【中止】<知れば知るほど知らないを知る>薬物吸収動態学の基礎と応用 ~新旧の情報と手法、目前の課題と対策、見据える創薬と臨床~

原薬の溶解性、膜透過性・代謝安定性だけでなく、製剤の崩壊特性や消化管内の生理環境・機能などを含む複雑かつ交錯的な要因により規定される薬物吸収動態に関して、領域横断的に3ステップで分かりやすく解説!

セミナー趣旨

  医薬品の吸収性は、原薬の溶解性、膜透過性および代謝安定性だけでなく、製剤の崩壊特性や消化管内の生理環境・機能などを含む複雑かつ交錯的な要因により規定されます。したがって、薬物動態学的な特徴だけでは必ずしも薬物吸収やその変動を考察・予測することはできず、領域横断的な理解が重要となります。
  本セミナーでは、難解で敬遠されがちな薬物吸収動態について、習得ステップを3段階(基礎、応用、実践)に分けてわかりやすく解説します。また講義だけでなく、グラフ演習やPC演習なども織り交ぜ、基礎力、応用力、実践力の定着を図ります。薬物動態の初心者の方、専門外の方々であっても、簡単でわかり易く、一歩一歩、確実な基礎知識と実践力を習得してご帰宅いただけます。

受講対象・レベル

・創薬のための薬物吸収動態学にはじめて触れる方 (基礎/薬学外出身)
・創薬のための薬物吸収動態学を改めて学びたい方 (応用/薬学出身)
・創薬のための薬物吸収動態学の実践力を習得したい方 (実践/薬物動態出身)

必要な予備知識

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・FDA、EMA、厚生労働省/PMDAが公布する
 「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」

習得できる知識

・薬物の吸収および相互作用の基礎が理解できる。
・薬物吸収動態パラメータの意味を説明できる。
・薬物吸収動態の解析方法を習得できる。
・薬物吸収動態の速度論解析(モデリング&シミュレーション)を習得できる。

セミナープログラム

【ステップ1 基礎編】
1.イントロダクション
 1-1.モダリティ多様化時代
 1-2.経口医薬品の将来
2.薬物吸収
 2-1.膜透過機構(単純拡散、能動輸送、促進拡散、膜動輸送)
 2-2.pH分配仮説
 2-3.トランスポーター
 2-4.代謝酵素
 2-5.溶解度と溶解速度
 2-6.特殊製剤
3.薬物相互作用
 3-1.薬物-薬物間相互作用
 3-2.薬物-食物間相互作用
 3-3.薬物-飲料間相互作用

【ステップ2 応用編】
4.パラメータの理解
 4-1.薬物動態パラメータ(クリアランス、AUC、半減期、タンパク結合、分布容積)
 4-2.バイオアベイラビィティ
 4-3.FaとFg
 4-4.膜透過性
 4-5.吸収速度と消失速度
 4-6.消化管内濃度
 4-7.細胞内タンパク結合
 4-8.吸収非線形性
5.実験・解析と相関・予測
 5-1.In vitro実験(細胞、動物、その他)
 5-2.In situ実験(動物)
 5-3.In vivo実験(動物)
 5-4.In silico解析(モデリング&シミュレーション)
 5-5.実験・解析の問題点と注意点
 5-6.吸収予測の問題点と注意点

【ステップ3 実践編】
6.コンパートメント理論
 6-1.コンパートメントモデルの基本的な考え方
 6-2.パラメータの意味
 6-3.パラメータの算出法
 6-4.非線形モデルの考え方
 6-5.非線形最小二乗法
 6-6.モーメント解析
 6-7.デコンボリューション法
7.薬物速度論
 7-1.グラフ用紙を用いた薬物吸収動態解析
 7-2.エクセルソフトウェアを用いた薬物吸収動態解析
 7-3.モデリング&シミュレーション
 7-4.生理学的薬物吸収動態モデル
8.アウトロダクション
 8-1.経口医薬品開発の促進
 8-2.経口医薬品開発の将来展望
<終了後、質疑応答>


■講演中のキーワード
・医薬品開発
・経口薬
・薬物吸収
・薬物動態
・ADME
・モデリング&シミュレーション

セミナー講師

 白坂 善之 先生   金沢大学 医薬保健研究域薬学系 薬物動態学研究室 准教授 博士(薬学)

■経歴
2007年3月 摂南大学大学院 薬学研究科 博士後期課程 修了
2007年4月 東京理科大学 薬学部 助教
2008年4月 金沢大学 医薬保健研究域薬学系 助教
2012年1月 ワシントン大学 薬学部 客員研究員
2012年1月 日本学術振興会 海外特別研究員
2015年1月 東京薬科大学 薬学部 講師
2017年4月 東京薬科大学 薬学部 准教授
2017年4月 兵庫県立大学 非常勤講師
2018年4月 摂南大学 薬学部 非常勤講師
2020年4月 東京薬科大学 薬学部 客員准教授
2020年4月 金沢大学 医薬保健研究域薬学系 准教授
■専門および得意な分野・研究
薬物吸収、薬物動態学、生物薬剤学
■本テーマ関連学協会での活動
日本薬学会 (医療薬科学部会 若手世話人)
日本薬物動態学会 (代議員、吸収DIS 代表世話人)
日本薬剤学会 (代議員、経口吸収FG 副リーダー)
日本消化吸収学会 (評議員)
トランスポーター研究会 (元関東部会長)
その他の所属学会: 日本臨床薬理学会、日本医療薬学会、創剤フォーラム、米国薬学会 (AAPS)、
国際薬物動態学会 (ISSX)、米国薬理学会 (ASPET)

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
    お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
    お申込みは4営業日前までを推奨します。
    それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
    テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   CAE/シミュレーション

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

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全国

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医薬品技術   CAE/シミュレーション

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