測定方法とその使用機器、得られたデータの使い方
「くっつき」易さは、どこで判断するのか?
ポリマー、接着、塗料、微粒子開発でのぬれ性、塗工、表面処理等工業的応用への考え方

セミナープログラム

【10:00〜12:00】
第1部 表面(界面)自由エネルギーとは何か? 利用法と解析法
●講師 FIA 代表 福山 紅陽 氏

【講座の趣旨】
  表面自由エネルギーは、物質表面がもつエネルギーで、ぬれ性、付着性、接着性、離型性、乳化性、分散性等、表面・界面の様々な物性に影響する因子の一つです。本セミナーでは、まず、ぬれ性と表面張力について概説し、それらのデータから表面自由エネルギーを解析する方法を説明します。

【セミナープログラム】
1.ぬれと接触角
  1.1接触角とは?
  1.2接触角から何がわかるか?
  1.3 接触角測定の表面感度 〜膜厚と表面被覆率
2.表面張力
  2.1 表面張力とは?
  2.2 表面張力から何がわかるか?
  2.3 界面張力とは?
  2.4 固体の表面張力の意味
  2.5 Youngの式〜接触角と表面張力との関係
3.表面張力の理解
  3.1 表面張力の定義
  3.2 表面自由エネルギーとは?
  3.3 表面張力は何に由来するか?
4.表面自由エネルギー解析
  4.1 表面自由エネルギーの成分分けとは?
  4.2 表面自由エネルギー解析から何がわかるか?
  4.3 Dupreの式〜界面分離でのエネルギー保存
  4.4 Young-Dupreの式〜付着性とぬれ性の関連づけ
  4.5 表面自由エネルギー解析の注意点
【質疑応答】


【12:40〜14:00】
第2部 微粒子/ナノ粒子の表面エネルギーと ぬれ・分散化への活用法
●講師 山口大学 名誉教授 工学博士 大佐々 邦久 氏

【講座の趣旨】
微粒子/ナノ粒子の固液界面に係わる現象は主に表面エネルギーに左右されます。これら粒子を対象に、表面エネルギーの基礎と測定法を説明した上で、ぬれ・分散化に向けた様々な活用例を取り上げます。

【セミナープログラム】
1.微粒子/ナノ粒子の表面エネルギーの基礎と測定法
  1.1 付着仕事と固液界面張力
  1.2 ギブスエネルギー変化とぬれの三形態
  1.3 接触角法による表面エネルギー成分項の測定
    ・両面接着テープ法 ・薄層浸透法
    ・ゲル捕捉法など
  1.4 インバースガスクロ法による表面エネルギー成分項の測定
2.ぬれ・分散化への表面エネルギーの活用例
  2.1 ウエッティングエンベロープと等凝集線の活用例
    ・非水分散系における良溶媒の選択
    ・フォトレジストにおけるぬれ性の制御
  2.2 キャピラリー懸濁液のぬれ・分散化
  2.3 ウエッティング係数とポリマーブレンドにおけるフィラー局在性
  2.4 ポリマーコンポジットにおけるフィラー分散化
【質疑応答】


【14:10〜15:30】
第3部 高分子設計やポリマーアロイ、フィラ—・ 繊維配合組成物設計への応用
●講師 研究開発・技術提携・事業企画コンサルタント 今井 昭夫 氏

【講座の趣旨】
  高分子関連産業において高分子材料の分子設計やポリマーアロイ、フィラ—・繊維配合組成物材料設計が日常的に実施されてきた。しかし、2010年代以降、新規製品・新規事業の開発に着手する企業が増加してきており、1980〜2000年代に進められてきた高分子材料設計の考え方にも再検討が求められてきている。本講では、異種高分子鎖間の界面エネルギーに着目した基礎的な複合高分子材料設計の考え方を解説するとともに、フィラ—や繊維などの配合剤・充填剤の選定にも論及して、実用的な高分子材料の設計手法について述べる。

【セミナープログラム】
1.高分子間の界面自由エネルギー
  1.1 異種高分子間の相溶性と非相溶性
  1.2 異種高分子の混合における界面エネルギーの変化
  1.3 高分子混合系の界面自由エネルギー変化と溶解性パラメーター
2.ポリマーアロイの基本的考え方
  2.1 相溶性ポリマーアロイ 2.2 非相溶性ポリマーアロイ 
  2.3 界面活性化剤と相容化剤
3.実用化されたポリマーアロイ材料
  3.1 第一世代(非相溶系)ポリマーアロイ
  3.2 第二世代(相溶系)ポリマーアロイ
  3.3 第三世代(非相溶系)ポリマーアロイとリアクティブプロセッシング
  3.4 相容化剤の発生による界面エネルギー低減
4.新世代のポリマーアロイ
  4.1 第四世代(ミクロ/ナノ 制御)ポリマーアロイ
  4.2 界面から離脱する相容化剤の特異な挙動と材料物性への影響
5.配合組成物への応用
  5.1 充填剤(フィラー)の影響と性能・機能制御
  5.2 繊維系充填剤への適用
【質疑応答】


【15:40〜17:00】
第4部 表面(界面)自由エネルギーの 塗膜,コーティング,接着分野への考え方とその応用
●講師 ビックケミー・ジャパン(株) シニアソリューションナビゲーター 若原 章博 氏

【講座の趣旨】
  コーティングや複層膜において表面張力・表面エネルギーの制御は必須技術である。液の吐出性・濡れ性・浸透性と成膜後の平滑性・スリップ性・撥水性、及び層間付着など、材料の設計者としてはそれら事象を独立に制御したい。たとえばコーティング液の表面張力は下げたいが、塗布後の膜の性質には影響を与えたくないなど。ここでは表面張力・表面エネルギーの測定と各種特性の関連について、各種事例をあげて紹介する。また界面制御に最適な添加剤の構造と特性についても詳細な説明を加え、材料設計の実務に役立てていただけるようにする。

【セミナープログラム】
1.身近な現象と表面張力の影響を感じとる
  ・表面張力、その値の大小の持つ実務上の意味
2.液の静的表面張力と動的表面張力を実務と結びつける
  ・それぞれの測定方法の紹介
  ・なぜ静的と動的を分けて論じるのか
  ・下地への濡れ性・ハジキ現象と表面張力の関係事例
3.膜の表面自由エネルギーと各種物性への影響を理解する
  ・接触角測定による方法
  ・撥水性・超親水性・スリップ性の向上事例
  ・膜の平滑性とその評価
  ・目視を超えるGARDNER機器を用いた平滑性評価
4.表面・界面を制御する添加剤を使いこなすために
  ・ポリシロキサン系表面調整剤の構造と特性
  ・アクリル系表面調整剤の構造と特性
  ・マクロマー技術を用いた表面調整剤の構造と特性
  ・液特性と膜特性を制御するのに有用な選定ガイド
  ・ピッカリングエマルジョンにおける層状ケイ酸塩と液中での表面張力測定
5.今後の開発方向を考える
  ・SDGsの達成に貢献する材料開発
【質疑応答】

セミナー講師

【第1部】 福山 紅陽 先生   FIA 代表
【第2部】 大佐々 邦久 先生   山口大学 名誉教授 工学博士
【第3部】 今井 昭夫 先生   研究開発・技術提携・事業企画コンサルタント
【第4部】 若原 章博 先生   ビックケミー・ジャパン(株) シニアソリューションナビゲーター

セミナー受講料

1名につき66,000円(消費税込み・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

受講について

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    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

物理化学   高分子・樹脂材料   塗装・コーティング

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物理化学   高分子・樹脂材料   塗装・コーティング

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