
各種メタマテリアル・メタサーフェスの最新動向・産業的意義および可能性
★各種(放射冷却、音響、電磁)メタマテリアルについて基礎知識から開発・市場の動向までを解説!
★メタマテリアルが建設、インフラ等、環境対応が求められる産業に対してどのように貢献していくのか?
セミナープログラム
【第1講】 メタマテリアルの最新技術・市場動向
【時間】 13:00-15:00
【講師】株式会社三井物産戦略研究所 技術・イノベーション情報部 小川 玲奈 氏
【講演主旨】
「電源不要で物体を冷却できるシート」や「加湿や換気の能力を損ねることなく送風音を低減した空調機」など、メタマテリアルが使われた民生品が市場に出始めている。「波長以下の構造体によって、材料が固有に持つ物性とは異なる物性を示す人工物」メタマテリアルの技術は、省エネ・高効率化といった課題に新たな解を与え、持続可能な社会に貢献し得る技術としても開発が進められている。
本講座では、メタマテリアルの中でも放射冷却メタマテリアル、音響メタマテリアル、電磁メタマテリアルについて基礎知識から開発・市場の動向までを解説する。
【キーワード】
メタマテリアル、5G/6G、車載、建築、放射冷却メタマテリアル、音響メタマテリアル、電磁メタマテリアル、メタレンズ
【講演ポイント】
材料系も設計コンセプトも多岐にわたるメタマテリアルの技術と市場を俯瞰的に把握することができる。 特に、地球温暖化への対応がより重要視される中で熱制御や軽量化、高効率化に資する技術としてのメタマテリアルの可能性を理解することができる。
【習得できる知識】
各種メタマテリアルの動向に関する知識 各種メタマテリアルが建設、インフラ等、環境対応が求められる産業に対してどのように貢献し得るのか、俯瞰的に把握できる。
【プログラム】
1.メタマテリアルとは
2.メタマテリアルの技術・市場マッピング
3.放射冷却メタマテリアル
3-1 開発の経緯
3-2 市場動向
4.音響メタマテリアル
4-1 開発の経緯
4-2 市場動向
5.電磁メタマテリアル
5-1 開発の経緯
5-2 市場動向 通信向け(5G/6G 電波制御)
5-3 市場動向(メタレンズ)
6.質疑応答
【第2講】 金属微粒子を用いたメタマテリアル・メタサーフェスの開発
【時間】 15:15-17:15
【講師】納谷ラボ 代表 納谷 昌之 氏
【講演主旨】
メタマテリアル・メタサーフェスは、従来の材料や構造では不可能と考えられていた物理特性を人工的微細構造によって実現する技術であり、その産業的価値は極めて大きい。本講演では、メタマテリアル・メタサーフェスの原理的な観点からその可能性、産業的価値を見通すとともに、可視・近赤外領域における光制御のために開発したメタサーフェスの実例を示す。そして、その根本原理を用いて光から音に展開し、実用化した音響メタマテリアルについて紹介を行う。
【プログラム】
1.メタマテリアル・メタサーフェスとは
2.メタマテリアルの産業的意義
3.ランダム分散メタマテリアルによる可視〜赤外制御光メタマテリアル
4.音響メタマテリアルへの展開
【質疑応答】
セミナー講師
- 第1部 株式会社三井物産戦略研究所 技術・イノベーション情報部 小川 玲奈 氏
- 第2部 納谷ラボ 代表 納谷 昌之 氏
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
受講料
44,000円(税込)/人