
はじめて学ぶ「バイオインフォマティクス」
・「生命情報科学」の体系的理解へ!
・今どんなことが可能なのか、今後どのような展開が考えられるか?!
・「分かりやすい」「面白い」「興味深い」:毎回好評を博す講師が解説!
セミナー趣旨
1995年にインフルエンザ菌の全ゲノム配列が公開されて以来、ゲノム科学は圧倒的な速度で発展し続けており、ゲノム情報無くして生命現象を理解する事が困難となりつつあります。では、ゲノム科学からもたらされる多様かつ膨大な生物情報を解析することで、どのような知識を得ることができるのでしょうか。また、革新的技術であるGPT-4やPaLM2などの大規模言語モデルは、ゲノム科学においてどのように活用できるでしょうか。
本講義では、コンピュータを駆使したバイオインフォマティクスの基礎から応用までを理解し、単なるツールとしての技術の習得ではなく、膨大な情報から新たな仮説を導くための論理を習得することを目標とします。
受講対象・レベル
・バイオインフォマティクスの初学者、これから本領域への参入・着手を検討している方
・別の業務に従事する中で、バイオインフォマティクスの知見が必要になってきている方
・マイクロバイオームの調査・研究をしている方、これから着手する方
・10年、20年、30年後……に実る研究テーマ・シーズを先行調査する立場の方 など
※業種・業界は不問とします。
習得できる知識
・バイオインフォマティクスの基礎、全体像・概況
・バイオインフォマティクスにおける各要素技術、考え方、方法
・バイオインフォマティクスにおける現在の課題
・バイオインフォマティクスの発展によって起こり得る変化、展望・可能性 など
セミナープログラム
1 ゲノム科学概論
1.1 ゲノム解析とバイオインフォマティクス
1.1.1 ゲノム科学とは
1.1.2 バイオインフォマティクスとは
1.1.3 塩基配列の決定方法
1.2 ゲノム解析の基礎と意義
1.2.1 ゲノム配列の決定方法
1.2.2 遺伝子アノテーション
1.2.3 比較ゲノム解析
1.2.4 メタゲノム解析
※ここではバイオインフォマティクス理解のためのゲノム科学について、
予備知識がない方にとっても理解しやすいよう、かみ砕いてお伝えします。
2 バイオインフォマティクス入門
2.1 分子進化学入門
2.1.1 分子進化学とは
2.1.2 なぜ分子進化学を理解する必要があるのか
2.1.3 アミノ酸配列の分子進化解析
2.1.4 核酸配列の分子進化解析
2.2 配列解析基礎1
2.2.1 ペアワイズアラインメント
2.2.2 相同性検索
2.2.3 マルチプルアラインメント
2.3 配列解析基礎2
2.3.1 進化系統解析
2.3.2 モチーフ解析
2.3.3 確率モデルに基づく配列解析
※バイオインフォマティクスがおよそどのようなものなのか、どういった知識が求められているのか、
どのような活動がされているかについて概説します。
3 バイオインフォマティクスとデータベース
3.1 生命科学におけるデータベースの役割と種類
3.1.1 なぜデータベースなのか
3.1.2 配列データベース
3.1.3 代謝データベース
3.1.4 その他のデータベース
3.2 統合データベース
3.2.1 データ統合化の意義
3.2.2 データ統合化の手法
3.2.3 統合データベースの活用事例
3.2.4 オープンデータ、オープンサイエンス時代の到来
3.2.5 バイオインフォマティクスとChatGPT
※生命科学における各種のデータベースに関して、その役割、特徴(得意、不得意)や
実際にどのように活用できるのかについてお伝えします。
4 メタゲノム解析
4.1 メタゲノム解析とは
4.1.1 アンプリコンシーケンシングによるメタゲノム解析
4.1.2 ショットガンシーケンシングによるメタゲノム解析
4.1.3 メタトランスクリプトーム解析
4.2 メタゲノムデータからの知識発見
※メタゲノム解析がどういったものなのか、また、これによりどのようなことが今後、
実現可能となるかについて展望します。
<質疑応答>
■受講者の声(過去の同講師セミナー受講者アンケートより)
「これまでwetな業務が中心だったため、dryの部分が弱く、基礎から学びたくて参加しました。
どうもありがとうございました」(解析)
「興味深い内容でした」(大学・研究員)
「とても勉強になりました。ありがとうございました!」(Webエンジニア)
「具体的な話も多く、とても分かりやすかった」(大学院生)
「大変勉強になりました。ありがとうございます」(経営コンサルティング)
セミナー講師
国立遺伝学研究所 情報研究系 教授・副所長 博士(薬学) 黒川 顕 先生
■ご略歴
1995年 東北大学理学研究科博士前期課程修了
1998年 大阪大学大学院薬学研究科博士後期課程修了、博士(薬学)
2001年 大阪大学微生物病研究所・助手
2004年 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科・准教授
2008年 東京工業大学大学院生命理工学研究科生命情報専攻・教授
2013年 東京工業大学地球生命研究所・教授、副所長
2016年 国立遺伝学研究所生命情報研究センター・教授
2019年 より現職
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、 Zoomでカメラ・マイクが
使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
受講料
47,300円(税込)/人