
化学物質・環境規制ワークショップ 2023 第3回<中国・台湾の化学物質規制~企業に求められる対応と最新のトピックスについて~>
化学物質・環境規制ワークショップ 2023 第3回
(全6回 2023年~2024年)
セミナープログラム
【第1部:台湾】
■セミナーポイント
化学物質に対する管理が強化されている台湾では、2023年8月22日、これまでの環境保護署(日本の環境省に相当)が「環境部」へと改編され、下部組織で化学物質管理を担当する毒物及び化学物質局も今回の改変に伴い「化学物質管理署」に格上げされました。台湾外交部によると、陳建仁行政院長(首相)は、環境部設立の式典において、「環境部の設立は、環境の持続可能な発展におけるマイルストーンとなる。持続可能な環境があって、持続可能な台湾となることから、学者、民間、中央政府、地方自治体の共同努力が必要で、団結すればさらに遠くまで前進できる。台湾が環境保護、気候変動、低炭素ガバナンスの観点から、世界各国の学びの対象となり、レジリエンスと温かみのある台湾となるよう願っている」と述べています。
今回のオンラインセミナーでは、台湾の新化学物質の登録、既存化学物質の登録及び登録後の管理要求、毒性及び懸念化学物質の登録・届け出、危険化学物質に関するSDSの提供等、企業の担当者が把握しなければならない各規制の概要を分かりやすく説明すると同時に、GHS関連規制の修正など最新の動向もご紹介致します。
■参加して得られる知識
〇台湾の新規化学物質に関する法規制の概要と動向について
〇台湾の既存化学物質に関する法規制の概要と動向について
〇台湾の毒性化学物質と懸念化学物質に関する法規制の概要と動向について
〇台湾向けSDSとラベルに関する法規制の概要と動向について
■セミナー内容
1 台湾の新規化学物質と既存化学物質規制の概要
1.1 新規化学物質と既存化学物質への基本要求および必要な対応
・台湾における化学物質管理の担当国家部門について
・インベントリの検索
・新化学物質の登録と管理に関する要求および対応
・既存化学物質の登録と管理に関する要求および対応
1.2 新規化学物質および既存化学物質の規制に対する企業対応の注意点
2 毒性及び懸念化学物質の登録及び届出について
2.1 毒性化学物質、懸念化学物質とは何か?
2.2 どのような対応が必要か?
3 台湾向けSDSとラベルに関する基本要求と法規制の改正状況
3.1 台湾向けSDSとラベルの基本要求
3.2 GHS関連法規制の改正状況
4 Q&A
【第2部:中国】
■セミナーポイント
中国では、2021年1月より新規化学物質管理規制が新しくなり、2022年2月より危険化学品の登記システムも新しくなりました。それにともない、これまでとは異なる対応が必要になる場面が多く、中国域内企業だけでなく、日本企業様を含む域外企業も対応に苦慮するケースが少なくありません。
本講座では、中国の新規化学物質と危険化学品に関する規制の基礎知識(概要)の習得に加え、危険化学品のQRコードに関する要求や運用状況、長江保護法に関連する危険化学品への要求、及び新規化学物質の備案(届出)や登記における12号令の新しい要求、備案/登記後の管理に対する企業の対応の注意点など実務上の重要なトピックについても、理解を深めることを目標とします。
■参加して得られる知識
〇中国の新規化学物質に関する法規制の概要と動向について
〇中国の危険化学品に関する法規制の概要と動向について
〇危険化学品へのQRコード付与要求と運用状況について
〇長江保護法に基づく上海海事局の危険貨物への要求について
〇中国向けSDSとラベルに関する法規制の概要と動向について
■セミナー内容
1 中国危険化学品の関連規定と運用状況
1.1 中国危険化学品登記の新システムについて
1.2 危険化学品登記と登記後の要求
1.3 危険化学品に関連する要求と運用状況
1.3.1 危険化学品包装、ラベルへのQRコード付与について
1.3.2 長江保護法に関連する要求と対応
1.3.3 その他の関連情報
2 中国新規化学物質の関連規定と運用状況
2.1 第12号令の基本要求と注意点
2.2 届出、登記後の対応と運用状況(ペナルティを受けないために)
3 中国向けSDSとラベルに関する基本要求と法規制の改正状況
3.1 中国向けSDSとラベルの基本要求
3.2 GHS関連法規制の改正状況
4 Q&A
* 希望者は講師との名刺交換が可能です
セミナー講師
(株)アジアンエクスプレス 化学品情報管理部 部長 清本 珠音 先生
■ご略歴・ご活動
中国の大学を卒業後、警察や入国管理局での中国語通訳を務め、警察内の語学研修では中国語講師も担当。
2012年、中国/台湾ケミカル法規コンサルティング業務を提供する株式会社アジアンエクスプレスに入社。
中国や台湾の化学物質規制に関連するコンサルティング業務、及び中国/台湾向けGHSラベル/SDS作成業務等を担当し、
日本企業の中国及び台湾のケミカル法規対応のサポートを行う。
また、業界内の各マスコミ主催セミナーにて講師を務め、雑誌等への寄稿も行う。
セミナー受講料
本講座は化学物質・環境規制ワークショップ2023(全6回)の第1回として開催いたします。
<<全6回のラインナップ>>
第1回 11/22『東南アジア、インド、オセアニアの化学物質規制動向』
第2回 12/8 『韓国の化学物質規制最新動向と企業の対応』
第3回 12/22『中国/台湾の化学物質規制動向』
第4回 1/16『日本の化学物質規制/食品包装材料規制動向』
第5回 2/16 『米国(連邦/カリフォルニア州 他)の化学物質規制動向』
第6回 調整中『欧州の化学物質規制動向』
※講座タイトルは変更の可能性がございます
【参加講座選択】
各1回 1名11,000円(税込(消費税10%)、資料付)
※1社複数名割引、学校法人割引の適用は御座いません
【全6回一括のお申込み】
全6回 1名49,500円(税込(消費税10%)、資料付)
※1社複数名割引、学校法人割引の適用は御座いません
※2023年11月13日以降のキャンセルはできませんので予めご了承下さい。
※一括でお申し込みの場合、備考欄にその旨ご記入ください。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
11,000円(税込)/人