
DNAやタンパク質と比べて応用の難しい「RNA創薬」の最前線!
技術開発の動向と共に、最新研究から可能性等に至るまで、解説いたします!
お申込み方法により、録画映像を後日ご視聴頂くことも可能です。
セミナー趣旨
今、RNA創薬が熱い。一方、DNAやタンパク質に比べてRNAは生体分解性が高いため、RNAを創薬に応用するには特別な知識や更なる技術開発が必要である。
本講義では、細胞内RNA分解に関する基礎を説明した上で、合成RNAを細胞内で安定的に作用させるための技術等を紹介する。さらに、内在性の機能性RNAであるノンコーディングRNAの諸機能を紹介することで、RNAの可能性について考察する。
習得できる知識
・細胞内RNA動態の基礎知識
・細胞内でRNAを安定的に作用させるための基礎知識
・ノンコーディングRNAに関する基礎知識
・RNAを創薬応用するために必要な基礎知識
セミナープログラム
1.細胞内RNA分解機構の概要
1.1 RNA分解経路
1.2 RNA品質管理
2. RNA創薬におけるRNA安定性制御の重要性
2.1 外来RNAの細胞内運命
2.2 RNA安定化技術
3.創薬シーズとしてのノンコーディングRNA
3.1 ノンコーディングRNAの概要
3.2 創薬シーズとしての可能性
4.関連技術開発の最新動向
4.1 RNAの修飾
4.2 環状RNA
5.今後の展望やまとめ
6.質疑応答
■講演中のキーワード
・RNA
・合成RNA
・RNA分解
・ノンコーディングRNA
・創薬
セミナー講師
東京大学アイソトープ総合センター 研究開発部門/東京大学大学院薬学系研究科 核酸制御学教室(協力講座)
教授 博士(薬学) 秋光 信佳 先生
■ご経歴
1996年4月 日本学術振興会特別研究員(DC1)
1997年3月 九州大学大学院薬学研究科博士課程 中途退学(助手採用のため)
1997年4月 九州大学・薬学部・微生物薬品化学教室、助手
2000年4月 東京大学・薬学部・発生細胞化学教室、助手
2003年1月 フリードリッヒ・ミッシャー研究所(スイス連邦国)、博士研究員
2005年3月 独立行政法人 産業技術総合研究所・生物機能工学研究部門、常勤研究員
2008年4月 東京大学・アイソトープ総合センター、准教授
2014年4月 東京大学・アイソトープ総合センター、教授
■ご専門および得意な分野・ご研究
・RNAプロセシングや分解制御
・RNAを用いた創薬研究
■本テーマ関連学協会でのご活動
・国際RNA学会
・日本RNA学会
・日本分子生物学会
・日本薬学会
・日本癌学会
・日本放射線影響学会
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講料
47,300円(税込)/人
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