【中止】スピントロニクスの基礎と応用および研究最前線

~スピンと磁性の基礎から、材料・デバイスの開発、最新の研究、将来の可能性まで~

低消費電力や高密度化など、従来の半導体の限界を超えた新しい半導体デバイスの実現を可能にするスピントロニクス。
量子力学やスピン軌道相互作用などの基礎から、巨大磁気抵抗効果・トンネル磁気抵抗効果を用いたデバイス、半導体とスピン機能を融合した材料とデバイス、新しい物質や現象の開拓と将来の研究動向など、同技術の基礎から最新の研究までを詳しく解説します。

セミナー趣旨

 「スピントロニクス (Spintronics)」とは、「電荷」とともに「スピン」の自由度を積極的に用いた材料・デバイス・システムの研究開発を行い、将来の革新的なエレクトロニクス、情報技術および量子情報科学技術の創成に貢献しようとする分野です。
 学術的には、現代のナノサイエンスとナノテクノロジーを用いて、200年以上の歴史をもつ「電気」「電流」の体系に、20世紀初めに発見され相対論的量子力学の帰結である「スピン」の自由度を融合させた新しい科学と知の体系を創ろうとする活動です。スピントロニクスに関する基礎的な研究は20世紀末から始まり、21世紀になって基礎と応用の両面で急速に発展し、世界中で研究開発競争が繰り広げられている最もホットな科学技術分野といえます。スピントロニクスの技術はすでにハードディスクなどの大容量記録装置・ストーレージや磁気抵抗ランダムアクセスメモリなど次世代不揮発性メモリの分野で使われています。また、近年では半導体デバイス技術との融合が真剣に検討されるようになり、ポストムーア時代(微細化による高性能化の限界に達した後)の将来技術としての期待も高まっています。さらに最近の研究の急速な進展により、スピントロニクスと密接に関連する量子科学技術などとも融合し、新しい情報技術の発展に寄与することが期待されており、基礎から応用まで様々な研究開発が国内外で進みつつあります。
 本セミナーでは、初学者向けに、スピントロニクスの基礎から始めてその応用と研究の最前線(その一端)までをわかりやすく解説します。

受講対象・レベル

・スピントロニクスに関心のある非専門家一般
・これからスピントロニクスに関わる研究や調査を始めようとする学生、研究者、技術者、管理者、マネージャーなど
・将来の電子材料、エレクトロニクス、情報技術に関心のある方

習得できる知識

・スピンと磁性の基礎
・スピントロニクスの考え方:スピンと電子伝導の関わり、その応用
・磁気抵抗効果を用いた実用デバイス
・半導体とスピン機能を融合した材料とデバイス
・将来の情報技術、省エネルギー技術への貢献の可能性

セミナープログラム

1.基礎
 1.1 量子力学と固体物理学の基礎
 1.2 固体のバンド構造とその応用
 1.3 原子の磁気モーメント、軌道とスピン、スピン軌道相互作用
 1.4 強磁性体の性質とバンド構造
 1.5 フェリ磁性、反強磁性
 1.6 電流とスピン流
 
2.金属を用いたスピントロニクス
 2.1 巨大磁気抵抗効果(GMR)
 2.2 トンネル磁気抵抗効果(TMR)
 2.3 スピン注入磁化反転、スピン移行トルク、スピン軌道トルク
 2.4 GMR、TMRを用いたデバイス
 
3.半導体を用いたスピントロニクス
 3.1 強磁性半導体
 3.2 スピン注入、輸送、検出
 3.3 半導体(Si)スピントロニクスデバイス
 3.4 ポストムーア時代のデバイス
 
4.新しい物質や現象の開拓と将来の研究動向
 4.1 スピン軌道相互作用とその応用
 4.2 トポロジカル物質
 4.3 量子情報デバイス
 4.4 スピンと熱(スピンカロリトロニクス)
 4.5 その他

 □質疑応答□

セミナー講師

東京大学 大学院工学系研究科 電気系工学専攻 教授/ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 教授/スピントロニクス学術連携研究教育センター(CSRN) CSRNセンター長 工学博士 田中 雅明 氏
 
専門:スピントロニクス、電子材料、半導体デバイス

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:39,600円 ( E-Mail案内登録価格 37,620円 )
※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※他の割引は併用できません。

受講について

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
    ≫ テストミーティングはこちら

配布資料

  • PDFテキスト(印刷可)

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

磁性体   電子デバイス・部品   半導体技術

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

磁性体   電子デバイス・部品   半導体技術

関連記事

もっと見る