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★プラスチック産業において、避けては通れない低環境負荷材料の開発において、キーマテリアルとなるセルロースについて説明!
★CNF強化プラスチックの製造方法と評価、開発動向などを解説!
セミナー趣旨
4月1日から施行されたプラスチック資源循環法は、従来のプラスチック材料に代わる環境素材を求める大きな契機となっています。本講座では、プラスチック産業において、避けては通れない低環境負荷材料の開発において、キーマテリアルとなるセルロース、特にCNFを使ったCNF強化プラスチックの作り方、性能、機能を説明いたします。CNF複合材料設計の考え方は、ミクロセルロース繊維強化プラスチック、バイオプラスチック複合材料にも通じるものであり、今後の材料開発にお役立ていただけると思います。特に強化材の分散、プラスチックと強化材の界面接着性の構築に注力することが重要です。
【講演のポイント】
プラスチックを加熱して融かし、さまざまなフィラーと複合化する溶融混練法について、いくつかの装置の特徴を解説します。
特にCNFをフィラーとした材料については、材料設計、特性を詳細に解説する。
習得できる知識
CNF強化プラスチックの製造方法と評価,開発動向など。
セミナープログラム
- CNFの概要
基本特性,種類,性状 - 京都プロセス
- 概要(樹種選定→成分分離→予備解繊→化学変性→複合化→成形加工)
- 複合化,成形加工において使用する装置
- 溶融混練機とそのメカニズム,混練,分散の考え方
- 成形加工装置として,射出成形機,発泡成形機
- 評価において使用する装置(観察,力学的特性,耐熱性)
- 樹脂との相溶性を高めるセルロースの化学変性
- 様々な化学変性と物性の相関
- CNF強化プラスチックに対して有効な化学変性とその物性
- CNF強化プラスチックの特性
- CNF/エンジニアリングプラスチック
- CNF/ポリアミド
- CNF/汎用プラスチック
- CNF/バイオプラスチック
- まとめと意見交換
- 最近のCNF強化プラスチックの検討事例
- CNF強化プラスチックの今後について
【質疑応答】
【講演キーワード】
セルロースナノファイバー,CNF,プラスチック,複合化,低環境負荷,高力学的特性
セミナー講師
地方独立行政法人京都市産業技術研究所 産業技術支援グループ ユニットリーダー 博士(学術) 仙波 健 氏
セミナー受講料
【1名の場合】39,600円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
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