以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
★『粘度』の理解から、特に頓挫することの多い『粘弾性』や
その測定方法に至るまで、とにかくわかりやすく講義!
★測定時の注意点・データの見方や粒子分散系(スラリー)の
設計・調製へ応用する考え方等、すぐに役立つ知見が満載です
講師
山口大学 大学院創成科学研究科 教授 博士(工学) 佐伯 隆 先生
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引
セミナーポイント
業務の様々な局面で、レオロジーという学問が役立つのではないか、と思うことは多々あるものの、実際の問題解決にどのように利用できるかを理解することは簡単ではありません。
教科書や専門書を見てもとっつきにくく、特に粘弾性やその測定方法の項でとん挫することもあるでしょう。
本セミナーでは、『粘度』の理解からはじめ、その測定方法やデータの使い方を
粒子分散系(スラリー)を例として解説します。
さらに、『粘弾性』について、とにかくわかりやすくお話しし、「粘弾性がわかった!」という
実感を持っていただきたいと考えています。
○受講対象:
レオロジーを学びたい、学び直しをしたい方
○受講後、習得できること:
レオロジーに関する測定はだれでも、簡単に、というものではなく、注意しなければ何を測っているかわからなくなるようなものです。
本セミナーでは、測定の原理を理解するために必要な基礎からはじめ、測定時の注意点、データの見方を理解します。
さらに、測定から得られた情報をスラリーの設計や調製へ応用する考え方が習得できます。
会社に粘度計やレオメータがあり、それを研究や品質管理に活かしたいと思われている方、また、レオメータの入手を検討中の方に即役立つ知見が満載です。
セミナー内容
1.粘度とは
・粘度の単位
・ニュートンの粘性法則とニュートン流体
・粘度の測定原理
・非ニュートン流体
(ダイラタント流体を体感)
―非ニュートン性はなぜ発現するか?
―非ニュートン流体の性質を活かす
・粘度測定
(B型粘度計、レオメータ、音叉型粘度計を例として)
―水道水の粘度を測定する
―粘度計校正用標準液
―正しく測れていなくても、なにがしかの値が出る
(測定シーンを動画で)
2.粘度特性の評価
・非ニュートンモデル
―指数法則モデルとセラミックススラリーの評価
―ビンガムモデルと降伏応力の測定
―その他のモデル
・粘度の時間依存性
―チキソトロピー、レオペクシー
中締めとして
・「粘度」の理解
・品質管理とレオロジーコントロール
・擬塑性流体とチキソトロピー性流体の混同
・レオロジストからみたあるある
・レオロジー特性の分類
分散系スラリーの設計
・スラリー調製
・固体濃度と粘度の関係
・粒度分布と細密充填
・分散系スラリーの添加剤
・分散系スラリーの安定化(粒子沈降防止)技術
・安定性とレオロジー特性の相関
3.粘弾性の基礎知識
・粘弾性とは
・粘弾性測定(粘度測定とどう違うか?)
・動的粘弾性試験の原理
・粘弾性がわかること
―何を意味するのか?
―どのようなことがわかるのか?
・分散系スラリーの調製と粘弾性(道半ば)
<質疑応答>
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