チタン酸バリウムの誘電物性と積層セラミックスコンデンサの課題【アーカイブ配信】

49,500 円(税込)

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主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 電子デバイス・部品   無機材料   電子材料
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

積層セラミックコンデンサ(MLCC)などの誘電体材料として広く使用されているBaTiO₃を徹底解剖!

このセミナーはアーカイブ配信です。配信期間中(2023年5月19日~5月29日)は、いつでも何度でも視聴できます!

セミナー講師

東京工業大学 物質理工学院 材料系 准教授 博士(工学) 保科 拓也 氏
 

≪専門≫ 誘電体、強誘電体、圧電体、フォノン解析

セミナー受講料

49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合38,500円、
  2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
  メールまたは郵送でのご案内となります。
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受講について

本セミナーは、約3時間30分の講演を収録したアーカイブ配信セミナーです。
2023年5月19日(金)~5月29日(月)の期間中、いつでも何度でもご視聴いただけます。

【アーカイブ配信セミナーの申込・受講手順】
1)このHPから参加申込をしてください。
2)申込後、受理のご連絡メールをさせていただきます。また請求書を郵送いたします。
3)視聴開始日までにセミナー資料(PDF形式)と閲覧用URLをお送りさせていただきます。
 ※申込者以外の視聴はできません。録音・録画などの行為を固く禁じます。
 ※配布資料の無断転載、二次利用、第三者への譲渡は一切禁止とさせていただきます。

セミナー趣旨

 積層セラミックスコンデンサ(MLCC)は、生産量で年間 3 兆個にも達するファインセラミックス産業最大の製品である。MLCCの誘電体層の主原料であるチタン酸バリウムは誘電体産業におけるエース材料として確固たる地位を築いているが、その最たる要因は使用温度域で誘電率が非常に高いことである。
 本講演では、まずこの理由を分極機構に基づいて詳しく解説する。一方、MLCCの小型化・高容量化・高性能化のためには、幾つかの技術的課題が山積している。特に、チタン酸バリウムの誘電率がグレインサイズによって変化する「サイズ効果」や、高電界化で生じる「絶縁破壊現象」は、次世代のMLCCを開発する上で重要な知見であると考えられるので、これらの現象を詳しく説明する。

受講対象・レベル

 誘電体材料あるいはセラミックスコンデンサ等の誘電デバイスの研究・開発に携わる方、興味のある方(初心者から中級者まで)

習得できる知識

・積層セラミックスコンデンサ(MLCC)の基礎と技術的課題
・誘電特性の基礎
・チタン酸バリウム系材料の誘電分極機構
・チタン酸バリウムのサイズ効果
・誘電体の絶縁破壊機構

セミナープログラム

1.はじめに

2.積層セラミックスコンデンサの基礎と技術的課題
 2-1 MLCCの特徴
 2-2 MLCCの小型化・大容量化
 2-3 MLCCの現状と技術課題

3.誘電現象の基礎とチタン酸バリウムの誘電分極機構
 3-1 誘電現象
 3-2 誘電性の微視的起源:誘電分極機構
 3-3 チタン酸バリウムの強誘電性と分極機構
 3-4 リラクサー強誘電体の分極機構

4.チタン酸バリウム系強誘電体のサイズ効果
 4-1 チタン酸バリウム微粒子のサイズ効果
 4-2 チタン酸バリウムセラミックスのサイズ効果
 4-3 圧電特性のグレインサイズ依存性
 4-4 微量添加物のサイズ効果への影響

5.誘電体の絶縁破壊機構
 5-1 チタン酸バリウムの欠陥化学
 5-2 誘電体の絶縁破壊現象
 5-3 高温・高耐圧誘電体材料の設計指針

6.まとめ

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