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新技術であるコールドスプレーの可能性をわかりやすく解説!
講師
東北大学大学院工学研究科 教授 博士(工学) 小川 和洋 氏
【専門】 機械工学(高温材料強度,非破壊評価,表面改質工学,溶射工学など)
【略歴】 1991年3月千葉大学大学院工学研究科機械工学専攻修士課程修了後,1996年3月まで日本鋼管株式会社(現:JFEスチール(株))で熱延・冷延鋼板の開発ならびに接合強度評価に関する研究に従事.1996年4月東北大学大学院工学研究科機械知能工学専攻博士課程後期3年の課程編入学,1999年3月同修了.その後,東北大学助手,講師,助教授(准教授)を経て,2013年1月より東北大学大学院工学研究科・教授.この間,2008年8-9月 Northwestern大学(米国) 客員研究員(兼任).現在は,高温材料,非破壊評価,表面改質工学等の研究に従事.
受講料
R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。昼食・資料付
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
受講対象・レベル
実際に機器・構造物を設計・開発されている技術者の方,ユーザーとして機器・構造物を使用されており経年的な劣化や劣化等でお困りの方等.
習得できる知識
コールドスプレーに関する基礎と応用.特に,従来法である溶接や溶射といった手法との違いや優位性に関する知識.また,新しいアプリケーションへの応用に対するアイディア等.
趣旨
コールドスプレー法は,粒子を固相のまま,窒素やヘリウム等の高速ガスの乗せ,基材へ衝突させることで,固相のまま成膜可能な技術である.主に,金属材料の成膜が行われており,多くの金属皮膜が形成されている.
プログラム
1.コールドスプレー(CS)の基礎
1-1 コールドスプレーとは?
1-2 CSの原理
1-3 CSの長所・短所
1-4 粒子付着メカニズム
2.CSの動向
2-1 研究動向
2-2 対象粉末材料
2-3 製品・部品への適用
3.CSによる粒子付着に及ぼす諸因子の影響
3-1 ガス温度・ガス圧力の影響(粒子速度の影響)
3-2 粒子・基材表面の酸化皮膜の影響
3-3 粒子粒度分布の影響
4.保全・補修技術
4-1 長寿命化のための保全・補修技術としてのCS
4-2 付着効率向上のための混合粉末
5.CSによるセラミックス,ポリマー材料への応用
6.CSを用いた研究事例の紹介
7.まとめとディスカッション
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