〜ポリマーアロイ,再生プラ,バイオプラなど〜 相溶化剤の種類,特性,使い方,分散性評価

★相溶の速度,樹脂分散度,界面状態の理解
★温度,湿度,官能基,表面エネルギーなどの条件最適化

 

~ポリマーアロイ,再生プラ,バイオプラ,フィラー配合,繊維複合樹脂など~

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    セミナープログラム

    【10:00〜11:10】
    第1部 バイオコンポジットにおける酸変性樹脂相容化剤の働きとその評価

    ●講師 山形大学 大学院有機材料システム研究科 助教 博士(工学)  高山 哲生 氏

    【講座の趣旨】
     パルプ繊維を分散した複合材料の界面力学特性に及ぼす無水マレイン酸変性樹脂添加効果について,理論を交えながら解説する。

    【セミナープログラム】
    1.繊維強化複合材料のマテリアルリサイクル性
      1.1 マテリアルリサイクルとは
      1.2 繊維強化複合材料の力学特性を支配する因子
      1.3 SDGsに適した繊維強化複合材料

    2.繊維強化複合材料の力学特性
      2.1 界面力学特性の評価手法
      2.2 界面強さの力学モデル
      2.3 界面相互作用力の力学モデル
      2.4 界面強さと引張強さの関係
      2.5 界面強さとノッチ付き衝撃強さの関係

    3.パルプ繊維分散複合材料の力学特性とマテリアルリサイクル性
      3.1 界面強さに及ぼす無水マレイン酸変性添加剤の影響
      3.2 力学特性に及ぼす繰返し押出の影響

    【質疑応答】


    【11:20〜13:00】
    第2部 ポリマーアロイの概要および 相容化剤の種類,選び方,使い方

    ●講師 テクノリエゾン事務所 代表 今井 昭夫 氏

    【講座の趣旨】
     現在,ポリマー材料・複合材料の大半は,各種のポリマーを組み合わせたポリマーアロイとして提供されており, 材料の改良や高機能化,あるいは新規高分子材料の開発においても,ポリマーアロイの形成過程に関する知識が ますます重要になっている。現実の開発材料の工業化において,適切な相容化剤の活用が開発の促進につながっ ている事例も多い。特に,天然由来材料のアロイ化においては,相容化剤の選定・設計と,混練・混合条件の選定 とが,アロイ性能発現のための重要な技術要素となっている。 本講では,ポリマーアロイ形成の基礎的な考え方から,現実のポリマーアロイ材料の設計の場面で,活用できる 相容化剤の設計・選定方法まで順序立てて解説する。

    【セミナープログラム】
    1.ポリマーアロイの基礎
      1.1 ポリマーアロイとは
      1.2 異種ポリマー間の相溶性と相容性
      1.3 ポリマーアロイのモルフォロジー
      1.4 工業化されたポリマーアロイの歴史と相容化剤

    2.リアクティブプロセッシングと「第三世代ポリマーアロイ」
      2.1 リアクティブプロセッシングとは
      2.2 モルフォロジー形成のプロセス解析
      2.3 リアクティブプロセシングにおける反応性相容化剤の役割
            −熱力学的解析と界面での相容化剤分子数定量解析
      2.4 モルフォロジー制御によるアロイ物性設計

    3.相容化剤の選定と 「第四世代ポリマーアロイ」の設計
      3.1 相容化剤/相溶化剤の分子構造
      3.2 相容化剤の種類と選定の考え方
      3.3 高せん断混錬とナノサイズ分散での相容化剤の挙動
      3.4 ナノモルフォロジーの解析技術  
      3.5 「ボトムアップ戦略」によるナノポリマーアロイの設計と相容化剤
      3.6 植物由来樹脂の利用と相容化剤

