基礎から学ぶ射出成形不良発生メカニズムとその対策
開催日 |
10:00 ~ 16:00 締めきりました |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 高分子・樹脂技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【江東区】江東区文化センター |
交通 | 【地下鉄】東陽町駅 |
射出成形不良を未然に防ぐ成形技術を、基本から理解!
講師
プラスチック射出成形特級技能士 中野 利一 氏
【元名機製作所】
<略歴など>
1970年 大阪工業大学機械工学科卒
同年 (株)名機製作所に入社、主に成形技術関係に40年弱従事。
1982年~1987年 佐賀県技術アドバイザー(化学工業)としても活動。
現在、数社の企業に技術サポート及び技術教育にあたる。
著書に 実践 射出成形不良対策事例集、絵とき 射出成形用語辞典等がある。
受講料
R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
習得できる知識
1.樹脂、成形品設計技術、金型設計・製作技術、成形機及び周辺機器の基本的な知識
2.基本的な成形条件出しの方法と成形不良が発生したときの解決のための取り組み方
3.成形不良の発生メカニズムから考える成形不良対策
以上のことを基礎から知り、成形不良を未然に防ぐ為の成形技術を身に着ける。
趣旨
成形技術とは樹脂の知識を含めた成形品設計技術、金型設計・製作技術、成形機及び周辺機器を知り、それを道具として使い切る成形条件設定技術を含めたト-タル的な生産技術といえる。しかし、これら全てを知ることは至難の業である。そこで
1.樹脂の知識を含めた成形品設計技術、金型設計・製作技術、成形機及び周辺機器の基本的なことを理解すると同時に、未然に成形不良を出さないための取り組み方を知る。
2.成形の基本的なことを理解し、成形不良の発生原因となる不良のメカニズムを理解して対策にあたる。
3.射出成形のネックともいえる成形時の温度変動や金型内の樹脂充填挙動を知り、成形材料の成型特性が、それにどう係わっているのかを考える。
4.成形の基本的なことを理解し、成形不良に対してどの様に取り組むかを考える。
5.成形不良の発生原因となる不良のメカニズムを理解して対策にあたる。
※22項目に分類される『成形不良』の発生メカニズムからその発生原因とその対策を考える。
以上の内容を踏まえて、基礎から解説いたします。
プログラム
1. 成形技術とは
・樹脂や成形品設計、金型設計・製作技術、成形機及び周辺機器、条件設定技術の
トータル的な生産技術と言われる理由
2.成形不良はどの時点から発生するのか
3.樹脂の基本的な特性を知る
3-1.結晶性樹脂と非晶性樹脂の基本的相違
3-2.結晶性樹脂の結晶化度と物性の関係
3-3.融解潜熱とは
3-4.材料特性(結晶性、非晶性の違い)が成型品の強度、寸法にどのように関係するのか
また成形条件とどのように関連しているのか
4.成形品設計の基本的な原則(安く、早く、量産のために)を知る
5.金型設計の基本を知る
・ゲートデザイン ・ランナーシステム ・冷却システム ・ガスベントほか
6.射出成形法の原理としくみを知る
6-1.射出工程
・射出充填工程での型内樹脂充填挙動
・射出充填圧力と保填圧力と金型内樹脂圧力との関係
6-2.可塑化工程
・インラインスクリュ式における可塑化計量時の温度ムラ
・可塑化計量時の温度ムラの要因とその対策
・逆流防止弁の構造とその役割
6-3.冷却工程
7.成形条件出しの基本を知り、成形不良を解決するための取り組み方
7-1.射出プログラム制御
7-2.ゲートシール時間
7-3.成形不良に対する見方、考え方、解決するための取り組み方
8.22項目に分類される成形不良の発生メカニズムからその対策を考察する
キーワード 射出,樹脂,成形,金型,不良,対策,メカニズム,講習会,研修,セミナー