抗菌・抗ウイルス・抗バイオフィルムのための材料表面設計と表面処理技術

~細菌・ウイルス・バイオフィルムの基礎と材料表面での挙動、増殖抑制技術~
~殺菌・不活性化・付着防止等の表面処理技術~

新型感染症の登場により、抗菌・抗ウイルスへの人々の意識が高まり、今後も続くと予想されます。
抗菌・抗ウイルス製品の製造・開発・研究およびその高機能化に向け、細菌・ウイルス・バイオフィルムの挙動や増殖抑制技術、細菌・不活性化効果・付着防止等の表面処理技術、最近の表面処理研究などについて解説します。

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    セミナー趣旨

     温暖化による大規模な山火事の発生は人獣の接触機会を増加させ、また、永久氷土の融解は未知の細菌やウイルスの出現可能性を増大させています。我々は、細菌やウイルスによる新興・再興感染症が、今後も再び起こることを想定し、急ぎ対策を進めないといけません。ヒトの行動制限を伴わず接触感染を防止する手段としてのモノの表面の抗菌・抗ウイルス加工は、「予防工学」とも命名できる公衆衛生に関わる有効な工学技術の一つです。
     本講演では、材料表面の抗菌・抗ウイルス加工のさらなる高機能化のための一助となることを期待し、細菌やウイルスが材料表面でどのように振る舞い、それらの増殖を抑制するためにはどのように材料表面を設計すべきなのか、そしてそのような材料表面はどのような方法で創出できるのか、について概説します。

    受講対象・レベル

    ・抗菌加工製品製造・開発・研究・営業に携わる方
    ・表面処理技術の開発・研究・営業に携わる方
    ・抗菌材料について基礎から学習したい技術者の方

    習得できる知識

    抗菌・抗ウイルス・抗バイオフィルムとはどういうことであるか、また、ヒト-モノ-ヒト感染を減らす手段としてのモノの表面処理に関する材料設計指針、抗菌メカニズム、使用材料や施工方法など。

    セミナープログラム

    1.細菌・ウィルス・バイオフィルムとその表面での様態
     1.1 細菌とウイルスの違いと共通点
     1.2 バイオフィルムとはどのようなものか
     1.3 細菌やウイルスに感染するとはどういうことか
     1.4 細菌は材料表面でどのように生き残るか
     1.5 ウイルスは材料表面でどのくらいの期間「生きている」か
     
    2.細菌・ウイルスの増殖抑制の方法
     2.1 増殖抑制の作用機構
     2.2 抗菌・殺菌やウイルス不活化にはどのような方法があるか
     
    3.抗菌・抗ウイルスのための表面処理手法
     3.1 材料表面設計指針
     3.2 殺菌・不活化効果: どのようなしくみで抗菌されるのか
      3.2.1 活性酸素の活用
      3.2.2 金属イオンの活用
     3.3 付着防止効果: どのようなしくみで抗菌されるのか
      3.3.1 表面形態(物理的側面)
      3.3.2 タンパク質吸着抑制(化学的側面)
      3.3.3 表面特性(疎水/親水・帯電・表面粗さ)による複雑性
     3.4 どのような表面処理手法が使われているか
      3.4.1 処理手法の整理
      3.4.2 プラズマプロセス
      3.4.3 めっき
      3.4.4 溶射・コールドスプレ
     3.5 最近の表面処理研究から
      3.5.1 グラフェンによる殺菌効果
      3.5.2 昆虫の羽のナノ構造による殺菌効果
      3.5.3 光触媒酸化チタンのウイルスへの効果
      3.5.4 その他
     
    4.今後の課題

     □質疑応答□
     

    セミナー講師

    日本工業大学 基幹工学部 応用化学科 教授 博士(工学) 伴 雅人 氏
    専門:真空工学、プラズマ応用、薄膜応用、バイオマテリアル
    表面技術協会 理事(2016年〜2017年、2022年〜)

    セミナー受講料

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    ※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
    ※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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