有機フッ素化合物の最新規制動向と要求事項~PFAS・PFOAを中心に~

企業が知っておくべき主要なPFAS規制の最新動向と要求事項を解説します。

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    セミナー趣旨

     有機フッ素化合物(PFAS)は、界面活性などの特性から工業用製品、消費者製品などに広く使用され、私たちは、その恩恵を受けてきました。しかしながら、多くのPFASは、分解されにくいため、環境中に蓄積し、一部の物質は、ヒトに有害性があるなどの理由からPFOA,PFOSなどの使用規制が進められてきました。現在では、フッ素ポリマーなども含めて広くPFAS全体で規制される動きが、欧米を中心に急速に進められています。PFAS規制の最新動向を把握することは、対策を進める上で必須となります。
     当講座では、PFASの基礎的事項から、欧米を中心にPOPs規則や米国の州の規制も含めて現在までのPFOAなどの規制および急速に進められているPFAS全体の規制を解説いたします。また、数例ですが、摘発された事例も紹介いたします。さらに、規制遵守確認に必要とされるPFASの化学分析についても説明いたします。

    習得できる知識

    ・PFASの一般的情報およびその取り巻く状況
    ・世界的なPOPs規則の動向
    ・現在、動向が注目される欧米におけるPFAS規制の情報
    ・次々と進められる米州におけるPFAS規制の動向
    ・規制遵守確認の援助となるPFAS分析の情報

    セミナープログラム

    1.PFAS一般事項
     1.1 概要と現在の状況
     1.2 性質および用途
     1.3 各規制の定義
    2.POPs規則
     2.1 POPs条約の概要および現在までのリスト収載物質
     2.2 物質リスト収載検討ステップおよび現在の状況
     2.3 カナダ提案の長鎖ペルフルオロカルボン酸とその塩及び関連物質(炭素数:9から21)
    3.欧州におけるPFAS規制
     3.1 欧州グリーンディールと持続可能な化学物質戦略
     3.2 EU POPs規則 PFOA, PFOS, PFHxS
     3.3 REACH規則 SVHC
     3.4 REACH規則 制限
      3.4.1 制限の概要
      3.4.2 現在までの有機フッ素化合物に関する制限物質
          C9-C14 PFCA
     3.5 REACH規則制限提案
      3.5.1 PFHxA制限提案
      3.5.2 消火用泡消火剤に含まれるPFAS制限提案
      3.5.3 広範なPFAS制限提案
      3.5.4 提案後の状況- コンサルテーションなど
    4.米国におけるPFAS規制
     4.1 TSCA規制の概要およびPFASに関しての取り組み
     4.2 PFASに関する重要新規利用規則(SNUR)
     4.3 製造、輸入されたPFASの報告および記録保持義務規則の内容
     4.4 PFASに関わるその他の規制動向- TRI制度など
     4.5 各州のPFAS規制状況 メイン州、カリフォルニア州、ワシントン州 など
    5.摘発された事例の紹介
    6.PFAS規制と化学分析の関わりについて

     6.1 REACH規則広範囲なPFAS制限提案
     6.2 ターゲット分析と総フッ素分析
     6.3 標準分析法の概要紹介
    7.ケムセック 企業を支援する「PFASガイド」の紹介
    8.まとめ

    (質疑応答)

    セミナー講師

    SGSジャパン(株) C&P Connectivity化学物質管理 技術顧問 大内 幸弘 先生

    ■主経歴等
    企業での金属、セラミクス等の無機材料、半導体材料の開発、センサ開発の経験。SGSジャパンでは、ケミカルラボラトリーでRoHS等の分析業務の管理、品質管理の業務を行った後、現在、化学物質規制の相談他、CE マーキング支援、米国カリフォルニア州プロポジション65、UAE RoHS等の支援など技術的な相談サービスを行っている。また、株式会社情報機構発行の月刊化学物質管理では、毎月主要な規制動向を紹介するNews Letterを執筆している。

    ■専門および得意な分野・研究
    金属、セラミックス、シリコン材料等の無機材料の研究開発、環境負荷物質に関する分析及び規制内容

    セミナー受講料

    1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
     *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
     *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    ※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

    配布資料・講師への質問等について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)。

      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
      (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
    • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
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