■二酸化炭素などの豊富な資源の活用■
■高分子合成の基礎と応用■
■新規機能性高分子材料の設計法■

二酸化炭素の化学変換の方法、二酸化炭素の利用方法、新規高分子材料の設計
CO2、CS2を用いた新規高分子合成技術、ポリウレタン、カーボネート、イオウ、、、
豊富な天然資源である二酸化炭素とイオウを活用し新規の機能性材料を生み出そう
二酸化炭素・二硫化炭素の活用方法、ポリウレタン類の合成法と機能、金属と有機構造の複合化、、、

日時

【Live配信】 2023年5月31日(水) 13:00~16:30
【アーカイブ配信】 2023年6月7日(水) から配信開始予定(視聴期間:6/7~6/20 )

セミナー趣旨

 豊富な炭素資源である二酸化炭素と、その酸素を同じ16族元素であり同じく豊富な資源であるイオウに置き換えた二硫化炭素を用いた高分子の合成法および応用について紹介する。 まず、豊富な資源を用いる材料の設計法について概説する。続いて、講演者の研究を中心に各論に映る。二酸化炭素の反応としては、比較的温和な条件で進行する五員環カーボネートの合成をもととした高分子材料の合成について述べる。五員環カーボネート構造を持つポリマーの合成では、エポキシ基をもつ汎用モノマーであるグリシジルメタクリレートと二酸化炭素による、五員環カーボネート構造をもつポリメタクリレートの合成法と機能を紹介する。また、五員環カーボネートとアミンの反応を利用したポリウレタンの合成法および得られるポリウレタンの機能と応用について、一般的なポリウレタンとの比較も含めて紹介する。本法は、有毒で不安定なイソシアネートを用いないという利点がある。
 二硫化炭素を用いた様々な含イオウポリマーの合成法と、その応用について紹介する。二硫化炭素はそれ自身が重合する他、多様なモノマーの原料となる。イオウの原子屈折の高さに由来する高屈折率材料への応用、ならびにイオウの金属との親和性を利用した有機―イオウー無機ハイブリッド材料と貴金属捕集ポリマーなどの合成と応用について述べる。

習得できる知識

二酸化炭素の化学変換の方法、二酸化炭素の利用方法、新規高分子材料の設計

セミナープログラム

1.豊富な資源を用いる材料の設計
 1.1 非石油資源を用いる材料の設計
 1.2 様々な二酸化炭素を用いる材料の設計

2.二酸化炭素を用いる五員環カーボネート構造を持つポリマーの合成
 2.1 二酸化炭素とエポキシドの反応による五員環カーボネートの合成
 2.2 環状カーボネートの特性
 2.3 五員環カーボネート構造を持つポリマーの合成法と機能

3.五員環カーボネートとアミンの反応を利用するポリヒドロキシウレタンの合成とその応用
 3.1 ポリウレタンの性質と合成法
 3.2 五員環カーボネートとアミンの反応を利用する脂肪族ポリウレタンの合成
 3.3 ポリヒドロキシウレタンの合成
 3.4 様々なポリヒドロキシウレタンの合成とその応用

4.二硫化炭素を利用する含硫黄ポリマーの合成と応用
 4.1 二硫化炭素の重合
 4.2 二硫化炭素とエポキシドの反応による五員環ジチオカーボネートの合成とアミンとの反応
 4.3 ポリメルカプトチオウレタンの合成とグラフトポリマー合成への応用
 4.4 貴金属捕集性ポリマー
 4.5 イオウを仲立ちとする有機―イオウ―金属ハイブリッド材料の合成と機能

5.まとめ

□質疑応答□


[キーワード]二酸化炭素の利用方法、ポリウレタン、カーボネート、イオウ

セミナー講師

山形大学 大学院理工学研究科 化学・バイオ工学専攻 教授 博士(工学) 落合 文吾 氏

【学 歴】
平成13年3月 東京工業大学大学院 総合理工学研究科 博士後期課程修了(博士(工学))

【職 歴】
平成10-13年 日本学術振興会 特別研究員(DC1)
平成13-15年 住商バイオサイエンス㈱ 研究員、
平成15-19年 山形大学 工学部 機能高分子工学科 助手
平成19-20年 山形大学大学院 理工学研究科 助教
平成20-25年 山形大学大学院 理工学研究科 准教授
平成25年から 山形大学大学院 理工学研究科 教授

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開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   高分子・樹脂材料

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