【中止】ハードコート剤の設計、高機能化、特性評価と応用・開発

~UV硬化型ハイブリッドハードコート剤を中心に~

表面保護剤、ガラス代替材料、電子材料、光学材料、自動車部材、、、、
各種用途に適した機能化が求められるハードコート剤の開発のための基本的な考え方と材料設計および評価技術
ハードコート剤の原料とその調製、熱硬化型とUV硬化型との違い、ハイブリッドハードコート、、、
UV硬化型ハードコート剤の調製、ハイブリット化技術、特性評価、応用展開
透明性、耐熱性、基材への接着・密着性、柔軟性・延伸性、カール・低収縮性、
 耐摩耗性、屈折率、防曇・防汚性(親水・撥水性)、耐指紋性(親油・撥油性)、
  帯電防止性、反射防止膜、耐薬品性、ガスバリア性、、、、各種の特性評価と高機能化

セミナー趣旨

 ハードコート剤は、フラットパネル、ディスプレイ、レンズ、構造材料などの表面保護剤、ガラス代替材料や三次元加飾成型材料として電子材料、光学材料や自動車部材など幅広い分野で使用され、重要な工業材料となっている。また、各種用途に適した機能化が求められ、高機能ハードコート剤の開発が盛んに行われている。特に近年、有機-無機ハイブリッド技術をベースにしたUV硬化型ハイブリッドハードコート剤が主要なハードコート剤として種々の用途で使用されている。
 ここでは、UV硬化型ハイブリッドハードコート剤を中心にハードコート剤の概要、開発の基本的な考え方(開発方針)および材料設計について概説し、UV硬化型ハードコート剤の調製法、ハイブリッド化技術、特性評価、高機能化技術およびハードコート剤を使ったガラス代替樹脂・フィルムや三次元加飾成型などの応用製品について分かりやすく説明する。

受講対象・レベル

コーティング材料、表面修飾材料やガラス代替材料などの機能性コーティング材料開発に携わっている技術者や研究者

習得できる知識

1.ハードコート剤の基礎知識
2.ハードコート剤開発の考え方
3.ハードコート剤の材料設計
4.ハードコート剤の高機能化技術
5.ハイブリッド技術
6.ハイブリッドハードコート剤の開発方法
7.ハードコート剤の応用(用途)

セミナープログラム

1.ハードコート剤の概要
 1.1 ハードコート剤の種類と特徴
  (1)有機ハードコート剤
  (2)無機ハードコート剤
  (3)ポリシロキサン(シリコーン)ハードコート剤
  (4)有機-無機ハイブリッドハードコート剤
 1.2 熱硬化プロセスとUV硬化プロセス
 1.3 ハードコート剤の原料と特徴

2.高性能・高機能ハードコート剤の開発
 2.1 ハードコート剤の要求特性と応用分野
 2.2 ハードコート剤の開発方針

3.ハイブリッドハードコート剤の開発
 3.1 ハイブリッドハードコート剤の材料設計
 3.2 UV硬化型アクリル系ハイブリッドハードコート剤の開発
  (1)ハイブリッドハードコート材料における相反物性
  (2)UV硬化型アクリル系ハイブリッドハードコート剤の構成成分
  (3)ラジカル重合とカチオン重合の比較
  (4)ハイブリッドハードコート剤の調製法
   ・フィラー修飾法、・モノマー修飾法

4.ハードコート剤の特性評価
 4.1 膜厚
 4.2 表面硬度
 4.3 密着・接着性
 4.4 耐熱性
 4.5 透明性
 4.6 耐摩耗性・耐擦傷性
 4.7 耐候性
 4.8 柔軟性(耐衝撃性)

5.ハイブリッドハードコート剤の高機能化
 5.1 透明性
 5.2 耐熱性
 5.3 基材への接着・密着性-基材表面の前処理による接着・密着性の向上
 5.4 柔軟性・延伸性(耐衝撃性)
 5.5 カール・低収縮性
 5.6 耐摩耗性
 5.7 屈折率
 5.8 防曇・防汚性(親水・撥水性)
 5.9 耐指紋性(親油・撥油性)
 5.10 帯電防止性
 5.11 反射防止膜
 5.12 耐薬品性
 5.13 ガスバリア性

6.最新応用開発状況
 6.1 ガラス代替光学・ディスプレイ用ハードコートフィルム
 6.2 3次元フィルム成型加工(インモールドフィルム成型)
  (1)フィルム転写(IM‐R)
  (2)ラミネーション(IM‐L)
  (3)インモールドハードコートの設計
  (4)インモールド用ハードコートフィルム
 6.3 自動車部材-自動車の軽量化

7.参考図書

  □質疑応答□


キーワード:ハイブリッド技術、UV硬化、表面改質、シランカップリング剤、加飾成型フィルム、ガラス代替

セミナー講師

FAMテクノリサーチ 代表 博士(工学) 山田 保治  氏
※元住友化学工業(株)、元新日鉄化学(株)
【略歴】
1971年 名古屋工業大学 工学部 工業化学科卒業
1973年 京都大学大学院 工学研究科 石油化学専攻修了
1973年 住友化学工業株式会社 中央研究所
1982年 新日鐵化学株式会社 技術研究所
2000年 名古屋工業大学教授
2007年 京都工芸繊維大学教授
2012年 京都工芸繊維大学特任教授、神奈川大学客員教授、岩手大学客員教授、名古屋産業科学研究所中部TLO技術アドバイザー
2015年 高分子学会フェロー
2017年 神奈川大学客員研究員
2018年 FAMテクノリサーチ代表
【専門】
高分子合成、機能性高分子材料、複合材料(ナノハイブリッド材料)、気体分離膜、電子材料
【研究内容(業務)】
Ziegler-Natta系重合触媒、ポリオレフィン(PE、PP)、生体適合性材料、高機能高分子材料(ポリイミドなど)、複合材料(ナノハイブリッド)、バイオベースポリマー(ポリ乳酸)、気体分離膜などの研究開発に従事

セミナー受講料

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49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )
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2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

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