    【質疑応答】


    【13:50〜14:40】
    第3部 酸変性低分子量ポリオレフィンの使用例について

    ●講師 三洋化成工業(株) 高機能マテリアル事業本部 研究部 高機能添加剤研究グループ ユニットマネージャー  服部 真範 氏

    【講座の趣旨】
     酸変性低分子量ポリオレフィン「ユーメックス」は,低粘度,高酸変性が特長であり,そのユニークな樹脂改質例(フィラー分散剤, 相容化剤,等)を中心に紹介する。

    【セミナープログラム】
    1.酸変性低分子量ポリオレフィンの構造と特性

    2.酸変性低分子量ポリオレフィンの用途例について
       (1) バイオマスフィラーなどの分散剤として
       (2) ポリマーアロイ用相容化剤として
       (3) 流動性向上剤として
       (4) 密着性向上剤として
       (5) 軟化点向上剤として

    【質疑応答】


    【14:50〜15:50】
    第4部 テルペン系樹脂の相溶化剤としての特性と使用例

    ●講師 ヤスハラケミカル(株) 研究部 部長 吉舎 史晃 氏

    【講座の趣旨】
     天然系粘着付与樹脂として広く利用されているテルペン系樹脂について,ポリマーアロイの相溶化剤としての使用例や特徴を解説する。

    【セミナープログラム】
    1.テルペン系樹脂の構造と特徴
      1.1 粘着付与樹脂とは?
      1.2 タッキファイヤー(TF)の分類
      1.3 テルペン系樹脂の構造と特徴

    2.ポリマーアロイにおける相溶とテルペン系樹脂の応用
      2.1 ポリマーアロイと相溶
      2.2 ポリマーへのTF・テルペン系樹脂の効果
      2.3 ポリマー/エラストマー複合系への応用
      2.4 繊維・フィラー複合材への応用
      2.5 テルペン系樹脂の相溶化剤としての働き

    3.相溶性評価方法
      3.1 イージーピールフィルムとモルフォロジー観察
      3.2 簡易形態観察手法

    【質疑応答】


    【16:00〜17:00】
    第5部 相溶化材によるPP/ セルロース複合材料の力学特性の向上について

    ●講師 岡山県工業技術センター 素材開発部 機能材料科 科長 博士(工学)  日笠 茂樹 氏

    【講座の趣旨】
     セルロースあるいは木粉とPPをはじめとしたプラスチックとの複合材料の作成には 相溶化材と呼ばれる添加樹脂の活用が効果的です。 本講演では,鉱物系フィラーとの比較によりセルロースの補強用フィラーとしての 特性を示した後,相溶化材の活用に関して解説する。

    【セミナープログラム】
    1.はじめに

    2.PPの補強フィラーとしてセルロースは他のフィラーと比較してどのような位置 か?

    3.フィラーコンポジットにおける相溶化材

    4.PP/セルロースコンポジットにおける相溶化材の活用
      4.1 セルロースと相溶化材の相互作用
      4.2 PP/セルロースコンポジットの力学特性
           −−無水マレイン酸変性PP(PP-g-MA)添加効果
      4.3 主鎖の異なる相溶化材とコンポジットの力学特性
      4.4 官能基の異なる相溶化材の比較

    5.おわりに

    【質疑応答】

     

    セミナー講師


    【第1部】山形大学 大学院有機材料システム研究科 助教 博士(工学)  高山 哲生 氏

    【第2部】テクノリエゾン事務所 代表 今井 昭夫 氏

    【第3部】三洋化成工業(株) 高機能マテリアル事業本部 研究部 高機能添加剤研究グループ ユニットマネージャー  服部 真範 氏

    【第4部】ヤスハラケミカル(株) 研究部 部長 吉舎 史晃 氏

    【第5部】岡山県工業技術センター 素材開発部 機能材料科 科長 博士(工学)  日笠 茂樹 氏

    セミナー受講料

    1名につき66 ,000円(消費税込み,資料付)
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    高分子・樹脂材料   複合材料・界面技術   省資源

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