【初心者のための】具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析【オンデマンド配信】

55,000 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

このセミナーの申込みは終了しました。


よくある質問はこちら

このセミナーについて質問する
開催日 オンデマンド
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 医薬品技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   SQC一般
開催エリア 全国

~安全性予測、OOTのイレギュラー対応事例・規格外のリスク予測~

安定性モニタリングで製品回収の多い下記の対策について統計的な視点で説明します。統計的視点とは、統計・確率だけでなく、3ゲン(現場、現物、現実)・5ゲン(原理、原則)が重要です。事例からその視点を紹介します。

1)溶出試験2)含量3)類縁、不純物  統計・確率の視点4)経時変化のばらつきの理解5)確率の求め方(95%信頼区間)  安定性試験の結果から製造時に規格外となるリスクがどの程度となるか、潜在リスクをどのように見積もるか6)回帰式による有効期間切れ時の予測

またOOS/OOTの理解も重要になりますので事例を交えて説明します。

 

日時

視聴期間:主催者でお申込み受付後、10営業日(期間中は何度でも視聴可)【オンデマンド配信受講】 2024年1月30日(火) まで申込受付中  /収録日時2023年5月23日 /視聴時間:4時間46分

セミナー講師

(株)ミノファーゲン製薬 顧問脇坂 盛雄氏 エーザイ株式会社入社後、品質企画部 統括部長、品質薬事部 統括部長、品質保証責任者など30数年に渡り従事し、2013年9月に退職、現在に至る。【主なご業務/専門】医薬品の品質管理/品質保証
 
【略歴】1976年大阪大学理学部化学科卒、'78年大阪大学院化学系有機化学修士卒'78年(財)大阪大学産業科学研究所'79年エーザイ 川島工場/品質管理(GMP)⇒留学(Clarkson University.MBA)⇒研修関係⇒生産企画⇒本社/品質保証⇒美里工場/品質保証(GMP)⇒本社/品質保証(品質管理9年/品質保証21年)治験薬のQA8年/製造品質に関する軽微変更・一部変更申請業務/添付文書を除く表示資材の表示決裁10年グローバルの品質保証責任者/GQP品責8年⇒'13年9月末退職(退職時統括部長&理事)⇒数社のコンサル/顧問&セミナー講師、執筆など(現在)

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 55,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】1名申込みの場合:40,150円 ( E-Mail案内登録価格 38,170円 )※WEBセミナーには「アーカイブとオンデマンド」が含まれます。※1名様でお申込み場合、キャンペーン価格が自動適用になります。※他の割引は併用できません。

受講について

オンデマンド配信の受講方法・視聴環境確認

  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み後すぐに視聴可能です。S&T会員マイページ(無料)にログインいただき、ご視聴ください。
  • 視聴期間内にご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。(テキストに講師の連絡先が掲載されている場合のみ)
  • 以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】  ≫ 視聴環境

配布資料

  • PDFテキスト(印刷可)

セミナー趣旨

安定性モニタリングはPIC/S GMPの6つのギャップの一つとして実施が通知で定められ、各社が実施しています。また富山県のある製造所では安定性モニタリング未実施により製品回収になりました。 今多くの会社が安定性モニタリングで規格不適合により製品回収が増えています。問題は規格不適合の結果が出て回収していることです。安定性は直ぐに規格不適合が起きるのではなく、規格下限(含量や溶出)、規格上限(類縁や不純物)に近づいているのです。前もって推測できます。その推測に統計・確率の知識が必要です。規格不適合を予測し、対応を今行っていると、規格不適合になり製品回収になった時には、今流通している製品並びに物流在庫品は製品回収のリスクがありません。欠品回避ができるのです。欠品になることと製品回収では雲泥の差があります。なんといっても患者様に継続して服用していただけます。また営業サイドからは一度他社の製品回収になると再度納入することはハードルが高くなります。このセミナーにご参加され、それができれば参加費以上のメリットがあります。 実際に起きている多くの安定性モニタリングの製品回収事例からも問題点を学ぶことにより、どこに注意が必要かも知ります。 安定性モニタリングで製品回収の多い下記の対策について統計的な視点で説明します。統計的視点とは、統計・確率だけでなく、3ゲン(現場、現物、現実)・5ゲン(原理、原則)が重要です。事例からその視点を紹介します。1)溶出試験2)含量3)類縁、不純物統計・確率の視点1)経時変化のばらつきの理解2)確率の求め方(95%信頼区間)安定性試験の結果から製造時に規格外となるリスクがどの程度となるか、潜在リスクをどのように見積もるか3)回帰式による有効期間切れ時の予測 またOOS/OOTの理解も重要になりますので事例を交えて説明します。

