【中止】循環型社会へ向けたバイオプラスチックの現状と課題、高機能化の指針

~ 物性改善と生分解性・環境分解性の制御、用途展開とこれから ~

バイオマス由来各種高分子の物性、構造、加工を研究されている講師が教える!
~ プラ製品の製造、高機能化に関わる技術から​認証制度・保証制度まで学べる半日講座 ~

今後のバイオマスプラスチック開発の指針を見出すとともに
拡大する用途展開(医用材料、電子部品、顔料、添加剤、、他)や
生分解性の評価方法、環境評価、安全性に関する認証までカバーします。
 
物性改善、成形加工の最適化、分解性制御、新規分野への展開などにご関心のある方やプラスチック素材・製品を開発する方から利用する方まで、幅広くお役立て頂ける講座です。

【特典】
■アーカイブ配信
このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
Live受講に加えて、アーカイブでも一定期間視聴できます。
※視聴期間:11/1~11/7

セミナー趣旨

 現代の生活および社会において、プラスチックはあらゆる分野において不可欠な材料として幅広く利用されている。また、従来無機材料が中心であった自動車部材等の、高強度・高耐久性用途への利用拡大も進められている。その一方、廃プラの移送および処理に関する国家間の問題、海洋投棄されたプラスチックによる海洋生物への被害という問題が改めてクローズアップされている。これらの問題点を克服しながら、プラスチックを有効に活用していくためには、既存のプラスチックの改良のみならず、既存プラスチックと同様(あるいはそれ以上)の機能性および生産性を有しながら、既存プラスチックにはない生分解性などの性質を有するプラスチックの開発が不可欠である。また、使用後の効率的なリサイクルシステムの構築も重要な課題である。
 これら諸問題の解決策として期待されているのが、植物などの生物資源(バイオマス)を出発原料とする、あるいは微生物や各種生物が産生するバイオプラスチックの普及拡大である。日本においても2005年の愛知万博をきっかけにバイオプラスチックの普及が進められているが、一層の普及拡大のためには、生産コストの削減、高機能化および多用途対応が不可欠である。
 本セミナーでは、バイオマスプラスチックの製造、物性、加工プロセスおよび用途展開に関して、既存プラスチックと比較しての特長および課題点を整理し、今後のバイオマスプラスチックの開発展望に関する指針を提供することを目的とする。

受講対象・レベル

プラスチック素材・製品を扱う全業種に関わる方

習得できる知識

・既存プラスチックと比較してのバイオプラスチックの特徴
・バイオプラスチックを素材として利用するにあたってのポイント

セミナープログラム

1.バイオプラスチックを取り巻く社会状況と普及の現状
 1.1 プラスチックの製造・使用・廃棄・リサイクル
 1.2 プラスチックと環境問題
 1.3 バイオプラスチックの由来、製造法、および構造による分類
  1.3.1 バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと同じ構造を持つプラスチック
     ・バイオポリオレフィン
     ・バイオPET
  1.3.2 バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと異なる構造を持つプラスチック
     ・ポリエステル系バイオプラスチック
     ・多糖系バイオプラスチック
     ・芳香族系バイオプラスチック
  1.3.3 生物が直接合成するプラスチック
      ・バイオポリエステル

2.バイオプラスチックの高機能化
 2.1 バイオプラスチックの物性改善
  2.1.1 耐熱性の改善
  2.1.2 力学特性の改善
     ・高強度化
     ・脆性の改善
 2.2 バイオプラスチックの成型加工性改善
  2.2.1 成形サイクルの改善
  2.2.2 様々な成形法への最適化
 2.3 バイオプラスチックへの新規加工法の応用
  2.3.1 電界紡糸法
  2.3.2 3Dプリンタ
  2.3.3 微粒子化
 2.4 生分解性および環境分解性の制御
  2.4.1 「生分解性」とは?
  2.4.2 プラスチックの構造制御による分解性制御
  2.4.3 プラスチックを資化する生物

3.バイオプラスチックの用途展開とこれから
 3.1 汎用用途(パッケージ材料など)
 3.2 高機能用途(医用材料など)
 3.3 バイオプラスチックの認証制度と品質保証
  3.3.1 国内外における認証制度
  3.3.2 「バイオマス由来」であることの保証
 3.4 新規分野への展開

□ 質疑応答 □


[キーワード]バイオプラスチック、バイオマス、生分解性、リサイクル、力学特性、耐熱性、ナノ構造、微生物

セミナー講師

東京農業大学 生命科学部 分子生命化学科 教授 石井 大輔 氏
 
【ご専門】
高分子化学 グリーン・環境化学
 
【略歴】
2005年3月京都大学大学院農学研究科森林科学専攻博士後期課程修了、博士(農学)取得
以降理化学研究所協力研究員、日本学術振興会特別研究員を経て
2008~2013年龍谷大学助教、
2013~2017年東京大学特任助教、
2017年4月より現職

セミナー受講料

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※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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※他の割引は併用できません。

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1名申込みの場合:35,750円 ( E-Mail案内登録価格 33,990円 )
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  • PDFテキスト(印刷可)

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   汚染物質排出抑制技術   生物・細胞技術

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高分子・樹脂材料   汚染物質排出抑制技術   生物・細胞技術

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