大気圧プラズマの基礎・装置開発の現状と各種応用展開

大気圧プラズマの物理・化学や応用時の注意点や最新の装置開発の現状と各種応用例を解説!

セミナー趣旨

 大気圧プラズマは真空容器や排気設備を必要とせず、また高密度な活性種を生成できるため、産業応用には大変多くのメリットがあります。このため、材料表面の親水化処理、接着性の向上、クリーニング等の分野を中心に急速に利用され始めています。しかし、大気圧プラズマの発生や利用法についてはブラックボックスな部分が多いため、利用への敷居が高いのも事実です。そこで本講演では、大気圧プラズマの物理・化学や応用時の注意点などをわかりやすく解説するとともに、最新の大気圧プラズマ装置開発の現状と、表面処理、接着、殺菌/ウイルス不活化、医療、環境浄化等への応用例をご紹介します。

【キーワード】
大気圧プラズマ,低温プラズマ,表面処理,接着,殺菌/ウイルス不活化,医療,分析,環境浄化

【講演ポイント】
大気圧プラズマの各種発生法と、プラズマ中で起こっている物理、化学を解説するとともに、最新の大気圧プラズマ装置開発の現状と各種応用例をご紹介します。 

習得できる知識

大気圧プラズマの中身(物理,化学,各種プラズマ生成方式の違い)
大気圧プラズマの装置開発と応用の現状
大気圧プラズマの有効な利用法

セミナープログラム

  1. 大気圧プラズマの基礎
    1. 教科書に書かれているプラズマ
    2. なぜ大気圧プラズマが注目されている?
    3. 様々な大気圧プラズマの生成法と特徴
  2. 大気圧プラズマの中身
    1. プラズマ中では何が起こっているか
    2. プラズマ中粒子の衝突・イオン化・励起・発光など
  3. 大気圧高温プラズマとその応用
    1. 大気圧高純度マルチガスプラズマ
    2. 地球温暖化ガスの分解
    3. 高速半導体プロセシング
  4. 大気圧低温プラズマとその応用
    1. 様々な低温プラズマ
    2. マルチガス化の必要性
    3. 零下から高温まで温度を制御できるプラズマ
    4. 表面や粉体の親水化処理/クリーニング/接着性向上
    5. 液体を使用した新しいコーティング法
    6. 殺菌/ウイルス不活化
    7. ファインバブル,超音波との併用
    8. 紫外線,赤外線との同時処理
    9. 大流量ガスのプラズマ処理
    10. 金属酸化膜の高速還元処理
    11. 医療応用 表面付着物分析,内視鏡下止血など
    12. 農業応用 水耕栽培,植物のゲノム編集など

【質疑応答】

セミナー講師

東京工業大学 未来産業技術研究所 博士(工学) 沖野 晃俊 氏

【ご経歴】
 1989年 大阪大学工学部応用物理学科卒業
 1994年 東京工業大学大学院理工学研究科博士後期課程修了 博士(工学)
 1994年 東工大電気・電子工学科助手
 1998年-1999年 ジョージワシントン大学客員研究員
 2001年 東工大総合理工学研究科准教授
 2006年-2007年 UCLA客員教授
 2016年4月から現職

セミナー受講料

【1名の場合】39,600円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

39,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   プラズマ技術   薄膜、表面、界面技術

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39,600円(税込)/人

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化学反応・プロセス   プラズマ技術   薄膜、表面、界面技術

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