6Gに向けた透過屈折板・反射板の基礎とIRS/RISの研究・開発動向

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    6G、7Gでは、中継器として動的な透過屈折版や反射板が必須となります。しかし、制御システムと構成の複雑さ、消費電力の増加や高い加工精度の要求などの課題が指摘されています。本セミナーでは、電磁波の透過屈折版・反射板の基礎・原理、移動通信システムの実現に向けての取組みから、開発の方向性と課題を示していただきます。材料、加工、システム設計に向けて、知っておくべきその前提を基本から学べるセミナーです。

    習得できる知識

    電磁波は通信の専門外の方にも
    ・反射板、透過板の本質を基礎から学べる。
    ・「できること」「できないこと」がわかる。
    ・「現在技術はどこまで進んでいるか」「実現の障壁は何か」が明確にできる。

    セミナープログラム

    第1部 13:00~14:20
    メタサーフェスの基礎と透過屈折板・反射板の設計法

    上田 哲也 氏
    京都工芸繊維大学 電気電子工学系 教授

     電磁気学の基礎として、平面波の取り扱い、異種媒質間での境界条件、斜め入射・反射・透過、スネルの法則を復習した後、サブ波長サイズの構成要素からなるメタマテリアルおよびメタサーフェスの基礎について説明する。メタサーフェスによる透過屈折板および反射板の設計法、無反射ホイヘンスメタサーフェス、2軸異方性の単位構成要素からなるメタサーフェスによる偏波回転機能について解説する。

    1. 電磁気学の基礎
    2. 平面波
    3. 異種媒質間での境界条件
    4. 平面波の斜め入射・反射・透過とスネルの法則
    5. 波動インピーダンスと無反射条件
    6. 1次波源と2次波源
    7. メタマテリアルとメタサーフェス
    8. 透過屈折板および反射板の設計法
    9. 無反射ホイヘンスメタサーフェス
    10. 2軸異方性素子による偏波回転


    第2部 14:30~15:50
    Intelligent Reflecting Surface(IRS)/ Reconfigurable Intelligent Surface(RIS)の研究動向と課題

    川本 雄一 氏
    東北大学 大学院情報科学研究科 准教授

     6G実現に向けた技術要素の一つとして注目を集めているIntelligent Reflecting Surface (IRS) に関する研究開発について紹介します。IRSを利用した新たな移動通信システムの実現に向けて世界中で様々な取り組みが成されており、本講演では具体的な研究開発事例を紹介しつつその重要性や実現に向けた課題などについてお話しします。

    1. Intelligent Reflecting Surface (IRS) とは
    2. 近年のIRS関連研究開発の動向
    3. IRSを組み込んだ通信システム
    4. IRSに関する研究開発事例紹介
     4.1 IRSの配置最適化に関する検討
     4.2 IRS制御オーバヘッド削減に関する検討
     4.3 IRSのマルチユーザ対応に関する検討
     4.4 60GHz帯対応IRS試作機を用いた通信実験による検証
    5. まとめ~今後のIRS活用に向けた期待~

    セミナー講師

    上田 哲也 氏
    京都工芸繊維大学 電気電子工学系 教授

    川本 雄一 氏
    東北大学 大学院情報科学研究科 准教授

    2019年10月 - 現在 東北大学, 大学院情報科学研究科, 准教授
    2016年10月 - 2019年9月 東北大学, 大学院情報科学研究科, 特任助教
    2016年4月 - 2016年9月 東北大学, 大学院情報科学研究科, 博士研究員
    2013年4月 - 2016年3月 日本学術振興会, 特別研究員(DC1)
    2016年3月 東北大学, 大学院情報科学研究科 後期博士課程卒

    江南 俊夫 氏
    積水化学工業(株) 高機能プラスチックスカンパニー エレクトロニクス戦略室 戦略推進グループ長 博士(工学)

    <学協会等活動>
    エレクトロニクス実装学会会員.エレクトロニクス実装学会理事(2023年5月~現在)
    エレクトロニクス実装学会国際事業委員副委員長(2023年5月~現在)
    エレクトロニクス実装学会関西支部幹事(2003年5月~現在)
    微細加工工業会会員、IEEE EPS Japan Chapter Chair(2020年1月~現在)

    セミナー受講料

    38,500円 (Eメール案内登録価格:1名30,800円,2名38,500円,3名52,800円)
    ※資料付
    ※Eメール案内を希望されない方は、「38,500円×ご参加人数」の受講料です。
    ※Eメール案内(無料)を希望される方は、通常1名様38,500円から
     ★1名で申込の場合、30,800円
     ★2名同時申込の場合は、2名様で38,500円
     ★3名同時申込の場合は、3名様で52,800円
     ★4名以上同時申込の場合は、人数×15,400円
    ※2名様以上の同時申込は同一法人内に限ります。
    ※2名様以上ご参加は人数分の参加申込が必要です。
     ご参加者のご連絡なく2名様以上のご参加はできません。

    受講について

    <Webセミナーのご説明>
    本セミナーはZoomウェビナー(予定)を使用したWebセミナーです。
    ※ZoomをインストールすることなくWebブラウザ(Google Chrome推奨)での参加も可能です。
    お申込からセミナー参加までの流れはこちらをご確認下さい。
    キャンセル規定、中止の扱いについては下欄の「お申込み方法」を確認ください。

    <禁止事項>
    セミナで共有・公開・配布される資料、講演内容の静止画、動画、音声のコピー・複製・記録媒体への保存を禁止いたします。

    <配付資料について>
    本セミナーの資料はPDF形式(電子データ)で配布予定です。
    サーバーからダウンロードしていただきます
    会社システムセキュリティ等によりお受取方法に制限がある場合は、他の受取可能な受信環境でダウンロードしてください


     

    受講料

    38,500円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    38,500円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    通信工学   電子材料   ナノ構造化学

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    38,500円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    通信工学   電子材料   ナノ構造化学

    関連記事

    もっと見る