
★複合材料,モーター,バッテリー,制御用電子デバイス,航続距離の向上,騒音対策など今後求められる素材や電子デバイスとは?
★規制緩和の動き,有人飛行時の課題,海外での研究開発動向なども解説します。
日時
第1部【基調講演】 : 2023年12月11日(月) 10:00~11:00
第2部~第4部 : 2023年12月11日(月) 11:15~17:00
※【第1部【基調講演】のみ聴講】の申込み枠は満席となりました。
現在は,第1部~第4部「通し受講」のお申し込み可能です。
セミナープログラム
【10:00〜11:00】
第1部 空飛ぶクルマの社会実装に向けた研究開発の取り組み
●講師 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ロボット・AI部 主査 平山 紀之 氏
【講座の趣旨】
空飛ぶクルマはヒト・モノの新しい移動手段として,機体開発や運航管理技術などの研究開発や実証実験,法整備などのルール作りが進んでおり,今後の市場拡大が期待されています。 NEDOにて研究開発中の要素技術,および,技術を社会実装につなげるための国際標準化への取り組みについて紹介します。
【セミナープログラム】
1.空飛ぶクルマに関連する国内外の状況
2.研究開発プロジェクト
3.研究開発中の要素技術
3.1 機体技術
3.2 性能評価技術
3.3 運航管理技術
4.国際標準化への取り組み
5.研究開発成果の発信
【質疑応答】
【11:15〜12:15】
第2部 コンポジット技術が活きる空飛ぶクルマ
●講師 東レ・カーボンマジック(株) 代表取締役社長 奥 明栄 氏
【セミナープログラム】
1.東レ・カーボンマジックの紹介
2.炭素繊維複合材料の概要
3.次世代モビリティとの関わり
4.空飛ぶクルマへの適用可能性と課題
5.今後の展望
【質疑応答】
【13:15〜14:45】
第3部 空飛ぶクルマ(e-VTOL)における推進・操縦系統技術と安全性設計のポイント
●講師 PDエアロスペース(株) CTO直轄 PM 吉田 裕一 氏 【元・三菱重工業(株)】
【講座の趣旨】
空飛ぶクルマは,従来のヘリコプターや固定翼航空機とは異なったコンフィギュレーションをもった 航空機であるため,安全性の設計においても従来航空機の設計をベースに十分な安全性をもったもの でなければならない。 このための安全性設計ポイントを説明する。
【セミナープログラム】
1.型式証明と安全性
2.e-VTOL機の安全性設計
2.1 従来航空機との違い
2.2 安全性の要求
2.3 安全性解析(FHA,FMEA,FTA,CMA)
3.推進・操縦系統
3.1 従来航空機の推進系統と操縦系統
3.2 e-VTOL機の推進・操縦系統
3.3 故障確率と冗長性
4.e-VTOL 期の安全性設計のポイント
4.1 構造設計(プライマリ・ストラクチャーとクリティカルパーツ)
4.2 システム設計
4.3 鳥衝突
4.4 耐雷,電磁干渉
【質疑応答】
【15:00〜17:00】
第4部 「空飛ぶクルマ」の研究開発の動きと展望 〜人が乗った状態での浮上実験の御紹介を含めて〜
●講師 徳島大学 大学院社会産業理工学部 准教授 博士(工学) 三輪 昌史 氏
●講師 徳島大学 大学院社会産業理工学部 助教 博士(工学) 山中 建二 氏
【講座の趣旨】
ドローンと呼ばれているマルチコプタの制御技術を用いた空飛ぶクルマの開発について,その歴史的な経緯,分類や技術的な背景について講演します。また,技術的な背景については,なるべく簡易な説明で詳細に解説を致します。
【セミナープログラム】
1.空飛ぶクルマ SkyCarとFlying Vehicle
2.SkyCarの歴史とその種類
3.空飛ぶクルマの原理 揚力
4.固定翼機と回転翼機
5.マルチコプタの発展
6.空飛ぶクルマの現状
7.日本での空飛ぶクルマと展望
8.「友人浮上実験」の紹介
8.1 実験の概要,目的
8.2 機体スペック,実験環境
8.3 実験風景の紹介,結果の考察,今後の課題など
【質疑応答】
セミナー講師
【第1部】(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ロボット・AI部 主査 平山 紀之 氏
【第2部】東レ・カーボンマジック(株) 代表取締役社長 奥 明栄 氏
【第3部】PDエアロスペース(株) CTO直轄 PM 吉田 裕一 氏 【元・三菱重工業(株)】
【第4部】徳島大学 大学院社会産業理工学部 准教授 博士(工学) 三輪 昌史 氏
徳島大学 大学院社会産業理工学部 助教 博士(工学) 山中 建二 氏
セミナー受講料
第1部 : 無料
第1部〜第4部 : 1名につき 66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
受講料
66,000円(税込)/人
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