労働安全衛生法令改正で求められるリスクアセスメントの具体的な実施方法 ~化学物質の自律的管理で必須となるリスクアセスメントの理論と実際~

化学物質リスクアセスメントの適切な実施法と諸注意事項を解説!
SDSの利用法から様々な手法のメリット・デメリットとその選択法、結果の使用方法まで!

1日目:2023年5月22日(月)10:30-16:30
           労働安全衛生法令の改正に伴う実務対応
2日目:2023年5月29日(月)10:30-16:30
           労働安全衛生法令改正で求められるリスクアセスメントの具体的な実施方法【本ページ】
※5月22日(月)「労働安全衛生法令の改正に伴う実務対応」とセットでご受講いただけます

セミナー趣旨

  2022年に公布され、2024年4月に全面施行される改正労働安全衛生法令上の「化学物質の自律的な管理」において、事業者が実施すべき事項のうち、最も重要な柱はリスクアセスメントである。本セミナーでは、厚生労働省が積極的にその活用を奨励しているCREATE-SIMPLEを中心に、各種リスクアセスメントの使用方法と、その原理について解説する。
  リスクアセスメントは、作業環境測定によるもの、簡易な測定方法によるもの、数理モデルによるもの等があるが、これらはいずれもメリットとデメリットがあり、リスクアセスメントを行う状況に応じて、その選択を適切に行う必要がある。また、これらの限界を熟知した上で使用しないと、リスクアセスメントの結果から労働災害の防止対策を適切に行うことはできない。
  さらに、リスクアセスメントの結果だけから、単純に労働災害発生のリスクを判断することは、危険な面もある。
  そこで本セミナーでは、労働安全衛生法令改正に伴い、広範に求められるリスクアセスメントの具体的な実施方法について学び、それにとどまらずそれらの原理や、メリット、デメリットおよびその選択方法、結果を使用するに当たっての諸注意事項についても解説する。

受講対象・レベル

  化学物質のリスクアセスメントの管理や実施を担当する方。とりわけ、化学物質を取扱っている事業場の経営者、化学物質管理担当者、安全衛生担当者、労働安全コンサルタント、労働衛生コンサルタント、衛生管理者等

習得できる知識

① 安衛法令改正によって行うべき各種のリスクアセスメントの方法の選定の方法
② 各種のリスクアセスメントのメリット、デメリット
③ リスクアセスメントによって得られる結果を利用するに当たっての注意事項

セミナープログラム

1.概論
(1)最近の労働災害の発生状況(復習)
(2)化学物質管理をめぐる状況(復習)
2.労働安全衛生法改正(化学物質関連)の概要(復習)
3.リスクアセスメントと法
(1)リスクアセスメントを実施せずに事故が発生した場合の法的責任
  ア 刑事責任
  イ 民事責任(労災補償責任と比較しつつ)
(2)関連判例紹介
  ア 試験業務における有害物質へのばく露
  イ タンク内清掃業務における中毒事故
  ウ ピット内で発生した酸欠事故
3.具体的なリスクアセスメントの実施方法
(1)リスクアセスメントのためのSDSの利用法
(2)リスクアセスメント手法
  ア 各種手法の概要とメリット・デメリット
   a) 作業環境測定、個人ばく露測定、簡易な測定方法
   b) 生物学的モニタリング
   c) CREATE-SIMPLE
   d) ECETOC TRA 及び EMKG Expo Tool
   e) ボックスモデル
  イ 手法の選択の考え方
  ウ 通知対象物の見分け方
  エ 混合物に対象物質がある場合の対処法
(3)有害性(慢性ばく露)リスクアセスメントの実施法
  (具体的な例についての実演)
  ア CREATE-SIMPLE
   a) 経気道ばく露
   b) 経皮ばく露
  イ ECETOC TRA
  ウ EMKG Expo Tool
  エ ボックスモデル
(4)危険性・急性毒性リスクアセスメントの実施法
  (具体的な例についての実演)
  ア CREATE-SIMPLE(危険性)
  イ 数値化法(危険性・急性毒性)
  ウ マトリクス法(危険性・急性毒性)
4.最後に
(1)WEBを活用した情報収集
(2)リスクアセスメント関連知識
  ア リスクアセスメントとコスト
  イ リスクアセスメントの考え方
  ウ フォールトアボイダンスとフォールトトレランス
  エ 安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)
  オ その他
<質疑応答>

セミナー講師

 柳川 行雄 先生   元・厚生労働省 労働基準局安全衛生部化学物質対策課 化学物質国際動向分析官  

セミナー受講料

『リスクアセスメント(5月29日)』のみのお申込みの場合
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

労働安全衛生法令改正(5月22日)』と合わせてお申込みの場合
(同じ会社の違う方でも可。※二日目の参加者を備考欄に記載下さい。)
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名72,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき61,600円⇒割引は全ての受講者が両日参加の場合に限ります
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名81,400円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき70,400円⇒割引は全ての受講者が両日参加の場合に限ります

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
*セット受講をご希望の方は、備考欄に【『労働安全衛生法令改正(5月22日)』とセットで申込み】と
   ご記入ください。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、 Zoomでカメラ・マイクが
    使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です

  • 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
    (見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学技術一般   安全規格

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10:30

受講料

47,300円(税込)/人

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全国

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化学技術一般   安全規格

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