
類似セミナーへのお申込みはこちら
高品質な機能性フィルムを製造するための、フィルム成形から塗布乾燥までのプロセス・設備に関する技術とその課題/トラブル対策を学ぶ
セミナー趣旨
プラスチックフィルムは、電子、医療、食品をはじめとした、ほとんど全ての産業で使用されており、なくてはならない材料となっています。中でも、フィルム表面に、機能を有した層を形成して、高付加価値を持たせた機能性フィルムの市場は年々拡大しています。
一般に、機能性フィルムの製造は、フィルム成形~塗布~乾燥の工程が含まれるが、どれも重要かつ高度な製造技術が構築されています。これらは、ロールtoロールにより連続製造されるので、多種の工業材料分野でも利用できる汎用性の高い基盤技術です。
本セミナーでは、これらの代表的な設備・プロセスや高品質な製品を得るための技術内容について、分かり易く基本から解説するとともに、実際の製造で発生する、様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等も紹介します。
受講対象・レベル
- フィルム製造に関わる現場の技術者
- フィルム成形や塗布乾燥関連の技術開発部門の担当者
- 光学フィルムなどの高品質フィルムに携わる研究者
習得できる知識
- 高機能フィルム製造技術の全容を知ることができる
- フィルム成形、塗布、乾燥の各工程における技術内容を把握できる
- ロールtoロールでのフィルム製造における技術ポイントや課題を学べる
- 製品欠陥などの現場のトラブル対策に関する知識を得る
セミナープログラム
- フィルム製品の概要
- 適用分野と用途
- フィルム製品の構成例
- 樹脂材料の種類と特性
- フィルム成形技術
- 成形方法
- 溶融製膜と溶液製膜
- PETフィルムの特徴
- PETフィルムの製造方法とその技術内容
- TACフィルムの特徴
- TACフィルムの製造方法とその技術内容
- 技術課題とまとめ
- 塗布技術
- 塗布技術の基礎
- 塗布方式の分類
- ロール塗布方式の例とその特徴
- ダイ塗布方式の例とその特徴
- その他の塗布方式の例とその特徴
(スライド、カーテン、ディップ、スプレー、スピン他) - 塗布における課題
- 発生する欠陥とその要因分析/対策、まとめ
- 乾燥技術
- 乾燥の基礎
- 乾燥方式の例
- 発生する欠陥とその要因分析/対策
- 測定技術
- 特許にみる欠陥対策、まとめ
- 補足
- 濡れ性と表面処理
- フィルム外観検査
質疑応答
セミナー講師
小川 正太郎 講師
ホサナ技研 代表
2018年半ばまで、富士フイルム株式会社に所属し、フィルム製造を中心とした生産技術開発に関わり、生産性向上、品質安定化、コストダウンなどに従事。
在籍中に、米国ミネソタ州立大学にて塗布流動の研究、海外メーカでの製造立ち上げ、新規製造技術の開発、九州大学など多数の大学との共同研究、写真/印刷・電子/光学・医療等の分野における新商品開発などを経験。
同社を早期退職後、技術アドバイザーや技術顧問として、これまで10社以上にて製造技術の支援を行ない、現在に至る。
セミナー受講料
39,600円/1名(税込)
※開催1週間前までに最少開催人数に達しない場合は、実施をキャンセルさせていただくことがあります。
※開催の場合は、開催1週間前程度から受講票と請求書を発送させていただきます。
※小川講師による出張セミナーをご検討の方は、お問い合わせください。
受講料
39,600円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
39,600円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
高分子・樹脂加工/成形 塗装・コーティング 生産工学
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
39,600円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
高分子・樹脂加工/成形 塗装・コーティング 生産工学関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
RO膜(逆浸透膜)とは?RO膜による水処理の仕組み、メリット・デメリットをわかりやすく解説
【目次】 水は私たちの生活に欠かせない資源であり、その水質は健康や環境に大きな影響を与えます。近年、世界中で水資源の不足... -
-
-
スマートファクトリーの夢と現実、スマートファクトリーでできること、できないこと
【目次】 1. スマートファクトリーの夢と現実 スマートファクトリーは、製造業の未来を形作る鍵とされています。製造業におけるイノベ...