セミナープログラム

1. 改正GMP省令の安定性モニタリング1) 溶出試験不適合による製品回収2) 福井県/富山県製造所の第三者委員会からの学び    ・OOSの取り扱い    ・安定性モニタリングの取り扱い3) 安定性モニタリングの実施4) 25℃×60%と申請時の室温成り行きの長期安定性で齟齬が生じた場合5) 製品品質照査の定期と臨時の確認の意味2. 安定性モニタリングによる製品回収事例1) 含量の低下による規格逸脱による製品回収2) 溶出試験不適合による製品回収事例3) 類縁/不純物4) 製品回収事例から見えて来るもの5) 欠品を来さない場合6) 欠品を来す場合3.知っておきたい統計の知識1)バラツキの概念と分析バラツキの要因  データを見るとは規格適合だけでなく、そのデータの発生確率を知ること2)95%信頼区間(バラツキによる規格不適合を考える)3)相関係数と回帰式(含量低下を考える)4)F検定&t検定5)分散分析4.OOS発生時のラボエラー調査1)標準品変更時のOOS2)ラボエラーに気付かず製品回収3)PMDAによる試験不備による製品回収4)日医工のOOSの判断不備への当局の指摘5)規格限界値付近のデータの意味とその対応6)欧米のOOSガイドライン5.溶出試験以外の安定性モニタリングでの製品回収1)含量  (1)原薬の新製法による物性変化(結晶形)による安定性での低下  (2)原薬の粒子径(ビタミンA)のバラツキと経年での安定性のバランス2)類縁/不純物  (1)研究開発時点でのデータ処理の問題  (2)原薬の出発物質変更による経年での不溶性異物  (3)生薬の類縁物質の原薬と経年での管理3)その他6.ラボエラーによる製品回収/欠品対応事例 1)凍結乾燥製剤の製品回収 (2005年) の事例2)標準品変更に伴う欠品リスクによる当局対応7.原薬の製造方法変更による物性変化の安定性への影響1)1/10スケールの確認2)フルスケールでの問題3)対応8.原薬の粒子径(ビタミンA)のバラツキと経年での安定性のバランス1)経年対策で粒子径を大きく2)経年で規格不適合9.割り増し仕込み(過量仕込み)について1)ICH Q82)2013年GMP事例集3)実際の事例4)福井県の製造所の割り増し仕込み事例を考える10. 類縁/不純物1)研究開発時点でのデータ処理の問題2)原薬の出発物質変更による経年での不溶性異物3)生薬の類縁物質の原薬と経年での管理11.製造時/安定性モニタリング時の溶出試験とOOSの関係1) 溶出試験でOOSが出た場合の対応2) 製品回収のリスク12.海外製造所品の溶出試験齟齬対応1) 海外製造所と受け入れ試験結果の不一致2) 話し合いの結果3) 取り決め事項への反映13.海外販売品導入時の品質評価(溶出試験)1) 導入時の品質の確認2) 溶出試験の課題とその対応14.国内販売品の販売移管時の品質評価(溶出試験)1) 移管時の品質の確認2) 溶出試験の課題とその対応15.溶出試験で製品回収を起こさないために1) 製品品質照査結果からリスクのある製品の抽出(確率/統計の視点から)2) 改善対応  ・処方変更  ・製造方法変更  ・包装変更3) 溶出試験の堅牢性(影響を受けやすい製品のリストアップ)  ・原薬の粒子径管理  ・経年で低下する場合  ・OOT管理16.技術移管時の溶出試験の確認と溶出試験に影響を及ぼす因子1) 4液性の溶出挙動確認2) 原料3) 製造方法4) 包装(ピンホール)17.QCで防ぎたい品質トラブル1)溶出試験の統計確率のリスクの考え方2)主薬の結晶形の影響3)主薬の物性の溶出試験への影響4)類縁物質が注射剤の不溶性異物に影響