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★熱を貯めて、運んで、使うまでを考えた実用的な材料の開発状況
セミナープログラム
【10:30〜12:00】
1.中高温系潜熱蓄熱材料の開発と蓄熱・熱輸送・熱制御技術への応用
北海道大学 能村 貴宏 氏
【本講座で学べること】
・中高温系蓄熱技術に関する世界の動向
・中高温系潜熱蓄熱技術の開発状況
・中高温系潜熱蓄熱材の性能および使い方
【講座概要】
再エネの大量導入、さらなる省エネの促進に向けて、蓄熱技術が改めて注目されています。本講座では、中高温系潜熱蓄熱技術に焦点を絞り、最新の研究開発動向について紹介します。今、使える形まで到達しつつある中高温系潜熱蓄熱技術を感じて頂ければ幸いです。
1.中高温蓄熱技術の必要性
2.潜熱蓄熱技術概論
3.中高温系潜熱蓄熱材料の開発事例
4.中高温系潜熱蓄熱システムの研究・開発事例
5.中高温系潜熱蓄熱マイクロカプセルの開発
5.1 製造法
5.2 構造
5.3 性能
6.中高温系潜熱蓄熱マイクロカプセルの応用研究開発事例の紹介
6.1 蓄熱構造体の開発
6.2 充填層型熱交換器の開発
6.3 反応熱制御技術への応用
7.中高温系潜熱蓄熱を基盤としたサーマルマネジメントへの展望
【質疑応答】
【13:00〜14:30】
2.エマルション型蓄熱材の流動・伝熱特性と蓄熱・熱輸送技術
青山学院大学 森本 崇志 氏
【本講座で学べること】
・エマルション型蓄熱材の熱物性値の推算方法
・エマルションのレオロジー特性
・エマルションの見かけの粘度の予測方法
・エマルションの伝熱特性
・伝熱シミュレーションでのエマルションの取り扱い方法
・エマルション中の分散質の過冷却抑制方法
【講座概要】
相変化物質を微細粒子として液体に分散させたエマルション型蓄熱材は,流動性を有する潜熱蓄熱材として利用することができる.本講演では,エマルション型蓄熱材の流動特性と伝熱特性を中心に,エマルションを蓄熱・熱輸送媒体として利用するために理解すべき各種特性について解説する.
1.エマルション型蓄熱材について
1.1 エマルション型蓄熱材とは
1.2 エマルション型蓄熱材の利点
2.エマルション型蓄熱材の流動特性
2.1 レオロジー特性
2.2 見かけの粘度の予測
2.3 水および他の相変化スラリーとの比較
3.エマルション型蓄熱材の伝熱特性
3.1 物性値の取り扱い
3.2 垂直円管内での伝熱特性
3.3 水平円管内での伝熱特性
3.4 水および他の相変化スラリーとの比較
4.エマルション型蓄熱材の課題と今後
4.1 分散質の過冷却
4.2 適用可能温度範囲の拡大
【質疑応答】
【14:45〜16:15】
3.有機系相転移材料の開発と熱的安定性向上
信州大学 酒井 俊郎 氏
1.温度管理の必要性
1.1 生活の中の温度管理
1.2 現代の熱エネルギー活用と熱エネルギー源
2.新規エネルギー循環システムの開発
2.1 蓄熱材を利用した未利用熱エネルギー有効活用
2.2 有機系相転移材料(PCM)の潜熱蓄熱材としての可能性
3.有機系相転移材料(PCM)の潜熱蓄熱材としての課題
3.1 有機系相転移材料(PCM)の流動性
3.2 有機系相転移材料(PCM)の固定
4.流動型有機系潜熱蓄熱材(エマルション型潜熱蓄熱材)の開発
4.1 エマルション型潜熱蓄熱材の課題:過冷却
4.2 エマルション型潜熱蓄熱材の課題:熱的安定性
4.3 エマルション型潜熱蓄熱材を用いた地下水熱活用空調システム
5.非流動型有機系潜熱蓄熱材(ゲル状潜熱蓄熱材)の開発
5.1 ゲル状潜熱蓄熱材の課題:熱的安定性
5.2 ゲル状潜熱蓄熱材とコンクリートを複合化した蓄熱性コンクリート
【質疑応答】
セミナー講師
1. 北海道大学 大学院工学研究院 准教授 博士(工学) 能村 貴宏 氏
2. 青山学院大学 理工学部 機械創造工学科 助教 博士(工学) 森本 崇志 氏
3. 信州大学 工学部 物質化学科 教授 博士(工学) 酒井 俊郎 氏
セミナー受講料
1名につき60,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕
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