光硬化に用いられる『光重合開始剤』の種類,選び方,使い方,暗所・深部・厚膜硬化,速硬化への対応

LEDやレーザなど「短い波長」への対応や硬化時間の短縮化について解説!

活性時間の向上や熱硬化とのハイブリッド化・高感度化など 「光の届きにくい場所への硬化」へ

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナープログラム

     【10:15〜11:45】

    第1部 光重合の概要,光開始反応の考え方および新しい非イオン型光塩基発生剤の開発とその応用

    ●講師 東京理科大学 理工学部 先端化学科 教授 博士(工学)  有光 晃二 氏 

    【講座の趣旨】
     UV硬化は光開始剤の分解とその後に起こるモノマーの熱化学反応の組み合わせである。光化学反応は原則として「1光子=1化学反応」であるが,複数の化学反応を連結して最初の光反応を増幅することにより,高感度化や影部分のUV硬化が可能となる。これらの新規な感光システムについて述べる。また,筆者らが最近開発した非イオン型光塩基発生剤とその利用法,UV硬化を駆使した柔軟なネットワーク構造の作製,傾斜構造を有する有機無機ハイブリッド膜の作製などについても解説する。

    1.UV硬化の基礎

    2.新規な光ラジカル重合開始剤

    3.光塩基発生剤 の構造と特性
      3.1 イオン型
      3.2 非イオン型

    4. 光塩基発生剤の応用
      4.1 柔軟なネットワーク構造の作製
      4.2 傾斜構造を有する有機-無機ハイブリッド膜の作製

    5.カスケード式化学で構築する高感度UV硬化材料
      5.1 酸増殖剤の開発と応用
      5.2 塩基増殖剤の開発と応用
      5.3 連鎖硬化剤の開発と応用
      5.4 フロンタル重合系
      5.5 レドックス開始重合系

    5.まとめ

    【質疑応答】


    【12:45〜14:15】

    第2部 (ラジカル・カチオン)光重合開始剤の種類・特徴と使い方

    ●講師 BASFジャパン(株) ディスパージョン&レジン事業部 ディスプレイ マテリアルズ / マネージャー  鮫島 かおり 氏 

    【講座の趣旨】
      光重合開始剤の種類と代表的な開始剤の特徴,吸収特性および反応性について解説する。 また,組成や膜厚など異なる条件下での開始剤の選定・配合について紹介する。

    1.光重合開始剤の紹介
      1.1 光重合開始剤の用途
      1.2 光重合開始剤の要求特性
      1.3 光重合開始剤の種類と特徴

    2.光ラジカル重合開始剤の種類と特徴
      2.1 単分子開裂型開始剤の特徴
      2.2 光増感反応の利用
      2.3 分子間電子移動型開始剤の特徴

    3.光カチオン重合開始剤の種類と特徴
      3.1 オニウム塩の光反応機構と特徴
      3.2 光増感反応の利用
      3.3 非イオン型酸発生剤の特徴

    4.各種硬化条件での選定
      4.1 表面硬化性と内部硬化性
      4.2 透明・着色組成物の光硬化
      4.3 厚膜・薄膜の光硬化

    【質疑応答】


    【14:30〜15:30】

    第3部 分子カプセルの精密設計と機能開拓 −水溶化技術や刺激応答能などー

    ●講師 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 教授 博士(工学) 吉沢 道人 氏 

    【講座の趣旨】
     本講座では,芳香環に囲まれたナノ空間を有する分子カプセルの設計からその合成,構造,機能について紹介する。空間機能として,炭素材料や 金属錯体の水溶化,光やレドックスなどの刺激応答性などについて解説する。

    1.身の回りの分子カプセル

    2.芳香環を利用した分子カプセル
      2.1 分子設計と合成と構造
      2.2 炭素材料の水溶化
      2.3 金属錯体の水溶化

    3.刺激応答性の分子カプセル
      3.1 酸塩基応答性
      3.2 光・熱応答性
      3.3 レドックス応答性

    【質疑応答】


    【15:45〜16:45】

    第4部 パーオキサイド系光重合開始剤の開発とその使い方

    ●講師 日油(株) 研究本部 新規事業開発室 光機能性素材開発 技術開発担当グループリーダー  小島 章世 氏 

    【講座の趣旨】
     本講座では,光硬化反応と熱硬化反応の両方を開始することができる パーオキサイド系光重合開始剤について,一般的な特性の他, 機能面での特徴や取り扱い上の留意点などについて紹介する。

    1.有機過酸化物の一般的な特性
      1.1 有機過酸化物の特徴と用途
      1.2 有機過酸化物の熱分解特性
      1.3 有機過酸化物から生成するラジカル

    2.パーオキサイド系光重合開始剤の特性
      2.1 パーオキサイド系光重合開始剤の光分解
      2.2 ベンゾフェノン骨格パーオキサイドの特徴
      2.3 トリアジン骨格パーオキサイドの特徴
      2.4 チオキサントン骨格パーオキサイドの特徴

    3.安全な取り扱いについて

    【質疑応答】

    セミナー講師

    【第1部】東京理科大学 理工学部 先端化学科 教授 博士(工学)  有光 晃二 氏
    【第2部】BASFジャパン(株) ディスパージョン&レジン事業部 ディスプレイ マテリアルズ / マネージャー  鮫島 かおり 氏
    【第3部】東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 教授 博士(工学) 吉沢 道人 氏
    【第4部】日油(株) 研究本部 新規事業開発室 光機能性素材開発 技術開発担当グループリーダー  小島 章世 氏

    セミナー受講料

    1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
    〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

    受講について

    • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
    • 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
       → https://zoom.us/test
    • 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
      セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
    • Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
      Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
    • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
    • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
      お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
    • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
    • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
      録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
    • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
      複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
    • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
      部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
      万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

     

    受講料

    66,000円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:15

    受講料

    66,000円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、会場での支払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形   化学反応・プロセス

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:15

    受講料

    66,000円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、会場での支払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形   化学反応・プロセス

    関連記事

    もっと見る