
ベイズ最適化の材料開発への適用のポイント ~基礎から最新動向まで~
セミナー趣旨
日本は少子高齢化が進み、人手不足が顕在化しているうえ、働き方改革により、短時間で最大の成果を出すことが強く求められています。効率よく材料開発を進めるための一つの鍵が「ベイズ最適化」です。
本セミナーでは、ベイズ最適化の基礎や活用のコツ、ベイズ最適化を活用した材料開発の最新動向について紹介します。
セミナープログラム
1 背景〜AIやロボットを活用した研究開発の重要性
1.1 材料合成における現在の課題〜探索空間の多次元化
1.2 ベイズ最適化とロボットを組み合わせた「自律的」物質合成とは
1.3 AI、ロボット、研究者が協働するデジタルラボラトリとは
1.4 デジタルラボラトリが研究環境に与えるインパクト
2 材料開発の現場でベイズ最適化を活用するには?
2.1 ベイズ最適化の基礎
2.2 ベイズ最適化による合成条件最適化のシミュレーション例〜何回実験すれば最適化が完了するのか?
2.3 スパース推定を用いたベイズ最適化
2.4 複数のサンプルを並列処理するには?
2.5 複数の物性値を最適化するには?
2.6 適切な課題設定の方法は?
2.7 ベイズ最適化で従来より優れた材料は開発できるのか?
2.8 ベイズ最適化を実際に行うには?
2.9 材料開発へのAI・ロボット導入のポイント
3 まとめ
セミナー講師
中山 亮(なかやまりょう) 氏
東京大学 理学系研究科 化学専攻 固体化学研究室 特任助教(博士(理学))
<略歴>
2013年 京都大学 理学部 理学科 卒業。
2015年 京都大学大学院 理学研究科 化学専攻 博士後期課程。
2015年 日本学術振興会 特別研究員(DC1)。
*高濃度水素ドーピング装置の開発。 *左記を用いた金属酸化物薄膜の電子伝導度制御に関する研究。
2018年 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 一杉研究室 研究員。
2021年 同上 特任助教。
*全固体薄膜電池の作製・評価。 *新規固体電解質薄膜の合成に向けた装置開発。 *AI(ベイズ推定)を用いたイオン伝導度評価手法の開発。 *ベイズ最適化を用いた合成条件最適化のシミュレーション。
2022年 東京大学 理学系研究科 化学専攻 固体化学研究室 特任助教。
現在に至る。
セミナー受講料
お1人様受講の場合 53,900円[税込]/1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)
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受講料
53,900円(税込)/人