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カーボンナノチューブの基本特性と熱電特性 の制御技術 〜フレキシブル熱電変換デバイスへの 応用に向けて〜
開催日 |
12:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 繊維・炭素系素材技術 電気・電子技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【大田区】大田区産業プラザ(PiO) |
交通 | 【京急】京急蒲田駅 |
【カーボンナノチューブ】を更に識る! 合成・精製・物性制御。
近年明らかになった、大きなゼーベック効果についても!
講師
首都大学東京 理学研究科 物理学専攻 教授 理学博士 柳 和宏 先生
受講料
1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■講師より
最も熱電変換性能が良いデバイスは一次元系材料で実現できることが理論的に予想されています。単層カーボンナノチューブは、直径1nm程の円筒状ナノ炭素一次元材料です。単層カーボンナノチューブは、その構造によって、金属的な性質をもつもの、半導体的な性質をもつものなど様々な種類のものがあり、本講演では、その基礎的な物性、最近の合成・分離精製技術、そして近年明らかになった大きなゼーベック効果とその制御について解説します。フレキシブル材料としての魅力および熱電特性の向上に向けての課題を解説するとともに、単層カーボンナノチューブの高純度化・配列制御によりどのように特性向上可能か解説します。
■受講して得られる情報・知見は?
・単層カーボンナノチューブの基本的性質と評価方法
・単層カーボンナノチューブの合成と分離精製法
・単層カーボンナノチューブの物性制御方法
・単層カーボンナノチューブにおける電気化学ドーピング(電気二重層キャリア注入)
・単層カーボンナノチューブのゼーベック特性とその制御方法
・フレキシブル材料系の熱電特性の課題
セミナー内容
0.はじめに 熱電変換能について
1.単層カーボンナノチューブの基礎物性
1.1 単層および多層カーボンナノチューブの研究の変遷(歴史的ながれ)
1.2 カイラリティと電子構造
1.3 金属型単層カーボンナノチューブの物性
1.4 半導体型単層カーボンナノチューブの物性
1.5 単層カーボンナノチューブの色と構造
2.単層カーボンナノチューブの合成と精製
2.1 単層カーボンナノチューブの合成法
2.2 単層カーボンナノチューブの精製法
3.単層カーボンナノチューブの物性制御方法
3.1 電気化学ドーピング方法
3.2 単層カーボンナノチューブにおける電気化学ドーピング
3.3 電気化学ドーピングによる色制御・プラズモン制御
3.4 電気化学ドーピングによる内包分子の電荷制御
3.5 ナノチューブ以外の物質系における電気二重層キャリア注入による物性制御の最近の話題
4.単層カーボンナノチューブの熱電物性の制御
4.1 フレキシブル材料系の熱電特性の課題
4.2 単層カーボンナノチューブの熱電物性制御の実験系の具体的説明
4.3 ゼーベック効果の制御
4.4 高純度化・配列制御薄膜の熱電特性
5.まとめと今後の展望
<質疑応答・名刺交換・個別相談>