非可食バイオマスを原料としたバイオリファイナリーと次世代バイオプラスチックの技術・市場開発最前線
開催日 |
10:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | サイエンス&テクノロジー株式会社 |
キーワード | 地球温暖化対策技術 汚染物質排出抑制技術 高分子・樹脂材料 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | オンライン配信セミナー |
食料問題と競合しない非可食バイオマスにクローズアップ!木質・草本系バイオマス由来のリグノセルロースやヒマシ油のバイオリファイナリー技術の現状・課題・展望はいかに?次世代バイオプラスチックの最新動向と併せてお届けします
【特典】■アーカイブ配信このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。Live受講に加えて、アーカイブでも一定期間視聴できます。※視聴期間:10/25~10/31
セミナー講師
セミナー受講料
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受講について
Zoom配信の受講方法・接続確認
- 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
- 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー中、講師へのご質問が可能です。
- 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。≫ テストミーティングはこちら
配布資料
- 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
セミナー趣旨
習得できる知識
・地球環境保全と持続的な資源循環型社会に向けての業界や法規制動向・非可食バイオベース・モノマーや化学品の最新開発動向と技術的課題・新規バイオプラスチックの開発動向と基本特性、用途・製品・市場開発動向
セミナープログラム
1.地球環境・資源・廃棄物問題の抜本的解決のために 1.1 既存石油系合成高分子化合物が内包する基本的問題点 1) 原料枯渇問題…50年後に枯渇、そこに至る迄に需給関係から価格高騰必至 2) 地球温暖化問題…焼却などに伴う温暖化ガスの増大 3) 廃棄物問題…海洋プラスチック汚染問題など 1.2 海洋プラスチック汚染の実態と生分解性プラスチックの役割 1) 海洋プラ濃度の経年変化(累積増加)曲線 2) 海洋汚染問題に対する短期的視点と長期的(グローバルな)視点 3) 海洋自然生態系が許容し得る分解速度、ポジティブ・コントロールとは? 1.3 バイオプラスチックの識別表示制度と環境負荷低減効果 1) 日本バイオプラスチック協会(JBPA)識別表示制度(2021年改定) ①生分解性プラ ②生分解性バイオマスプラ ③バイオマスプラ 2) カーボン・フットプリント…LCAによる環境負荷の客観的・定量的評価 1.4 世界の法規制と業界動向2.バイオベース・プラットホームケミカルとバイオリファイナリー最前線 2.1 バイオマス資源 1) 可食バイオマス…デンプン(トウモロコシ)や廃糖蜜(サトウキビ) 2) 非可食バイオマス…リグノセルロース(茎や葉、雑草、稲わら、廃木材)、ヒマシ油など 2.2 非可食バイオマスのバイオリファイナリーとプラットフォームケミカル 1) セルロース系糖質調製法とそこから誘導される化学品 ①分解酵素(セルラーゼ)法…酵母や乳酸菌による発酵生産(エタノール、乳酸) ②超臨界加水分解法…Plantrose®/Renmatix社…触媒化学的バイオリフォーミング(パラキシレン) ・酵素生産、糖化、発酵の生化学的過程をすべて統合化したCBP(Consolidated Bioprocessing)とは? 2) バイオマスナフサ調製法と誘導化学品…廃植物油の高温熱分解によるバイオマスナフサのクラッキング(エチレン等) 2.3 バイオベース・モノマー又は中間体 1) C2…エチレングリコール(EG) 2) C3…グリセリン、乳酸、1.3-プロパンジオール(PDO)、3-ヒドロキシプロピオン酸(3-HP)、アクリル酸 3) C4…コハク酸、1,4-ブタンジオール(BDO)、γ-アミノ酪酸(GABA) 4) C6…ソルビトール、イソソルバイド、フランジカルボン酸(FDCA)、アジピン酸 ・北海道大学が従来法の限界を突破する画期的な高効率FDCA新規化学合成法を開発 5) C8…p-キシレン(PX) 6) C10…セバシン酸 7) C18…リシノール酸3.バイオプラスチックの最新動向 3.1 バイオポリエチレン(bio-PE) 3.2 バイオポリプロピレン(bio-PP) 3.3 バイオポリエステル(bio-PES) 1) 生分解性バイオポリエステル ①ポリ乳酸(PLA)…世界的に新設・増産計画が相次ぐ(2024年、約50万トン/年) ・生分解性(堆肥化可能なバイオリサイクル材)と長期使用耐久性(構造材料)の両面展開が可能な唯一のバイオプラスチック ・非可食木材パルプの酵素分解、乳酸発酵を経てPLAを生産する技術開発(王子HD) ②ポリブチレンアジペート・テレフタレート(PBAT) ③ポリブチレンサクシネート(PBS, PBSA) ④微生物産生ポリエステル(PHBV, PHBH)、デンプン系、その他 ・微生物産生ポリエステルが過去40年間、世界中の多くの企業が参入と撤退を繰り返し、 未だ本格的に工業化されない核心的理由とは? 2) 非生分解性バイオポリエステル ①バイオポリエチレンテレフタレート(bio-PET) ・従来のイソブタノール法(Gevo)に代わるRenmatixのPlantrose®を用いたVirentの BioReforming プロセスによるバイオ系パラキシレンの生産が主流に!? ②ポリトリメチレンテレフタレート(PTT) ③ポリエチレンフラノエート(PEF) ・植物由来フランジカルボン酸(FDCA)から成るバイオポリエステル、 PET対比で高いガスバリア性と耐熱性(低温度域) 3.4 バイオポリアミド(bio-PA) 1) ポリアミド11 ・ヒマシ油(リシノール酸トリグリセリド)の熱分解による化学変換により誘導される、 最も歴史の古い古典的なバイオポリアミド 2) ポリアミド610、ポリアミド56 3) ポリアミド10T ・ヒマシ油由来1,10デカンジアミンとテレフタル酸の重合体で、 超高耐熱性や低吸水率、耐薬品性、耐摩耗性、電気特性に優れた次世代スーパーエンプラ 4) ポリアミド4 ・ポリアミドの中で唯一の生分解性プラスチック 3.5 バイオポリカーボネート(bio-PC) ・植物由来複素環式ジオールのイソソルバイドから成るバイオポリカーボネートで、 光学特性や表面硬度、耐光性等に優れた新規エンジニアリング・プラスチック 3.6 バイオポリウレタン(bio-PU) □質疑応答□