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東京都47,3002024-05-29 -
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バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望
全国55,0002024-06-04
★粘着剤のバイオマス化を推し進めるためのテクニックや注意点、そしてバイオマス粘着剤の活用事例を解説!
★課題や目的に合わせた粘着ラベルの環境対策製品の選択について解説!
★アサヒ飲料における環境負荷低減に向けた取り組み事例として、植物由来原料を使用した資材の展開を主に、その他の環境への取組事例を解説!
セミナープログラム
【第1講】 バイオマス粘着剤のバイオマス度向上とその活用事例
【時間】 11:00-12:15
【講師】リンテック株式会社 研究開発本部研究所製品研究部粘着材料研究室/主幹研究員 鈴木 伸哉 氏
【講演主旨】
食品包材や物流管理用など様々な用途で日常的に粘着ラベルは使用されており、日本市場における粘着ラベル出荷量は年間約14億m2と非常に多い。粘着ラベル市場ではSDGs達成を支援すべく、CO2排出量削減に向けた様々な取り組み行われており、バイオマス化、すなわち石化由来原材料を植物由来原材料へと切り替える動きが盛んになってきている。
バイオマス材料の使用量が多いほどCO2排出量削減効果は大きくなるが、一方で、コスト面や性能面で従来の石化由来のものに劣る事例もあり、適切な手段や配合検討が必要である。本講では、粘着剤のバイオマス化を推し進めるためのテクニックや注意点、そしてバイオマス粘着剤の活用事例を報告する。
【キーワード】
バイオマス,バイオマス度,バイオマスマスバランス,環境対応,CO2排出量削減,脱プラ,SDGs
【講演ポイント】
バイオマス化・リサイクル化・脱プラ化・薄膜化・無溶剤化をキーワードとした環境対応粘着ラベルの開発に従事している講演者がバイオマス粘着剤の活用事例と開発における注意点について解説する。
【習得できる知識】
バイオマス度とバイオマスマスバランス方式の違い、粘着剤のバイオマス化やバイオマス度向上の手法と注意点、およびバイオマス粘着ラベルの最新活用事例を学ぶことができる。
【プログラム】
1.バイオマス度とマスバランス方式について
2.ホットメルト型ゴム系バイオマス粘着剤
3.溶剤型アクリル系バイオマス粘着剤
3-1 バイオマスアクリルモノマー
3-2 バイオマスタッキファイヤー
4.エマルション型アクリル系バイオマス粘着剤
4-1 タッキファイヤーエマルション添加法
4-2 タッキファイヤー内添法
5.バイオマス粘着剤を用いた粘着ラベル事例紹介
【質疑応答】
【第2講】 粘着ラベルにおける環境対応
【時間】 13:00-14:15
【講師】王子タック株式会社 開発営業グループ 担当部長 佐々島 伸之 氏
【講演主旨】
地球温暖化問題、海洋プラスチック問題の対策として、プラスチック製品はバイオマス樹脂や生分解樹脂等への置換えを目指し、急ピッチで素材の開発が進められているが、商品の表示をする粘着ラベルも同様に置換え検討が進められている。また、環境対策の方法は一括りではなく多様化しており、多様化の内容とそれぞれに対応したラベル素材を紹介、解説する。
【キーワード】
環境対応タック、環境対応ラベル、脱プララベル、生分解ラベル、再生プラスチックラベル、バイオマスフィルムラベル、半透明紙ラベル、減プララベル
【講演ポイント】
「環境対応」には大きな2つの課題があり、それぞれに沿った対策が必要である。また、「バイオマス素材」は生分解性であるとは限らない。課題や目的に合わせた粘着ラベルの環境対策製品の選択について解説する。
【習得できる知識】
環境課題の現状
粘着ラベル素材の環境対策製品に関する知識
環境対策を進める上での今後の日本の経済システムとものづくりの考え方
【プログラム】
1.王子グループについて
2.環境課題
2-1 環境課題1(CO2排出量削減)
2-2 環境課題2(海洋プラスチック汚染対策)
3.王子タックの環境対策製品
3-1 環境対応の方針多様化とカテゴリー
3-2 方針・カテゴリー別環境対応タック製品
4.従来プラスチックフィルムからの代替
4-1 ラベル素材の選択と期待効果
5.地球温暖化対策と経済・ものづくり
5-1 日本と諸外国における課税(炭素税・プラスチック税)
5-2 今後へ向けたキーワード ①経済システムと課税
5-3 今後へ向けたキーワード ②ものづくりの考え方
【質疑応答】
【第3講】 飲料包装資材への環境配慮材採用の取り組み
【時間】 14:30-15:45
【講師】アサヒ飲料株式会社 主任 林 良祐 氏
【講演主旨】
近年、プラスチック資源循環や海洋プラスチック問題などの環境課題に対して社会からの期待が大きくなる中、アサヒ飲料は、持続可能な容器包装の実現に向けて、①リサイクルPET・環境配慮素材の使用、②リデュース、③環境に配慮した新容器開発の3つの目標を策定した『容器包装2030』を制定し、人にも環境にも優しい持続可能な容器包装を目指してさまざまなアプローチで取り組んでいる。
アサヒ飲料における環境負荷低減に向けた取り組み事例として、植物由来原料を使用した資材の展開を主に、その他の環境への取組事例について述べる。
【キーワード】
バイオマス、バイオマスラベル、バイオマスインキ、軽量化、ラベルレス、レーザー
【講演ポイント】
飲料用包装資材へ植物由来原料を用いた事例、特にラベルやインキについて紹介する。
また、環境への取組としてリデュースを目的とした飲料用包装資材について紹介する。
【習得できる知識】
植物由来原料を使用した資材の安定生産に関する知見
リデュースを目的とした飲料用包装資材の知見
【プログラム】
1.アサヒグループホールディングスの環境への取組
1-1 アサヒグループ環境基本方針
1-2 アサヒ飲料の環境への取組
2.植物由来原料を用いた飲料用包装資材の開発
2-1 三ツ矢オールバイオ~高バイオマスラベル、バイオマスインキ~
2-2 アサヒ おいしい水~バイオマスインキ~
2-3 カルピス ~高バイオマスラベル~
3.リデュースを目的とした飲料用包装資材の展開
3-1 国内最軽量 炭酸キャップ
3-2 ラベルレス ダイレクトマーキングボトル
4.今後の取組
【質疑応答】
セミナー講師
- 第1部 リンテック株式会社 研究開発本部研究所製品研究部粘着材料研究室/主幹研究員 鈴木 伸哉 氏
- 第2部 王子タック株式会社 開発営業グループ 担当部長 佐々島 伸之 氏
- 第3部 アサヒ飲料株式会社 主任 林 良祐 氏
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
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