101の事例で学ぶ「設計の経験則」修得講座【オンライン】

~手戻り時間節減とクレーム防止による対策費節減に顕著な波及効果!~

セミナー趣旨

あなたの所では、5年、10年、15年と経験している筈の一部ベテランが、年に数回必ずポカミスを繰返す状態に手を焼いていませんか?これらの人達を、未熟なベテランと呼びます。この未熟なベテランの人達は、クレームと手戻りが多く、困っていませんか? 多くの企業で未熟なベテランは、ベテラン層の凡そ30%を占める現実と実態が有ります。手戻りの時間比率は、DRと検図による出図前の手戻りが24%、出図後の製造クレームによる手戻りが23%、出荷前立会い時のクレームによる手戻りが8%、出荷後の市場クレームによる手戻りが45%を占める現実と実態があります。また、クレームなどによる手戻りの53%がベテラン層で占め、その中で60%以上が未熟なベテラン層に依って発生させている現実と実態があります。市場・客先クレームによるクレーム対策費は、各社売上げの2%を超え、同時に出図後の製造仕損費用も売上げの1%を超え、何れも設計原因が70%を占める共通の実態が有ります。機械・電機関連製品では、振動・衝撃劣化、疲労劣化、腐食劣化、摩擦・摩耗劣化、揺動・ねじり劣化、熱衝撃劣化の6項目が部品不具合原因の80%を占める現状実態があります。

これらは、着手時の達成すべき設計目標仕様数値(構成する使用部品の要求設計条件に対する目標寿命値と寿命経過後の目標信頼度値)の設定、不備が原因です。また検証実施による性能確認欠如が、主な原因です。つまり行うべき事をきちんと行わずに取り組んだ結果の着け払いとして手戻りが発生した、と原因に対する理解が大切です。何故担当者として本来行うべき事前検証が、キチンと行われなかったのか? 入社時教育で受けた技術基礎知識が、時間の経過と共に多くが忘れられた結果です。また再教育も繰返し行われ無かった結果です。クレームを繰返す未熟なベテラン層の手戻りを確実に減らすには、技術基礎知識のオーバーホールとして再教育を5年毎に繰り返し実施が是非必要です。

本研修で仮に未熟なベテラン層のクレームを半減化できれば、半減化即ち30%以下に節減できれば(対象者が残業を含め年二千時間勤務の場合)1人当り年635時間(3・8ケ月分)相当の節約が現実的に可能となります。また手戻り時間の節減は、そのままクレーム対策費と製造仕損費の節減へ連動します。手戻り時間の節減効果波及は、同時に管理者層、リーダー層、多くのベテラン層、新人層、協力者層にも影響が及びます。同時にクレーム対策費と製造仕損費節減化としての波及効果は、売上への効果が期待出来ます。

前述未熟なベテラン層によるクレーム繰返し未然予防に必要な技術基礎知識としての設計経験則の再教育を、本セミナーでは101のケーススタデイで具体的な再修得講座として紹介致します。担当設計者の経験則再修得・再教育が必要とお考えの方に、是非ご参加をお勧め致します。

受講対象・レベル

設計部門における技術的基礎知識を習得したい、学び直したい方など

セミナープログラム

1.クレーム未然予防対策としての設計経験則再修得テーマ

 1.10度C温度上昇寿命半減則
 2.嵌め合い隙間1/5000最適則
 3.機械的性質向上調質有効則
 4.硬さ向上C増加有効則
 5.機械的性質焼き戻し温度支配則
 6.硬さ対疲れの比18則
 7.引っ張り対比45則
 8.焼き入れ度合い対降伏比逆比則
 9.疲れ強さ最大HRC45則
 10.高温時機械的性質温度影響則
 11.切り欠き0・5㎜疲れ半減則
 12.低温時引っ張り強さ増加則
 13.切り欠き部材の焼き戻し温度と疲れ関連則
 14.結晶粒対疲れ強さ(疲労限)逆比則
 15.耐疲労表面仕上げ有効則
 16.腐食下の疲れ無抵抗則
 17.耐衝撃確保C0・7以上回避則
 18.焼き入れ度対衝撃比例則
 19.―60度C耐衝撃無抵抗則
 20.中圧・中速接触時の耐摩耗C0・9選択則
 21.高圧・低速接触時の耐摩耗C0・9回避則
 22.切り欠き靱性合金元素影響則
 23.低温時の耐衝撃確保ステンレス有効則
 24.耐食性確保ステンレス有効則
 25.ステンレスの降伏比向上加工度有効則
 26.Al材の疲れ強さ(疲労限)材種無関係則
 27.黄銅の機械的性質加工率影響則
 28.Al青銅の機械的性質Al%影響則
 29.鋼板の限界絞り比2以下確保則
 30.プレス打ち抜き剪断抗張力確保則
 31.抜き穴・外形精度クリアランス影響則
 32.箱曲げ角隅割止め穴必然則
 33.板材曲げ加工時の反り必然則
 34.抜き穴間隔最小2倍則
 35.V曲げ時の精度確保コイニング選択則
 36.V曲げ時の伸び代曲げ角度影響則
 37.シャー剪断時の直角度シャー角支配則
 38.打ち抜き品の穴抜きばり逆向き則
 39.絞り品の表面積ブランク面積同一則
 40.加工時硬化材種毎のn値(加工硬化係数)支配則
 41.絞り品の置き割れ残留応力影響則
 42.Al管の最小曲げ半径肉厚比例則
 43.絞り型空気抜き必然則
 44.プレス時の安全確保無人化必然則
 45.十字隅肉溶接強度70%則
 46.突き合わせ継ぎ手開先1/2確保則
 47.溶接熱影響部衝撃低下則
 48.溶接熱影響部引っ張り強さ向上則
 49.溶接割れ防止予熱と応力除去焼鈍必然則
 50.溶接熱影響回避則

 ◇◇◇以上を含む、101事例の経験則をご紹介


2.質疑とコンサルテーション


※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。

セミナー講師

伊豫部技術士事務所 所長 技術士 伊豫部将三 氏

工場生産合理化・IE改善業務、技術開発・製品設計部門・生産技術部門改善等のコンサルタントとして活躍中。海外企業の指導経験も豊富。(社)日本技術士会・機械部長、理事を歴任。
主な著書に「設計の経験則101」、「設計者の心得と実務101」、「設計のマネジメント101」、「設計の基本仕様51」、「設計の故障解析51」、「設計の凡ミス退治101」、「設計のムダ退治101」など多数。

セミナー受講料

会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)

※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

受講について

視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

機械設計   人的資源マネジメント総合   人財教育・育成

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機械設計   人的資源マネジメント総合   人財教育・育成

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