礎知識
・摩擦、摩耗に関する最新研究動向
・潤滑油および添加剤に関する最新研究動向
・DLC膜のトライボロジー特性に関する基礎知識
・摩擦の能動的制御に関する最新研究動向
・AI・機械学習に関する基礎知識(トライボロジー研究への応用を見据えて)
・トライボロジー分野における機械学習の活用事例

セミナープログラム

1.摩擦・摩耗に関するトライボロジー分野とは
 1.1 トライボロジーの歴史的背景
 1.2 トライボロジー技術開発の難しさ
 1.3 産業におけるトライボロジー技術開発の重要性
 
2.トライボロジーの基礎
 2.1 摩擦の基礎
 2.2 摩耗の基礎
 2.3 機械潤滑油の基礎
  2.3.1 機械潤滑油と添加剤に関する研究動向
 
3.現在起きつつある機械システムの変遷と求められるトライボロジー技術
4.DLC膜(ダイヤモンドライクカーボン)のトライボロジー特性に関する基礎知識
 4.1 DLC膜の超低摩擦現象
 4.2 DLC膜の摩耗に関する最新研究動向
 
5.摩擦の能動的制御に関する最新研究動向
 5.1 変形表面を用いた能動的摩擦制御手法の最新研究動向
 
6.AI・機械学習の基礎(トライボロジーへの応用を見据えて)
 6.1 深層学習の基礎(トライボロジーへの応用を見据えて)
 6.2 メンテンナンストライボロジー分野における機械学習の応用事例
 6.3 機械学習とトライボ制御システムの協調による摩擦安定化・制御技術への展開
 6.4 深層学習による摩擦面画像からの摩擦推定技術紹介

 □質疑応答□

セミナー講師

東北大学 大学院工学研究科 准教授 博士(工学) 村島 基之 氏 専門:トライボロジー、表面科学
2010年 日本ガイシ株式会社 (2012年9月に退職)
2014年 トロント大学 滞在博士
2016年 名古屋大学 大学院工学研究科 機械理工学専攻 博士後期課程 修了
2016年 名古屋大学 大学院工学研究科 機械理工学専攻 助教
2022年 東北大学 大学院工学研究科 機械機能創成専攻 准教授

セミナー受講料

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55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )
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※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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※他の割引は併用できません。

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1名申込みの場合:受講料( 定価:41,800円/E-mail案内登録価格:39,820円 )
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
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アーカイブ配信の受講方法・視聴環境確認

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  • 会場での録画終了後から営業日で10日以内を目安に視聴開始のご案内をお知らせします。
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    (テキストに講師の連絡先が掲載されている場合のみ)
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  • 以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
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    視聴環境  ≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】

配布資料
PDFテキスト(印刷可・編集不可)

その他注意事項
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

機械技術一般   高分子・樹脂材料   機械設計

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

機械技術一般   高分子・樹脂材料   機械設計

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