医療・バイオ分野における3Dプリンティング・デジタルファブリケーション技術

3Dプリンターの基礎知識から医学・医療分野への応用、関連技術、研究の取り組みまで解説!

歩みと展望

セミナー趣旨

2012年ごろから起こった3Dプリンターの世界的な大ブームは、大きな波となって一気に世界に広がり、産業界のいたるところで変革をもたらしてきました。医療やバイオ領域においても、世界で研究開発が進み始めています。2030年を予測したテクノロジー展望書「世界を変える100の技術(2022年版)」(日経BP出版)に、「バイオプリンティング」が取り上げられています。2030年まであと7年ですが、どのように進化発展するのか、期待は大きく膨らみます。
本セミナーでは、3Dプリンターの基礎的な知識から医学・医療分野への応用、その関連技術の知識、そしてその先に必要な研究の取り組みまで、ステップを追って総合的に説明・解説します。
本セミナー講師の中村は、臨床医・医学研究者、および、人工臓器・再生医工学・生命工学研究者としての経歴があり、さらに、「バイオプリンティング」の国際会議、国際学会立ち上げ、国際学会大会を主催して世界の研究を推進してきた経緯があります。本セミナーは、このような背景から、医学・工学の両視点から、また、発想段階から基礎研究・応用研究・実用化研究、そして臨床応用を想定した視点からの、情報提供が可能です。ぜひ、ご参加くださり、みなさんの活動に活用していただけると幸いです。

受講対象・レベル

1)人の生命や健康に貢献したいという志のある医学者・研究者・工学者・薬学者・事業家・投資家・その他
2)再生医療・再生医工学の概要、あゆみ、先端研究について学びたい、学びなおしたいという学生・初学者・中級者・上級研究者・その他関心のある方。
3)3Dプリンターや3Dバイオプリンターについての概要や原理、意義を理解したいと考えている方。
4)生体材料や幹細胞生物学、再生医療の研究開発に取り組んでいる方
5)具体的な再生医療への応用や事業参入などを想定しておられる方。
6)新しい医工学技術や研究に関心のある方。
7)臓器が欲しい方、臓器を作りたい方、臓器作りの研究開発に活躍したい方。

セミナープログラム

1.はじめに

2.3Dプリンティング・デジタルファブリケーションの概要
 ・3Dプリンターの歴史と発展
 ・3Dプリンターのいろいろ
 ・3D プリンターの特徴とデジタルファブリケーション

3.医療・バイオにおける3Dプリンティング・デジタルファブリケーション
 ・印刷技術の特徴と医療・バイオ分野における印刷技術
 ・医療・バイオにおける2次元から3次元への進化
 ・バイオ3D プリンティングのレベル分類
 ・3Dプリンティング・デジタルファブリケーションの特徴と再生医療応用

4.3Dバイオプリンティング・バイオファブリケーションの再定義と関連技術の展開
 ・3Dバイオプリンターのいろいろ
 ・バイオインク・バイオマテリアル:必要とされる物性
 ・バイオアセンブリ:パーツの組み立て
 ・ポスト・ファブリケーション・プロセス

5.医学・薬学・産業界への展開
 ・医薬品・治療用材料の開発
 ・研究用3D組織モデルとして
 ・治療用3D組織として
 ・産業界への展開
 ・バイオ・マニュファクチャリングとして

6.自験例
 ・バイオアセンブリ
 ・プレ・ファブリケーション
 ・再生医工学から再生医療プロセス工学へ

7.まとめ
 ・研究のあゆみから学んだことと課題
 ・未来の医療を創る研究のすすめ


3Dプリンティング、バイオプリンター、デジタルファブリケーション、セミナー、講習会

セミナー講師

富山大学 学術研究部 工学系 教授 博士(医学) 中村 真人 氏

《専門》
再生医工学・生体医工学・人工臓器・小児科学

《略歴》  
1986年3月 神戸大学 医学部 医学科 卒業
1986年4月 金沢大学 医学部 小児科学教室 入局
1996年3月 博士(医学)  学位取得(金沢大学)
1996年5月 国立循環器病センター 研究所 人工臓器部(医学修練生)
1997年10月 国立循環器病センター 研究所 人工臓器部 室員
1999年10月 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 助教授
2008年5月 富山大学 工学部 生命工学科 教授 

《活動等》
1) 学会等の活動
2005-7年度 (財)神川科学技術アカデミー 中村バイオプリンティングプロジェクト・リーダー
2010 ~2015年度 国際バイオファブリケーション学会初代ボードメンバー
2014-17年度 日本生体医工学会 北陸支部長
2016-17年度 日本生体医工学会理事
2019・20年度 日本臓器保存生物医学会評議員
2) 国際会議・学会の主催(OrganizerまたはCo-Organizerとして)
2006年3rd. International Symposium on Bioprinting and Biofabrication, 2006, November 21-22, Kawasaki, Japan. 
2009年 Bioprinting & Biofabrication in Bordeaux 2009, Bordeaux, France,
2011年 International conference on Biofabrication in Toyama 2011、(The 2nd.International conference of International Society for Biofabrication), Toyama, Japan
2015年 International Forum on Micro fabrication & Biofabrication 2015(IFMM&BF 15), Toyama, Japan
2019年 International conference on Drug Printing & Drug Delivery Technologies 2019 in Toyama, 2019 , Toyama, Japan(Organizerとして)
3) 国の機関の委員会等の委員
2010年度国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「再生医療評価研究開発事業/三次元複合臓器構造体研究開発」(事後評価)研究評価委員会 分科会委員
2012年度国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「次世代機能代替技術の研究開発」(中間評価、事後評価)研究評価委員会 分科会委員
2021年度~現在(2023年度) (独) 医薬品医療機器総合機構 科学委員会委員

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
  メールまたは郵送でのご案内となります。
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受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
    ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。
    開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますことご了承下さい。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

再生医療等製品技術   生物・細胞技術   3Dプリンタ

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55,000円(税込)/人

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再生医療等製品技術   生物・細胞技術   3Dプリンタ

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