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~実例を用いて解説するイメージングのメリットとデメリット~
セミナー趣旨
本講演は、FT-IRのイメージング(マッピング)とはどんなものかについてご興味のある方、FT-IRイメージングでどのようにデータ解析を行い、何がわかるのか、どのような実例があるのかを知りたい方を対照にしたものです。
昨今、FT-IRの2次元画像解析図(イメージングorマッピング)は、当たり前に学会や論文で見られるようになり、公共機関等の測定依頼も可能です。
本講演では、FT-IRの基礎的な解説を行った上で、イメージングの測定と解析方法、およびイメージングのメリットとデメリットを実例紹介の中で解説していきます。
イメージングは非常に多くのスペクトルデータが取得されることから解析が困難であろうと思われている方も多いかもしれませんが、むしろその逆の場合もあります。イメージングが適しているサンプルとそうでないサンプルがあるのか?手間はどうか?2次元表示をすることによってポイント測定解析ではわからないことがわかるのか? など、を伝えていきます。是非、ご自分たちにとって、イメージングの可能性を探る機会になさって下さい。
習得できる知識
・FT-IRイメージング測定でわかること。
・FT-IRの測定方法と得られる情報。
・イメージングとポイントデータとの違い。
・イメージング図のつくり方。
・FT-IRイメージング測定の限界。
・食品・工業・薬品分野の事例
セミナープログラム
1.はじめに
1-1.本セミナーのポイント
1-2.分析の目的
1-3.分析の中でのFT-IRの位置づけ
2.FT-IRの測定方法と得られる情報(FT-IR概要)
2-1.FT-IRの使用波長と得られる情報
2-2.測定方法の違い(透過・反射・ATR)
2-3.FT-IRの本体測定と顕微測定による違い
2-4.顕微測定における各種測定方法とコツ
3.イメージング(マッピング)について
3-1.イメージングとマッピングの用語と違い
3-2.ATRのクリスタルによる空間分解能の違い
3-3.イメージングとマッピングの比較
3-4.それぞれの測定方法と空間分解能の比較
3-5.イメージング(マッピング)測定でスペクトルが得られるまで
3-6.イメージング(マッピング)で得られるポイント測定解析とは違う情報メリット
3-7.実際のイメージング(マッピング)の測定と解析事例
3-7-1.スペクトルピークからの解析
3-7-2.多変量解析を使用した解析
3.8.2次元可視化(イメージング/マッピング)のメリット/デメリット
4.イメージング(マッピング)の実例
4-1.分解能比較例~高分解能のメリット~
4-1-1.記録媒体の成分分析例
4-1-2.セルロースナノファイバーの変性分布例
4-1-3.薬の成分分析例
4-1-4.異物の分析例
4-2.1次元と2次元表示データの比較例~可視化のメリット~
4-2-1.食品の材料分布例
4-2-2.フィルムor成形体の配向例
4-2-3.成形体のOK/OUT
4-2-4.ポリエチレンの熱劣化機構解析例
4-3.多量のデータを活かした解析例~統計計算、多変量解析のメリット~
4-3-1.多量のデータの利用;樹脂中のセルロースナノファイバー分散例
4-3-2.多変量解析の利用;薬材の成分分布と製品管理
5.イメージング(マッピング)のデメリット/メリット
5-1.装置に関して
5-2.測定に関して
5-3.解析に関して
6.目的に合わせた測定方法の選択を考える
7.講義のまとめ
セミナー講師
あなりす 代表(工学博士・キャリアコンサルタント) 岡田 きよみ 氏
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合39,600円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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