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セミナー趣旨
昨今のドローン(無人および有人)市場がグローバル新興市場として成長が著しい。ロシアのウクライナ侵攻後の武器運用としての軍需・防衛関連市場としての台頭もあり、グローバルドローン(無人および有人)市場を中心にこの市場動向を考察する。グローバル航空市場における航空機電動化動向に強い相関があり、また昨今のDX/GX時代の対応に大きく影響を受けるeVTOL(垂直離着陸機)、その適用技術進捗との相関を捉え、グローバルドローン(無人および有人)市場を対象とする事業企画、システム設計、開発およびものづくりにわたる機体・装備品の開発動向を考察する。日本ドローン市場の今後をDX/GX時代の到来、その対応・準備と共に展望する。
講演者は、20年以上グローバル航空市場Tier1企業で航空装備品(特にエンジン系統、航空電力マネジメント・発電システム、操縦系統システム)の設計・開発 大型プロジェクトに関わり、2003年以降は5年間米United Technologies社との稀有な日米合弁企業の経営、2008年以降 航空宇宙カンパニー管掌役員で防衛省、Boeing社等との契約に従事。1987年以降は25年以上のグローバルメガプレーヤーおよび日本最上位プレーヤーとの交流体験を通じて、また2013年以降はDX導入・事業開発、2018年以降コンサルティング企業を立ち上げてDX/GX時代の事業企画・設計・開発に取り組む実践経験に基づき、グローバル市場を俯瞰して日本市場の展望を述べる。
<略語解説>
eVTOL:electric Vertical Take-Off and Landing
受講対象・レベル
グローバル航空およびドローン市場において、
・すでに活躍している事業開発戦略・企画推進者・プロジェクト事業推進者
・新規参入を図ろうとする企業、研究機関の研究開発・企画・設計担当者
・日本市場のマーケティング・エンジニアリングに従事される方
・装備品の設計・開発・生産技術(CAE/Simulation/Software含む)に携わる方
・カーボンニュートラル、LCA、環境負荷算定などに興味のをお持ちの方
<略語解説>
CAE:Computer Aided Engineering
LCA:Life Cycle Assessment
習得できる知識
グローバル航空および無人・有人ドローン市場における
・事業開発を推進するための着目点と基本戦略構築の重要ポイント
・機体、航空装備品、システムに関する企画・設計・開発の重要ポイント
・新規参入で重要なマーケティング・エンジニアリングの重要ポイント
・LCA評価の基礎と重要ポイント
・技術、エンジニアリングの動向と現在実現しているレベルから観る将来技術ロードマップ
・DX/GX時代の事業環境認識、対象市場分析および有力プレーヤーの動向
<略語解説>
DX:Digital Transformation
GX:Green Transformation
セミナープログラム
1.ドローン(無人&有人)のグローバル市場動向
1-1.「日本ドローン市場の幕開け」「電動垂直離着陸機eVTOL」
「パッセンジャードローン4分類」 「ドローン安全性確保」
1-2.ドローン(無人)の市場マーケティング –新規参入含めプレーヤーの動向
(1) ドローンの動向・機体開発
(2) 日本のドローン活用プレーヤー
(3) ドローン市場への新規参入の考察
(4) ドローン適用、DX時代の企画・設計およびものづくり革新事例
<参考:飛行艇型および水上・水中ドローン>
1-3.パッセンジャードローン(有人)の市場マーケティング –新規参入含めプレーヤーの動向
(1) パッセンジャードローンの今後の発展
(2) パッセンジャードローンのプレーヤー
(3) パッセンジャードローンの動向・機体開発
(4) パッセンジャードローン適用、DX時代の企画・設計およびものづくり革新事例
2.DX/GX時代を迎えたグローバル航空市場、
電動化動向およびその流れが強く影響するドローン市場
2-1.航空市場電動化動向 - DX/GX時代に対応する航空装備品の進化
(1) デジタル化、 デジタル&グリーンの波、カーボンニュートラルへの取組み
(2) 航空機電力系統、機体内配置、電力供給発展の歴史、HVDC 高圧直流の時代
(3) 電動化推進航空機(次世代)技術トレンド、
Boeing社電動化の流れ、今後の電動化構造事例
(4) 日本のグローバルプレーヤー動向
(5) 海外のグローバルプレーヤー動向
<参考:Boeing社におけるDX/GX時代の企画・設計・開発およびものづくり革新>
2-2.グローバル航空市場の動向とドローン市場への影響
(1) ロバスト設計・品質工学がフロントローディング段階で適用される搭載装備品
(2) CAE/Simulation 活用の設計事例
(3) 垂直離着陸機eVTOLとその設計・運用
3.航空・ドローン日本市場の成長を期して
-プロジェクト企画・設計・開発・試作・ものづくり
におけるイノベーション促進のキーポイント
3-1. 企画・設計・開発・ものづくり革新に必要な事業基盤と事例研究
3-2. 進化・深化する ソフトウェアとその基盤、ここまで来た技術レベル
3-3. 日本市場におけるマーケティング指針および今後の成長
3-4. DX/GX時代に航空・ドローン日本市場で成長するためには
【質疑応答】
スケジュール
13:00~14:30 講義
14:30~14:40 質疑応答
14:40~14:50 休憩
14:50~16:20 講義
16:20~16:30 質疑応答
※進行によって、多少前後する可能性がございます。
※質問は随時チャット形式で受け付けます。音声での質問も可能です。
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セミナー講師
MacA M1(株) 代表取締役 尼子 清夫 氏
《専門》
事業戦略・開発、航空電力系統システム・エンジニアリング、エンジンおよび装備品、電力制御・熱制御、グローバル航空市場マーケテイング、 海洋構造物耐航性設計
《略歴》
1996年8月~1996年11月 Harvard Business School(Boston, MA, USA)PMD71修了
2002年2月~2008年3月 STS(株)【J/V 旧Hamilton Sundstrand Corp. 現Collins Aerospace / UTC & 旧Teijin Seiki 現 ナブテスコ】取締役支配人
2008年6月~2011年6月 ナブテスコ(株)理事、航空宇宙カンパニー 計画部長
2011年6月~2013年6月 ナブテスコ(株)執行役員、航空宇宙カンパニー 管掌
2013年6月~2018年3月 ナブテスコ(株)執行役員、技術本部 管掌
2018年4月~現在 MacA M1(株)代表取締役
※DX/GX時代の(特に航空・宇宙市場)プロジェクト企画・設計・開発およびものづくり(Additive Manufacturing含む)に関するコンサルティングに従事
《活動等》
1991年5月~2007年3月 航空装備品 CAE・Simulation/実証実験 国際学会含む論文発表、講演
2009年4月~2011年3月 SJAC(日本航空宇宙工業会)委員長、航空装備品委員会
2018年4月~現在 (株)JMC シニア コーポレート アドバイザー
2018年6月~2021年9月 EOSジャパン(株)シニア コーポレート アドバイザー
2018年9月&2019年9月 EOS Day(第1回&第2回)EOS GmbH 招待講演
2022年2月~現在 (株)シーエムシー・リサーチ主催講演会 講師
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合38,500円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
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受講について
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- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
- 受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
受講料
49,500円(税込)/人
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