~ナノレベルの均一分散技術を実現するために~

■二軸押出・混練の概念/理論■
■伸長流動とせん断流動の違い■
■ナノコンポジットの混練技術の最新動向■
■伸長流動を用いたコンパウンド技術の最新動向■

従来の二軸押出機によるコンパウンド技術では難しいナノレベルの均一分散技術を実現するために
ナノレベルにおける「混ぜる」「練る」を達成するには
押出混練における伸長流動の理論と実践
混練のメカニズム、伸長流動・伸長レオロジーの基礎から
 伸長流動によるナノコンポジットの分散技術、
  新規に開発した独自の伸長流動発生セグメントについての事例等を解説
ナノコンポジット分散技術の課題、溶融混練における混練理論、
 伸長流動場でのナノフィラー分散、同方向二軸押出機への伸長流動セグメントの適応
伸長流動分散を基本から学びたい方、既存の混練分散技術に限界を感じている方、
 新たなコンパウンド技術、フィラー分散技術を開発したい方は是非

日時

【Live配信】 2023年3月28日(火) 13:00~16:30
【アーカイブ配信】 2023年4月10日(月) から配信開始予定(視聴期間:4/10~4/23)

セミナー趣旨

 ナノコンポジットやポリマーブレンドにおいて、厳しいレベルでのナノレベルの均一分散技術が求められている。特にナノコンポジットにおいては、従来の二軸押出によるコンパウンド技術では対応できなくなってきており、新規混練技術の開発が望まれている。その中で伸長流動は、せん断流動に比べて分散時のエネルギー効率が高く、せん断発熱も抑制できるとされている。そのため、伸長流動の混練技術への適応は、世界中で注目を浴び続け、伸長流動を取り入れた混練技術の開発が行われている。
 本セミナーでは、混練のメカニズムから、伸長流動の基礎及びメカニズム、講演者がこれまでに取り組んできた伸長流動によるナノコンポジットの分散技術や新規に開発した独自の伸長流動発生セグメントについての事例等を解説・紹介をする。

習得できる知識

・二軸押出・混練の概念/理論
・伸長流動とせん断流動の違い
・ナノコンポジットの混練技術の最新動向
・伸長流動を用いたコンパウンド技術の最新動向

セミナープログラム

1.混練機・押出機の基礎
 1.1 混練の基礎
 1.2 混練機・押出機の機構
 1.3 主なスクリュセグメント形状とその混練効果
 1.4 二軸押出のスクリュセグメント開発動向

2. ナノフィラーの分散技術の基礎と分散方法
 2.1 ナノコンポジットの定義とナノフィラーの種類
 2.2 ナノフィラー分散における課題
 2.3 溶融混練法における課題とナノフィラー分散に求められるもの
 2.4 二軸押出機を用いたナノフィラーの特殊混練方法の紹介

3.伸長流動を用いた混練技術の概要
 3.1 伸長流動の様式
 3.2 二軸押出機内のどこで伸長流動が生じるのか?
 3.3 ポリマーブレンド系における伸長流動のメリット
 3.4 フィラー分散系における伸長流動のメリット
 3.5 伸長流動に特化した特殊混練技術の紹介

4.せん断変形と伸長変形
 4.1 固体力学における伸長変形・せん断変形
 4.2 伸長変形の理論
 4.3 せん断レオロジー
 4.4 伸長レオロジー

5.ナノフィラーの分散評価方法
 5.1 ナノフィラー観察技術
 5.2 レオロジーから見るナノフィラー分散評価
 5.3 フィラーの特性を利用した評価方法

6.伸長流動場におけるナノフィラーの分散
 6.1 単純伸長流動場(キャピラリー)における分散実験手法
 6.2 伸長変形を受けたナノコンポジットの分散評価
 6.3 双曲線プロファイルを用いた伸長流動分散

7.同方向二軸押出機へのための伸長流動セグメントXBDの開発(特許技術)
 7.1 二軸押出混練に伸長流動場を導入する際の課題
 7.2 新規セグメントXBDの形状と特徴
 7.3 二軸押出のプロセスパラメーターと新規セグメントの混練特性

  □質疑応答□


キーワード:伸長流動,伸長レオロジー,混練メカニズム,二軸押出,ナノコンポジット

セミナー講師

福岡大学 工学部 機械工学科 助教 博士(工学) 松本 紘宜 氏
 
【略歴】
平成25年3月 同志社大学 理工学部 機械システム工学科卒業
平成27年3月 同志社大学 大学院 理工学研究科 機械工学専攻〔博士課程(前期課程)〕
       修了[修士(工学)]  「二軸押出機を用いたナノコンポジットの分散混合に関する研究」
平成28年6月 アーヘン工科大学 プラスチックプロセス研究所(IKV) 留学(平成28年8月まで)
平成30年3月 同志社大学 大学院 理工学研究科 機械工学専攻〔博士課程(後期課程)〕
       修了[博士(工学)]  「二軸押出機を用いたナノコンポジットの分散混合に関する研究」
平成30年4月 同志社大学 研究開発推進機構 特別研究員PD(平成31年3月まで)
平成30年4月 ミラノ工科大学 化学・材料・化学工学部(平成30年7月まで) 研究員
平成31年4月 神奈川大学 工学部 機械工学科 特別助教(現在に至る)

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