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泡の性質、安定性と界面活性剤の基礎、使いこなすためのポイントについて解説
セミナープログラム
1.泡沫の生成・崩壊のメカニズムと構造・評価方法
東京都立大学 栗田 玲 氏
【講演ポイント】
泡が集まって形成された泡沫は、食品や洗剤、化粧品といった産業利用だけでなく、生物も利用しているケースも見られます。泡沫の性質や安定性を理解することは、積極的に利用する場合や早急に消したい場合のどちらにおいても重要となります。
しかし、これまでこの泡沫の物理的な性質はよくわかっていませんでした。今回は、界面活性剤の種類などによらない物理的な観点から泡沫という状態が持つ本質的な性質について紹介します。本質的な性質から産業における現状の問題を見直すことで、新しい解決方法につながるヒントとなれば幸いです。 (あまり数式は出てきませんので、物理が苦手な人でも大丈夫です。)
1.物理から見た泡沫とは?
・ シャボン玉と泡沫の違いとは?
・ 泡沫の内部構造と名称
・ 物理から見た泡沫の状態
2.液体量による泡沫の分類 〜それらの違い及び物理的性質、特徴など〜
・ ドライフォーム
・ ウェットフォーム
・ バブリーな液体
3.泡沫が本来持つ性質とは? 〜泡の様々な性質・挙動を理解する〜
・ 弾性の起源
・ 浸透圧と排水
・ 内部構造の緩和とマクロな変形
4.泡沫の生成過程と崩壊過程
・ 泡沫の生成過程と安定性
・ 一つの泡が割れるとき
・ 泡沫の協同的な崩壊
・ 協同的な崩壊メカニズム
・ 協同的な崩壊を防ぐためには
5.まとめと今後の展望
【質疑応答】
<14:40〜16:10>
2.界面活性剤の活用に向けた基礎知識と泡製剤への応用事例
山形大学 野々村 美宗 氏
【講演概要】
界面活性剤は、化粧品・食品・医薬品を開発する上で泡はなくてはならない重要な製剤です。
本講義では、界面活性剤に関する基礎知識を学んだ上で、泡の生成・崩壊メカニズムに基づいた安定化のテクニックや速泡性ブースターを用いた泡量の調整法について説明します。
また、商品開発をする上で避けて通ることの出来ない泡立ちや泡安定性、界面物性の評価法、最近注目されているテクノロジーや泡製剤の処方について解説します。
1.泡製剤調製のために使われる界面活性剤の基礎知識
2.安定なクリーミーフォームの作り方とその応用
・ 泡の生成・崩壊のメカニズム
・ 安定な泡を調製するための界面活性剤の選び方
・ 速泡性を高めるブースター
・ 泡を安定化する添加剤 脂質・高級アルコール・高分子
3.泡の評価法
4.最新情報
・ 固体粒子によって安定化されたピッカリングフォームとドライウオーター
・ 泡の摩擦ダイナミクスと身体洗浄料の使用感
・ 口腔内の状態を模倣した食感センシングシステムを用いた食品の摩擦評価
5.化粧品・食品・医薬品のための泡製剤の処方解説
【質疑応答】
セミナー講師
1. 東京都立大学 理学系研究科 物理学専攻 ソフトマター研究室 教授 博士(工学) 栗田 玲 氏
2. 山形大学 大学院理工学研究科 教授 博士(工学) 野々村 美宗 氏
セミナー受講料
1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
55,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、会場での支払い
開催場所
全国
主催者
キーワード
化学反応・プロセス
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化学反応・プロセス関連セミナー
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