PK/PD解析 入門講座-ファーマコキネティクス/ファーマコダイナミクス-<データのとり方、薬効と血中濃度の関連付けの理解>

~PK/PD解析の基本的なモデルから複雑なモデルまで紹介~

一番よく目にする「受容体占有率」とは何なのか、
受容体占有率の考えを理解すると、複雑なPK/PD解析も理解しやすくなります。

PK/PD解析を行うには、モデリング&シミュレーション(M&S)の高度な知識・技術が必要で、何をしてよいかわからないという意見も耳にします。

まずは、受容体占有率から始めてみましょう。
(演習では複雑なものは扱わず、簡単な受容体占有率に関連付けた演習を行います。)

■いくつかの解析事例の紹介
~睡眠導入剤、抗がん剤、SGLT阻害剤~
■創薬段階での目標臨床有効濃度の予測

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    薬物の薬効・毒性と薬物動態を関連付けて考えることは、創薬から臨床での治療までのいずれの段階においても重要です。薬物の作用の種類により、血漿中濃度と比例して効果が変動するもの、薬効が発現するまで時間がかかるもの、血漿中から薬物がなくなっても効果が残るもの、色々な作用の薬物があります。
    これらの違いを知って、より効果的に治療するにはどうすればよいか、ファーマコキネティクス/ファーマコダイナミクス(PK/PD)解析が手助けしてくれます。このPK/PDという言葉は、最初に臨床第1相試験のガイドライン・ガイダンスで目にするかと思います。一番よく目にする受容体占有率とは何なのか、受容体占有率の考えを理解すると、複雑なPK/PD解析も理解しやすくなります。PK/PD解析を経験したことがある人は少ないと思います。PK/PD解析を行うには、モデリング&シミュレーション(M&S)の高度な知識・技術が必要で、何をしてよいかわからないという意見も耳にします。まずは、受容体占有率から始めてはどうでしょうか。
    本セミナーでは、基本的に初級、初中級の方を中心に行いますが、PK/PD解析の基本的なモデルから複雑なモデルまで紹介するため、後半の一部は難しく感じるかもしれません。演習では複雑なものは扱わず、簡単な受容体占有率に関連付けた演習を行います。例えば、臨床初回投与量の予測、1日1回と2回投与での投与量の予測、1回にするための半減期の予測等、1-コンパートメントモデルの知識があれば計算できる演習です。

    受講対象・レベル

    初級、初中級、中級向き
    ※コンパートメントモデル解析、モーメント解析の基本的な知識が必要です。

    【レベル1】初心者 新入社員、若手、他部門からの異動
    ※ほぼ未経験者の方
    【レベル2】初 級 ・新入社員(薬学系)
    ・若手(数年会社での業務経験あり)、
    ・他部門からの異動者(薬物動態データとアクセスあり)
    ※パラメータに多少馴染んでいる方
    【レベル3】初中級 解析業務経験あり
    ※業務経験が実際にあり動かしている方
    【レベル4】中 級  簡単なモデリング&シミュレーション経験がある方
    【レベル5】中上級 コンパートメントモデル、生理学薬物速度論モデル経験者

    必要な予備知識

    コンパートメントモデル解析、モーメント解析の基本的な知識が必要です。

    セミナープログラム

    1. 医薬品の開発とPK/PD解析

    2. ヒト関連ガイドライン 
      ・日米欧の初回投与量の推定のガイドライン、ICH-M3、マイクロドーズ臨床試験

    3.  PK/PD解析(講義と演習)
     (1) 薬物のターゲットに対する作用
      ・標的タンパクへの結合、受容体占有率、阻害率
     (2) PK/PD解析に用いるモデル
      ・PDモデル
      ・線形モデル、対数線形モデル、最大効果(Emax)モデル、シグモイドEmaxモデル
      ・PK/PDモデル
      ・直接反応モデル
      ・薬効コンパートメントモデル
      ・間接反応モデル

    4. 解析例
     (1)いくつかの解析事例の紹介
      ・睡眠導入剤
      ・抗がん剤
      ・SGLT阻害剤

    5. 創薬段階での目標臨床有効濃度の予測
      ・承認薬のIn vitro薬効データと臨床用量での血漿中濃度との関係
       (日本薬物動態学会第34回年会発表)

    6. 質疑応答

    セミナー講師

    薬物動態塾  /  武蔵野大学 客員教授 加藤 基浩  氏 (元・中外製薬)
     
    専門分野:薬物動態全般、薬物速度論、薬物間相互作用、ヒトクリアランス予測、PK/PD解析、バイオ医薬品の薬物動態
     
    【略歴】
    1987年 中外製薬入社 非臨床薬物動態部門配属
    1995-1997年 東京大学製剤学教室研究生
    1999年 薬学博士取得
    2019年 中外製薬退職
    2005年 日本薬物動態学会奨励賞受賞
    2019年 日本薬物動態学会創薬貢献・北川賞受賞

    セミナー受講料

    ※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

    55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )
    E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
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    【1名分無料適用条件】
    ※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
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    ※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
    ※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
     (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
    ※他の割引は併用できません。

    ※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
    1名申込みの場合:39,600円 ( E-Mail案内登録価格 37,620円 )
    ※WEBセミナーには「アーカイブとオンデマンド」が含まれます。
    ※1名様でお申込み場合、キャンペーン価格が自動適用になります。
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    受講について

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    • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
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    受講料

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    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

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    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    医薬品技術   CAE/シミュレーション   分析化学

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