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~ 結晶純度・不純物、形状、分布、多形の改善から連続フロー製造まで ~
沈殿、析出に再沈や再結晶など、結晶化現象が関わるプロセスの
改善・トラブル対策に役立てよう!
★ 晶析操作のスキルアップに役立つ体系的解説から、スケールアップ、連続フロー製造,オンラインセンサー利用などの最近のトレンド技術まで、一日で網羅します。
セミナー講師
東京農工大学 大学院 工学研究院 化学システム工学科 教授 滝山 博志 氏
【専門】 晶析、結晶化工学
【略歴】
平成4年3月 東京工業大学 総合理工学研究科 修了 博士(工学)
平成14年8月 東京農工大学 工学部 化学システム工学科 助教授
平成23年4月 東京農工大学 大学院 工学研究院 教授
【学協会での活動】
平成27年度-現在 化学工学会・材料界面部会・晶析技術分科会代表幹事
平成26年度-平成27年度 分離技術会編集委員長
平成28年度-平成29年度 分離技術会企画委員長
平成29年度-現在 日本海水学会 編集委員長
受講料
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額24,300円)
【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
得られる知識
・再沈・再結晶でのトラブル解決のための実践的手法
・連続フロー製造の最新情報と、連続フロー製造が注目されるその理由
・結晶純度、結晶形態、結晶多形、粒径分布改善法のコツ
・DSC、XRD、測定データの実践的活用法
・回分冷却晶析、非(貧)溶媒添加晶析、反応晶析法のコツ
・スケールアップのための第1選択手法
対象
・結晶性物質を取り扱う化成品製造業種(医薬、新素材、食品、電子材料)
・合成を専門に研究している研究技術者には結晶作りの “コツ” を伝授。
・晶析技術に関わっている研究技術者には、より深い結晶品質制御の “戦略” を伝授
セミナー趣旨
化成品の分離精製や、粒子群製造の目的で「再沈」や「再結晶」と呼ばれる操作が行われている。ところが、その操作の少しの違いが、沈殿物である結晶粒子群の品質に影響を与え、生産性にも大きな影響を与えることがある。例えば、純度、粒径分布、結晶外形、結晶多形に関わる問題である。この結晶性物質に品質を作り込むプロセス技術が「晶析操作」である。
そこで、このセミナーでは、「再沈」「再結晶」と「晶析操作」との接点にふれながら、どういう操作で結晶品質を改善できるのか、そしてその操作の本質は何なのかを解説する。普段合成を専門に研究している研究技術者には結晶作りの“コツ”について、そして普段から晶析技術に関わっている研究技術者には、最近話題の連続フロー製造の考え方と本質など、より深い結晶品質制御の“戦略”について答えたい。
セミナー講演内容
1.再沈・再結晶と晶析操作との接点
-現場で遭遇するトラブル-
1.1 結晶品質に関するトラブル事例
1.2 有機合成と晶析操作との接点
1.3 晶析操作の目的と原理
2.再沈・再結晶での結晶化の解析とその速度論
-現場で起きている結晶化トラブルを解決するための基礎的考察-
2.1 再沈での結晶成長
2.2 結晶化の推進力と固液平衡
2.3 核発生と成長速度論
2.4 結晶粒子群品質
2.5 DSCデータから何を読み取るか
2.6 XRDデータから何を読み取るか
2.7 事例と演習で理解する結晶化の推進力
3.結晶化現象のメカニズムとその制御
-再沈・再結晶での結晶品質の精密制御アプローチを理解する-
3.1 結晶品質に関するトラブル事例
3.2 結晶多形変化
3.3 結晶形態変化に及ぼす操作因子
3.4 粒径分布の考え方
3.5 結晶純度改善のためのテクニック
3.6 オイルアウト現象のメカニズムとその回避法
3.7 結晶粒子群の連続フロー製造
3.8 演習で理解する結晶品質の制御
4.晶析操作の設計と品質のつくり込み
-結晶品質を作り込むための具体的戦略を理解する-
4.1 再沈・再結晶による精製操作の基本戦略
4.2 冷却温度プログラム設計
4.3 非(貧)溶媒添加晶析での操作戦略
4.4 スケールアップの留意事項
5.最新トピックス紹介
-最先端のラボで使われている技術紹介-
5.1 回分から連続フロー製造への展開
5.2 オンラインセンサー(FT-IR、ラマン)利用技術
6. まとめ
□ 質疑応答・名刺交換 □
[キーワード]
再沈・再結晶 / 晶析 / 結晶化 / 粒子製造 / 純度 / 結晶多形 / 結晶形態 /
オイルアウト / 貧溶媒晶析 / DSC、XRD / 連続フロー製造
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