★樹脂のぬれ性、フィラー分散性向上、ポリマーアロイの相溶性向上など 界面制御技術を事例とともに解説します!

セミナープログラム

【10:30-12:00】
1.ポリマーグラフト化のメカニズム 〜ナノ粒子表面のグラフト化を例に〜
新潟大学 名誉教授・フェロー 工学博士 坪川 紀夫 氏  

【講座趣旨】
  グラフトポリマーの合成法は,古くから各種の方法が報告されている。最近では,グラフト鎖の分子量や分子構造が制御されたグラフトポリマーの合成が可能になっている。本講座では,ナノ粒子表面へのポリマーのグラフト反応を例にあげ,グラフト化のメカニズムや手法について解説する。

1.はじめに
  1.1 グラフトポリマーとは
  1.2 グラフト化で何ができる
  1.3 グラフト化の方法論(メカニズム)

2.グラフトポリマーの合成 (ナノ粒子表面グラフト化を例に)
  2.1 Grafting from 法
   2.1.1 表面開始付加重合
   2.1.2 表面開始リビングラジカル重合
   2.1.3 その他
  2.2 Grafting from 法
   2.2.1 高分子反応法
   2.2.2 成長末端停止法
   2.2.3 ナノカーボンによるラジカル捕捉法  
   2.2.4 ナノカーボンとの配位子交換法
   2.2.5 その他

3.ポリマーグラフト化ナノ粒子の評価技術
  3.1 表面分析機器による評価
  3.2 熱分解GC-MSによる評価
  3.3 分散性,表面濡れ性評価
  3.4 その他

4.グラフト化による機能付与

5.おわりに

6.今後の展望

【質疑応答】


【12:50〜14:20】
2.表面開始グラフト重合と機能膜への応用
東京農工大学 工学部 化学システム工学科 准教授 博士(工学) 大橋 秀伯 氏

【習得できる知識】
 ・表面開始グラフト重合の基礎
 ・表面開始ATRP法の操作方法
 ・(低圧/大気圧)プラズマグラフト重合法の操作方法
 ・表面開始グラフト重合の機能膜への応用例
 ・表面開始グラフト重合の材料表面への適用方法

【講座趣旨】
 表面開始グラフト重合の基礎から、材料表面に対して本手法でどのような高分子を修飾(グラフト)できるのか、また、その具体的な方法について概説する。特に本講座では、「膜」の機能化に焦点を当て、分離膜に短いポリマーをグラフトして耐ファウリング性を付与する手法や、多孔質膜基材の細孔中に長いポリマーをグラフトして分離膜・電解質膜とする手法を説明する。一方で、同様の手法は他の高分子や無機材料の表面修飾にも応用が可能であり、その方法についても解説する。

1.グラフト重合とは

2.表面開始グラフト重合とは
 1.1 表面開始グラフト重合でできること
 1.2 グラフト対象となるポリマー

3.膜のAntifoulingに役に立つポリマー

4.短いグラフトポリマー生成に適した手法とその用途

5.長いグラフトポリマー生成に適した手法とその用途

6.表面開始ATRP法
 6.1 表面開始ATRP法の操作法
 6.2 表面開始ATRP法の特徴
 6.3 表面開始ATRP法の応用例

7.プラズマグラフト重合法
 7.1 プラズマグラフト重合法の操作法
 7.2 プラズマグラフト重合法の原理
 7.3 プラズマグラフト重合法の特徴
 7.4 プラズマ以外に使える線源
 7.5 大気圧プラズマグラフト重合法
 7.6 低圧プラズマと大気圧プラズマの比較

8.高分子材料以外(無機材料)へのグラフト

9.グラフト重合膜の例

【質疑応答】


【14:30〜16:00】
3.固相グラフト化のメカニズムおよび ポリマーグラフト化を用いた添加剤の種類と応用
ビックケミー・ジャパン(株) 添加剤技術部 部長 若原 章博 氏

【講座趣旨】
  異なる組成の固体(各種ポリマー、木質粒子、無機粒子)をできるだけ均質に混合するには、相溶性とともに、界面での相互作用を積極的に活用することが必要である。特にポリマー表面のグラフト化は、ポリプロピレンの結合性向上に有効である。グラフト化に用いられるポリマーやモノマ

1.グラフト化プロセスで利用できるポリマーおよびモノマー
 1.1 ポリマー
  ・ホモポリマー、コポリマー、ブロックポリマー、天然製品
 1.2 モノマー
  ・無水マレイン酸、アクリル酸、メチルメタクリレート、 ビニルシラン、 グリシジルメタクリレート 、ブチルアクリレートスチレン、ヒドロキシエチルアクリレート

2.固相グラフトについて
 2.1 固相グラフトの反応メカニズム
     結晶構造と固相グラフト反応との関連性
 2.2 固相グラフト化プロセス
     反応層、冷却器、分級器、他
 2.3 固相グラフト化の応用例
    オレフィン系樹脂の密着性
    相溶性向上
     (ガラス繊維や炭素繊維など)繊維複合樹脂の分散性向上
    天然物や無機物とポリマーとの分散性向上

3.ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミドなどでの活用例
    樹脂‐樹脂、樹脂‐無機物、樹脂‐天然繊維、他

【質疑応答】

セミナー講師

1.新潟大学 名誉教授・フェロー 工学博士 坪川 紀夫 氏

2.東京農工大学 工学部 化学システム工学科 准教授 博士(工学) 大橋 秀伯 氏

3.ビックケミー・ジャパン(株) テクニカルアドバイザー  和崎 博昭 氏

セミナー受講料

1名につき 60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
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  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

60,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   ナノ構造化学   薄膜、表面、界面技術

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

60,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   ナノ構造化学   薄膜、表面、界面技術

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