生体試料中薬物濃度分析法バリデーション実施入門

最新のICHガイドラインに準拠した生体試料中薬物濃度分析法バリデーションについて、未経験でもわかるように解説します。

セミナー趣旨

 2022年5月、ICH M10ガイドライン(BIOANALYTICAL METHOD VALIDATION AND STUDY SAMPLE ANALYSIS)が、ステップ4に到達しました。欧米では既にステップ5に到達しており、日本国内においても2023年度の早い段階でステップ5に達し、当局より本ガイドラインが通知される予定となっています。今後、ICH M10に従って生体試料中薬物濃度分析(バイオアナリシス)、ならびに分析法バリデーションを実施することになり、各社SOPをはじめとする手順書や報告書を更新した上で、バイオアナリシス業務(管理業務を含む)への実装を進めていかなければなりません。
 そこで当セミナーでは、当局への承認申請を踏まえて、ICH M10ガイドラインの理解の深化に主眼おき、分析法バリデーションと実試料濃度分析実施における留意点を解説します。また、ICH M10ガイドラインでは対象外になっているバイオバーカー分析法のバリデーションについても触れたいと考えています。これからバイオアナリシス業務に携わる方や、業務をはじめたばかりの方、さらに本業務の理解を深めたい方にご参加頂きたいセミナーとなっています。

習得できる知識

下記の知識を取得することができます。
・生体試料中薬物濃度分析
・BMVガイドラインの歴史とICH 10ガイドライン
・ICH 10ガイドラインに従ったバリデーションと実試料分析
・バイオマーカーの分析法バリデーションと分析

セミナープログラム

*一部、内容・順番変更の場合あり。

1.生体試料中薬物濃度分析・測定法のバリデーションとは何か
 1.1 定義
 1.2 基本項目
 1.3 実施方法
 1.4 結果判定基準

2.ICH-M10ガイドラインとそのポイント

3.分析法バリデーションの実施ポイントと初心者がよく起こしがちな問題点
 3.1 フルバリデーション
    ・選択性
    ・特異性
    ・検量線
    ・真度及び精度
    ・マトリックス効果
    ・キャリーオーバー
    ・希釈の妥当性(希釈直線性)
    ・安定性
    ・再注入再現性
 3.2 パーシャルバリデーション
 3.3 クロスバリデーション

4.実試料分析と判定基準
 4.1 検量線分析単位と判定基準
 4.2 検量線範囲
 4.3 再分析と再注入
 4.4 ISR
 4.5 クロマトグラムの波形処理

5.文書・記録~報告書作成と記録保存のポイント~
 5.1 文書化の項目
 5.2 報告書作成(バリデーションレポートと実試料分析報告書)

6.バイオマーカー分析
 6.1 バリデーションで考慮すべき点
 6.2 実試料分析で考慮すべき点

7.FAQ

セミナー講師

(株)新日本科学 薬物代謝分析センター 副部長 家木 克典 先生

■主経歴等
2004年に薬物代謝分析センターに配属され、これまで試験責任者として薬物動態試験をはじめTK/PK分析試験業務を主として担当し、適合性書面調査やGLP適合性調査に対応してきました。現在は、部門責任者として試験責任者を統括し、当該業務のマネージメントを主業務としています。

■専門および得意な分野・研究
薬物動態、生体試料中薬物濃度分析(特にLC-MS/MS法)

■本テーマ関連の専門学協会等での委員会活動
学会等発表およびセミナー(薬物濃度分析業務に限る)
・薬学会、薬物動態学会、毒性学会、JBFシンポジウム等にてポスター並びに口頭発表
・本テーマについては、計7回セミナーにて公演を実施

■関連書籍
薬物(ヒト)代謝物の構造解析・同定と承認申請/照会事項対応
非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し

セミナー受講料

1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
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  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
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     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   分析・環境化学   医薬品・医療機器等規制

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