【中止】オルガノイド培養法 ～基盤技術から、培養における諸問題の解決、種々の培養・応用例まで～＜東京会場セミナー＞

セミナー趣旨

  オルガノイド（organoid）とは、一般的には生体外で構成された臓器・組織様三次元細胞組織として認識される。オルガノイドは培養法の発展および幹細胞の発見により、高次構造化や高機能化が急速に進んでいる。本講演ではオルガノイド培養法について、現在までの到達点と応用例について歴史的変遷を踏まえて解説する。一方、オルガノイド培養法の基盤技術は三次元培養技術である。そこで、三次元培養技術の概要を解説するとともに、演者の経験を中心に三次元培養技術の実際および諸問題の解決について紹介する。

受講対象・レベル

・本テーマに興味のある方。
・動物細胞培養未経験の方、これからはじめようという方
・三次元培養法、オルガノイド培養法に興味のある方

必要な予備知識

この分野に興味のある方なら、特に必要ありません。

習得できる知識

・オルガノイド培養法に関する基礎知識
・オルガノイド培養法の基盤技術としての三次元培養に関する基礎知識
・動物細胞培養に関する一般的知識
   など

セミナープログラム

1．オルガノイド培養法とは
　1）オルガノイド培養法とは
　2）オルガノイド培養法の変遷
2．オルガノイド培養法の基盤技術としての三次元培養法
　1）三次元培養法とは
　　・単層培養法と三次元培養法
　　・三次元培養細胞の特徴
　2）三次元培養法の例
　　・サンドイッチ培養、ゲル包埋培養
　　・スフェロイド培養
　　・その他の三次元培養
3．種々のオルガノイド培養法
　・脳
　・消化管
　・眼
　・肝
　・腎
　・その他
4．三次元培養法の実際と諸問題の解決
　1）細胞調製
　　・初代細胞調製と細胞生存率推移の実際
　2）オルガノイド形状・構成細胞数
　　・オルガノイド形状、構成細胞数が与える影響
　　・肝細胞オルガノイド内部での生細胞分布状況と形状効果の実際
　3）スケールアップ
　　・オルガノイドの大量作製
　　・オルガノイド構成細胞数のスケールアップ
　　・ボトムアップ法による紐状オルガノイド形成の実際
5．オルガノイド培養法の応用例
　1）再生医療
　2）創薬
　3）発生、病態モデル
6．オルガノイド培養法の今後の展望
＜質疑応答・個別質問・講師との名刺交換（ご希望の方のみ）＞

※途中、小休憩を挟みます。

セミナー講師

 九州大学大学院 工学研究院 化学工学部門 准教授　 水本 博 先生

■ご略歴
1998年3月　九州大学大学院工学研究科化学機械工学専攻修士課程修了
2000年1月　日本学術振興会特別研究員（DC2）
2001年3月　九州大学大学院工学研究科化学システム工学専攻博士後期課程修了、博士（工学）
2001年4月　日本学術振興会特別研究員（PD）
2002年4月　九州大学大学院工学研究院化学工学部門助手
2004年11月　九州大学大学院工学研究院化学工学部門助教授
2007年4月　九州大学大学院工学研究院化学工学部門准教授

セミナー受講料

1名41,800円(税込（消費税10％）、資料付)
＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
＊学校法人割引；学生、教員のご参加は受講料50％割引。

受講について

• 感染拡大防止対策にご協力下さい。
• セミナー会場での現金支払いを休止しております。
• 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
• 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
• 録音・録画行為は固くお断り致します。
• 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
• 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
  場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(＊PC実習講座を除きます。)